頭の中で薪をくべない
先日、知人と『嫌われる勇気』の話になりました。
読んだことがある方も多いかもしれません。
アドラー心理学をもとに書かれた本で、「課題の分離」という考え方が印象的な一冊です。
簡単に言うと、
**「自分がコントロールできることと、できないことを分けて考えよう」**という考え方。
自分が誠実に接することは自分の課題。
でも、相手が自分を好きになるか、嫌いになるかは相手の課題。
頭では分かります。
でも、これがなかなか難しい。
■ 嫌われたかもしれない
誰かと話した帰り道。
「あの言い方、良くなかったかな。」
「ちょっと嫌な気持ちにさせたかな。」
「もしかして嫌われたかな。」
そんなことを考える日があります。
そして考え始めると止まりません。
「あの一言かな。」
「いや、その前かな。」
「次に会ったらどうしよう。」
気づけば、その人のことばかり考えています。
■ 薪をくべる
その時、一緒に話していた人が教えてくれた言葉があります。
「薪をくべない。」
引き寄せの法則の考え方の一つだそうです。
私は詳しくはありません。
でも、この表現はとても分かりやすいと思いました。
最初は小さな火です。
「嫌われたかもしれない。」
それだけだったはずなのに、
自分で考え続けることで、
どんどん薪を足していく。
気づけば、小さな火だったものが、
頭の中ではキャンプファイヤーになっています。
相手は何も思っていないかもしれない。
そもそも、その出来事を覚えていないかもしれない。
でも自分だけが、
火を大きく育てています。
■ 課題の分離
そんな時に思い出したいのが、
アドラー心理学の「課題の分離」です。
自分ができることは、
誠実に接すること。
謝る必要があるなら謝ること。
次に活かすこと。
そこまでは自分の課題です。
でも、
相手がどう受け止めるか。
相手が自分を好きになるか。
嫌いになるか。
そこは相手の課題です。
ここまで抱え込んでしまうと、
自分の人生より、
相手の人生を生きることになってしまいます。
■ 最近の口癖
だから最近、
心の中で唱えている言葉があります。
「嫌われてもいい。」
もちろん、
嫌われたいわけではありません。
誰かを傷つけたいわけでもありません。
ただ、
相手の気持ちまでコントロールしようとしない。
そう自分に言い聞かせています。
すると少しだけ、
肩の力が抜けます。
■ 最後に
考えすぎることは、
悪いことではないと思っています。
そのくらい、
人との関係を大切にしているということだから。
でも、
考えすぎるたびに薪をくべていたら、
最後に苦しくなるのは自分です。
だから最近は、
「嫌われてもいい。」
そうつぶやいた後に、
もう一つだけ付け加えるようにしています。
「今日はもう、薪をくべるのはやめよう。」
不安はすぐには消えません。
でも、自分で大きくしないことはできます。
その練習を、
最近少しずつ始めています🐙
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