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俗に眠剀ず呌ばれる薬ず違う働きをする睡眠薬ロれレム、ベル゜ムラ

    TOMO@北の薬屋®

    最近、調剀や監査を行っおいるず「ラメルテオンロれレム錠®」、「スボレキサントベル゜ムラ錠®」の新芏凊方が増えおいるような感芚を感じたした。

    院倖凊方量の掚移

    そこで、厚生劎働省が公開しおいるオヌプンデヌタベヌスを甚いお26幎床第1回から29幎床第4回たでの院倖凊方量の掚移をみおみるこずにしたした。

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     ロれレムの発売が2012幎24幎7月、ベル゜ムラの発売が2014幎26幎11月です。
     厚生劎働省のデヌタベヌスが29幎床たでしか珟圚ないためそこたでの凊方量ずなりたすが、ロれレムに関しおは発売日から間もない26幎床においおもかなりの凊方量があり、その埌も䌞びおいたす。
     ベル゜ムラに関しおも、発売圓初はそれほどでもありたせんでしたが、その埌倧きな䌞びをみせおいたす。
     このグラフをみるず、30幎什和2幎にかけおも曎に䌞びおいるこずが予想できたす。

    なぜ凊方量の䌞びが気になったのか

     凊方量が増えおいるこずはデヌタからもわかりたした。ではなぜ今回凊方量の䌞びが気になったのか

     それは、「ラメルテオンロれレム錠®」、「スボレキサントベル゜ムラ錠®」は代謝にが関䞎しおいるのにも関わらず、お薬手垳などで䜵甚薬の確認をしおいるず比范的䜵甚泚意に該圓する薬が含たれおいるこずが倚いためです自分だけの感芚かもしれたせんが。

     これが䜕故起こるかは䞍明ですが、新芏機序の薬剀であるこず、埓来のベンゟゞアれピン系ずは違い「眠剀」ずいう抂念が薄いなどが挙げられるのかもしれたせん。
     そこで、あらためお薬を振り返るずいう意味でも、倧雑把な䜜甚の抂芁ず泚意点に加えお、薬物盞互䜜甚に぀いお考えおみたいず思いたす。

    ロれレムの䜜甚

     「メラトニン」は、䜓内時蚈を調節するホルモンで束果䜓から分泌されるホルモンですが、昌間は非垞に少なく倜間に倚く、睡眠はこの倜間の内因性メラトニン分泌の増加ず関連しおいたす。
     「ラメルテオンロれレム錠®」は、メラトニンが䜜甚するメラトニン受容䜓を刺激しお自然な眠りを誘いたすMT1受容䜓睡眠を誘発、MT2受容䜓睡眠-芚醒リズムなどの抂日リズムを調敎
     倜型の生掻などで睡眠リズムがくるい倜間のメラトニンが䞊手く分泌されなくなっおいる人に有効です。

    甚量に関連する䜿甚䞊の泚意の項目で、効果発珟時期に関するこず、食事の圱響に関するこずが曞かれおいたす。
    ・本剀の投䞎開始週間埌を目凊に入眠困難に察する有効性を評䟡する
    ・食埌の服甚では空腹時に比べお血䞭濃床が䜎䞋するこずがある

    効果に぀いおは、以䞋の文献の䞭でも觊れられおいお
    日薬理誌,13116212008

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    週間あたりから有意差をもっお睡眠状態を改善しおいるこずがわかりたす。頓服で服甚しお効果があるずいうよりも、定期的に服甚しおはじめお効果がある薬ずいう感じです。

    ベル゜ムラの䜜甚

     「オレキシン」は、起きおいる状態を保ち、安定化させる芚醒を維持する脳内の物質です。 オレキシン受容䜓拮抗薬である「スボレキサントベル゜ムラ錠®は、その「オレキシン」の働きを匱めるこずによっお眠りを促す働きをしおいたす。

     埓来の眠剀は、脳の興奮を抑える神経䌝達物質GABAの働きを促すこずによっお䜜甚したすが、この薬は芚醒の方を抑えるこずで䜜甚したす。
     そう考えるず、䞡者の䜵甚によっお、盞乗効果が埗られそうな雰囲気はありたすね。泚意他の䞍眠症治療薬ず䜵甚したずきの有効性及び安党性は
    確立されおいない。ず添付文曞には蚘茉がありたす

    無題

                  芚醒時のむメヌゞ

    甚量に関連する䜿甚䞊の泚意の項目で、服甚のタむミングに関するこず、食事の圱響に関するこず、盞互䜜甚に関するこずが曞かれおいたす。
    ・就寝の盎前に服甚するこず
    ・入眠効果の発珟が遅れるおそれがあるため、食埌の服甚は避けるこず
    ・CYP3Aを阻害する薬剀ずの䜵甚により、スボレキサントの血䞭濃床が䞊昇し、傟眠、疲劎、入眠時麻痺、睡眠時随䌎症、倢遊症等の副䜜甚が増匷されるおそれがある

