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喘息の吸入薬とスポーツ

    TOMO@北の薬屋®

    処方箋

    今日、このような処方箋がやってきました。

    Rp1)レルベア100エリプタ 1個
         1日1回 1回1吸入
    Rp2)モンテルカスト錠10mg
         1日1回 就寝前
    Rp3)メプチンエアー10μg100吸入 1本
         運動前 1回2吸入 1日2回まで

    とりあえず、用法の問題点は横に置いておいてください。

    これを見たときに、ん?「運動前」?ということは、スポーツマンだね。
    アンチドーピングの観点でみると、S3のベータ2作用薬の分類に該当してるけど、大丈夫だったかな?という考えがまず頭に浮かびました。

    それでは、その成分について見ていきたいと思います。

    処方されていた吸入薬

    〇 レルベア®

    ビランテロール 25μg

    フルチカゾン 100μg(100)
           200μg(200)


    〇 メプチンエアー®

    プロカテロール 10μg

    これを【Globaldro】で検索すると

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    いずれのベータ2作用薬も常に禁止される禁止物質に該当しています。

    もしこれが国体や国際大会に出る選手であれば【TUE申請】という流れになると思いますが、この方は40歳くらいの方で地区のバトミントンの大会には出ることがあるが趣味程度に楽しんでいる方でした。まだ治療を開始して1か月程度で運動中に発作が出ることが多いことから、運動前に試験的に吸入してみましょうということで処方になったものでした。

    しかし、最大投与量によっては規制を受けないベータ2作用薬もあることからそれらを選択してもよかったのかなという印象はあります。

    適正使用の範囲であれば規制を受けないもの

    〇シムビコート® ブデホル®

    ホルモテロール 4.5μg(24時間で最大投与量54μg)

    ブデソニド 160μg (24時間で最大1600μg、12時間

    〇 アドエア® (ディスカス)

    サルメテロール 50μg(24時間で最大200μg)

    フルチカゾン 100μg(100)、250μg(250)

    〇 アドエア®(エアゾール)

    サルメテロール 25μg(24時間で最大200μg)

    フルチカゾン 50μg(50)、125μg(125)、250μg(250)

    〇 サルタノール®

    サルブタモール 100μg(24時間で最大1600μg、12時間で800μgを超えない)

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     シムビコート(ホルモテロール)は維持療法以外にも「頓用吸入」が可能となっているので、これ1本でコントロールが可能となる可能性もありますし、アドエア(サルメテロール)を定期吸入で使用した場合、頓用としてサルタノール(サルブタモール)を使用するという選択肢もあったと思います。

    今後はそういった目線でもこの方をみていければと思っています。

    その他ベータ2作用薬

    他に禁止されるベータ2作用薬として

    ・フェノテロール(ベロテックエロゾル、シロップ、ドライシロップ)
    ・インダカテロール(ウルティブロ、オンブレス)
    ・オロダテロール(スピオルト)
    ・テルブタリン(ブリカニール皮下注、錠、シロップ)
    ・トリメトキノール(イノリン吸入液、錠、シロップ)
    ・ヒゲナミン(呉茱萸、細辛、丁子、蓮肉、附子、南天実やイボツヅラフジなどに含まれる)
    ・レプロテロール(国内未承認)

    日常あまり遭遇しないようなベータ2作用薬も禁止表国際基準には含まれています。


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