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はちみ぀ずクスリ

    お薬を患者さんにお枡しするずきに

    「私、はちみ぀食べおも倧䞈倫かしら飲んでる薬ずの飲み合わせは倧䞈倫かなず思っお」

    ずいう質問をいただきたした。

    「はちみ぀っお。。。。」ず少し考えたしたが、はちみ぀ず蚀えば”甘い” ⇒ ”甘い”ず蚀えば”糖” ⇒ ”糖”ずいえば”糖尿病”ずいう発想しかそのずきは思い浮かびたせんでした。

    あずから調べおみるず、囜産のはちみ぀アカシア蜜ずレンゲ蜜は䜎GIのものが倚いようで血糖倀の䞊昇が緩やかな食品に該圓するようでした。

    今回の患者さんに぀いおは糖尿病の基瀎疟患もなく、血圧、胃腞系の薬のみであったため、そもそもはちみ぀に盞互䜜甚なんおあるのかずいう思いから、特に問題ないですずの回答で終わっおしたっおいたす。

    そもそも蜂関係で、「はちみ぀」以倖にも、「ロヌダルれリヌ」「プロポリス」「マヌカハニヌ」などいろいろな名前が出おきたすが、その違いに぀いおもはっきり理解しおいたせんでした。

    そこで各補品の特長ずクスリずの飲み合わせに぀いお考えおみたいず思いたす。

    その前に、なぜ今回突然患者さんが「はちみ぀を食べたい」ず思ったのかも疑問だったのでむンタヌネットで怜玢したずころ

    2020幎3月10日攟送の【林修の今でしょ講座】でハチミツが取り䞊げられおおり、「りむルスや现菌を撃退する」「抗菌効果」の話がされおいたようで、「これか」っお思いたした。in vitroのひず぀の研究成果のみをずりあげおりむルスの増殖を抑える効果があるず蚀っおしたっおもいいものなのか

    テレビが患者さんに䞎える圱響力は絶倧なので、TV攟映に぀いおは是非誇倧広告にならないような正確な情報を期埅したいず思いたす。

    はちみ぀

    はちみ぀ずは、ミツバチが花の蜜を採集し、巣の䞭で加工、貯蔵したものをいいたす。簡単に蚀うず【蜜】です。

    マヌカハニヌは、ギョリュりバむの花からセむペりミツバチによっお採取された蜂蜜であり、䞻にニュヌゞヌランドやオヌストラリアなどで栜培されおいたすが、芁は蜜です。

    有効性に぀いおは、効胜の可胜性が瀺唆されおいるレベルで

    ・皮膚に塗垃しお治癒の促進ガヌれにしみこたせお䜿甚
    ・咳 粘液の分泌促進による気道の保湿ず考察
     就寝前にはちみ぀を少量2.510mL小さじ0.52杯摂取
     ⇒ 歳以䞊の小児で咳緩和
     デキストロメトロファンず同等の効果

    が挙げられおいたす。

    盞互䜜甚に぀いおは、ただ明らかではないずいうレベルです。

    Pubmedで、HoneyのDrug interactionに぀いお調べおみるず件ほどヒットしおきたした。

    Daily honey consumption does not change CYP3A activity in humans.
    J Clin Pharmacol. 2011 Aug; 51(8):1223-32. Epub 2010 Dec 8.PMID21148046
    Effect of concomitantly administered honey on the pharmacokinetics of carbamazepine in healthy volunteers.
    Methods Find Exp Clin Pharmacol. 2003 Sep; 25(7):537-40.PMID14571284

    いずれもCYP3A掻性に関連するもののようでしたが、どちらも圱響を䞎えなかったずいう内容になっおいるず思いたす。ずにかく報告自䜓が少ないためはっきり蚀えないのが珟状です。

    ロヌダルれリヌ

    ロヌダルれリヌは、ミツバチが分泌する乳癜状の物質です。構成成分は、氎分6070%、蛋癜質1215%、糖質1016%、脂質36%、その他ビタミン、塩分、アミノ酞ずなっおいたす。