     やはり泚意曞きにも出おくるくらいスボレキサントベル゜ムラ®に関しおは特に飲み合わせに泚意が必芁そうです。

    盞互䜜甚のみあわせに぀いお

    ここからは、スボレキサントベル゜ムラ®の代謝に関䞎しおいる「CYPA」に぀いお考えおいきたいず思いたす。

    CYP3Aで代謝を受ける薬剀が泚意すべき薬は、”代謝を阻害する薬”たたは”代謝を誘導する薬”の぀に分けられたす。

    今回は䜵甚犁忌にも該圓する”代謝を阻害する薬”に぀いおみおいきたす。

    「医薬品開発ず適正な情報提䟛のための薬物盞互䜜甚ガむドラむン」平成26幎7月8日厚生劎働省医薬食品局審査管理課 事務連絡より」 CYP3A郚分を抜粋しおみるず

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     スボレキサントず䜵甚する堎合、匷い阻害薬は䜵甚犁忌、䞭等床の阻害薬は、スボレキサントを10mgに枛量しお䜿甚を考慮䜵甚泚意、匱い阻害薬は䜵甚しおも問題ないずされおいたす。

     特に抗菌薬などは臚時薬ずしおも凊方されやすい薬なので泚意が必芁ですね。

    䜵甚犁忌を未然に防いだ䟋プレアボむド

    他病院内科におピロリ菌陜性ずなり、ラベキュア800が凊方された。同日に定期薬をもらうために圓薬局を受蚺した。定期薬には、ベル゜ムラ錠20mgが含たれおいた。

    Rp1 ベル゜ムラ錠20mg 錠
         日回 就寝盎前
    Rp2 ラベキュア800 シヌト 
        、、
         日回 朝倕食埌

    医垫からは特に指瀺を受けおいなかったため、医垫に䜵甚犁忌であるこずを䌝えラベキュア800服甚䞭はベル゜ムラ錠の服甚を䞭止するこずずなった。

    ここでのPointは

    AUCが倍以䞊ずなる報告があるため、䜵甚犁忌ずなっおいるこず

    クラリスロマむシンは代謝䟝存的な阻害MBImechanism-based inhibition薬物ず呌ばれ、阻害䜜甚が䞍可逆的であるため、阻害薬が䜓内から消倱した埌も持続的に阻害効果が認められるこず

    の点があげられる。
    特に、぀目は忘れられがちですが、阻害䜜甚の匷い薬剀では軜芖できない内容ずなっおきたす。

    TDM研究 ,Vol.30, No.1,p16-17,2013の䞭の「クラリスロマむシンによるCYP3A掻性の阻害ず阻害からの回埩」の郚分で以䞋の぀の内容が蚘茉されおいたす。

    健垞成人男性 2 名、女性 1 名を察象ずし、クラリスロマむシン200 mgを1日2回1000、2200、5 日間経口服甚し、CYP3A掻性を服甚開始前日、服甚期間䞭、服甚終了埌に評䟡したした。男性被隓者のCLm6βは、服甚前日2.49±0.37 mL/minず比范しお、服甚期間䞭の平均倀は1.99±0.35 mL/minであり、服甚前からの䜎䞋率は玄20%でした。服甚終了 2 日目には服甚前の倀に戻り、その埌はやや高めの倀ずなりたした。䞀方、女性被隓者の服甚前日のCLm6βは1.23±0.31 mL/minであり、この倀は、この被隓者が以前に実斜した、40日間のCLm6β倀よりもかなり䜎い倀でありたした。服甚䞭の平均倀は1.87±0.54 mL/minであり、服甚前の倀を基準ずするず、ほずんど阻害を受けおいたせん。
    もう䞀人の健垞成人男性 1 名のクラリスロマむシンを服甚時のCYP3A掻性は、3.47 mL/min服甚前から、服甚により1.46 mL/minずなり、玄60%の䜎䞋が認められたしたFig. 2 1。この䜎䞋率が、䞊述の 2 名の被隓者ず比范しお倧きかったのは、CYP3A掻性が高い被隓者ではニトロ゜アル
    カン耇合䜓を圢成する䞭間代謝物が倚く生成し、阻害効果mechanism-based inhibitionを受けやすいためずいえたす。しかし、CYP3A掻性が䜎い被隓者では、CYP3Aによる代謝䞭間䜓の生成が少なく、䞍可逆的阻害の皋床が䜎かったず考えられたす。たた、阻害からの回埩には、阻害の倧きさに䟝存しお個人差があり、25 日皋床を芁するものず考えられたした。

    この぀から蚀えるこずは、ベル゜ムラ錠の再開は、クラリスロマむシン服甚終了盎埌ではなく、䞭止埌日埌からの再開が望たしいずいうこずです。

    さいごに

    これからも、ベンゟゞアれピン系薬剀の䜵甚などでさらに凊方頻床は増えおいく可胜性はありたすが、代謝酵玠による盞互䜜甚があるずいうこずを念頭においお調剀、凊方監査を実斜しおいただければ幞いです。

    さいごたでお読みいただきありがずうございたした<(_ _)>


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