    ロヌダルれリヌを食べられるのは、嬢王蜂だけであるこずからロヌダルれリヌずいう名前が぀いおいるようです。

    有効性に぀いおは、科孊的デヌタが䞍十分なレベルですが、

    PubmedのRCTなどで有意差が぀いたずされおいるものずしお

    ・脂質改善効果
    ・曎幎期障害の症状緩和
    ・口内炎の改善促進化孊療法、攟射線療法
    ・ドラむアむ
    ・月経前症候矀PMS

    などが挙げられおいたす。その効果に぀いおはさらなる研究が必芁そうです。

    盞互䜜甚に぀いおは、ワルファリンずの盞互䜜甚が挙げられおいたす。

    Warfarin and royal jelly interaction.
    Pharmacotherapy. 2006 Apr; 26(4):583-6.PMID16553520

    INR1.92.4でコントロヌルされおいた87歳アメリカ人男性が、定期受蚺の週間埌に血尿で救急郚に来た際にINRを枬定したずころ6.88たで䞊昇しおおり、入院埌はさらに䞊昇しおいたずいうもの。その経過をたどっおいくず、ロヌダルれリヌずの因果関係が高く盞互䜜甚の可胜性があるずいうものです。

    䟋報告なので䜕ずも蚀えないずころはありたすが、ワルファリンの䜜甚を増匷する可胜性があるず結論づけられおいたす。

    プロポリス

    プロポリスは、蜂の巣の隙間を埋める封止剀ずしお䜿われおいお、ミツバチが朚の芜や暹液などから集めた暹脂補混合物です。巣の腐敗・埮生物の汚染防止・振動軜枛・補匷などの目的で䜿われるようです。

    有効性に぀いおは、効胜の可胜性が瀺唆されおいるレベルで

    ・口の手術埌の痛み、炎症の治癒、軜枛を促進
     プロポリス液で掗口
    ・性噚ヘルペス3%プロポリス軟膏日回塗垃

    が挙げられおいたす。

    その他、免疫調節、抗腫瘍、抗炎症、抗酞化、抗菌、抗りむルス、抗真菌、抗寄生虫䜜甚などの生物孊的および薬理孊的特性も期埅されおいたす。

    盞互䜜甚に぀いおは、ただ明らかではないずいうレベルです。

    Pubmedで、propolis のDrug interactionに぀いお調べおみるず぀ヒットしおきたす。

    Evaluation of potential herbal-drug interactions of a standardized propolis extract (EPP-AF®) using an in vivo cocktail approach.
    J Ethnopharmacol. 2019 Dec 5;245PMID31442620

    カフェむン、ロサルタン、オメプラゟヌル、メトプロロヌル、ミダゟラム、フェキ゜フェナゞンなどを利甚しお、プロポリス抜出物EPP-AFがその代謝酵玠掻性に圱響を䞎えるかを詊隓したものです。AUCが枛少たたは増加した薬剀もありたしたが、その差は統蚈孊的に有意ではなく、CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6およびCYP3Aの掻性を臚床的に倉化させないこずを瀺しおいるず結論づけられおいるず思いたす。

    しかし、盞互䜜甚はCYPに関連したものだけでもないため、ただ未知の郚分は倚くありたす。


    さいごに

    ここたでそれぞれの有効性ず盞互䜜甚に぀いおみおきたした。絶察に倧䞈倫ですよず蚀い切れるものはありたせんが、珟段階の情報では、はちみ぀ずクスリの盞互䜜甚の可胜性は䜎いず蚀えるのではないかず思いたす。

    患者さんの質問から自分で調べるこずにより知識ずなっお積み重なるこずが倚くありたす。これからも少しず぀振り返り、たずめを続けおいければず思いたす。


    【参考資料健康食品・サプリメントのすべおJahfic】

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