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お酒の飲みすぎが、髪の「夜間メンテナンス」を直接ジャマしているという事実

毎日の晩酌や髪のボリュームが気になり始めた方のための
知っておきたい毛髪科学のはなし

こんにちは。

おもろまちヘア美容Clinicの毛髪診断士です。

仕事終わりのビールや毎晩のお酒が日課になっている中で、「なんだか最近、抜け毛が増えて髪の立ち上がりが弱くなってきた」「朝起きたときに頭皮がベタつく」「髪質そのものが変わってパサパサしてきた気がする」と感じることはありませんか。お酒は心をほぐす時間でもありますが、過度な飲酒は目に見えない夜間の頭皮と髪の修復作業を直接阻害してしまうことがあります。

今日の記事で分かること

  • アルコールが髪の成長を妨げる仕組み

  • パサつきや抜け毛につながる理由

  • 今日からできるお酒との付き合い方

アルコール代謝と成長ホルモン阻害のメカニズム

夜間、私たちが眠っている間は、頭皮の毛母細胞が活発に分裂し、髪の成長や傷んだ組織の修復を行う「夜間メンテナンス」の重要な時間帯です。

しかし、体内に大量のアルコールが入ると、肝臓では有害物質であるアセトアルデヒドへの分解処理が最優先されます。この代謝過程において、髪の主成分であるケラチンタンパク質の合成に必要なアミノ酸やビタミン(ナイアシンなど)、亜鉛といった貴重な栄養素が大量に消費されてしまうのです。

さらに、アルコールは深い睡眠(ノンレム睡眠)を妨げ、髪の成長を促す「成長ホルモン」の分泌を抑制します。その結果、髪のヘアサイクルが乱れ、日本人平均の太さ約0.07mmから0.06mm以下の細い「軟毛」へとミニチュア化が進み、抜け毛や薄毛を引き起こす要因となります。これは、夜間に工場で製品(髪)をつくるための材料(栄養)が別の緊急作業に回され、製造ラインの電気(成長ホルモン)まで切られて作業が中断してしまう状態に似ています。

「髪質が変わった」と感じる理由

また、アルコールには利尿作用があり、体全体の水分バランスを崩しやすくする性質もあります。頭皮や髪も例外ではなく、健康な髪が本来保っている11〜14%程度の水分バランスが乱れることで、髪表面のツヤが失われ、パサパサとした手触りに感じられることがあります。このような栄養不足と乾燥の積み重ねが、長期的には「髪質そのものが変わった」という実感につながっていくと考えられます。

今日からできる「お酒と髪の健康」を守る専門ケア

難しく考えず、今日からできることから、一緒に整えていきましょう。

①休肝日をつくり、飲酒時は同量の水を一緒に飲む

肝臓でのアルコール分解負担を軽減し、体内の水分保持と代謝を助けるため、和らぎ水をしっかり挟みます。

②就寝前の2〜3時間前には飲酒を終える

睡眠中のアルコール分解による睡眠の質の低下を防ぎ、成長ホルモンが十分に分泌される深い眠りの環境を整えます。

③タンパク質や亜鉛、ビタミン類を意識したおつまみを選ぶ

アルコール代謝で失われやすい栄養素を補うため、豆腐や枝豆、魚介類などを日常の食事や晩酌に取り入れます。

お酒の時間を大切にしながらも、少しの工夫で髪への負担を和らげてあげられますよ。

もしご自身で髪を見てみて、何か気になることや「気のせいかな?」と思うようなお困りごとがあれば、いつでもご相談くださいね。

当コラムでは、毛髪科学や頭髪ケアに関わるさまざまなヒントをお届けしています。読者の皆さまが、いつまでも健康で美しい髪を保ち、前向きな毎日を過ごせるよう、少しでもお役に立てましたら幸いです。

【次回予告】

「今まで平気だったのに、急にかぶれるようになった」ヘアカラーでそんな経験はありませんか。次回は、突然起こるアレルギー感作の仕組みとは・・かぶれを防ぐパッチテストの重要性とは・・

\今月のポイント/

①過度なアルコール代謝は髪の生成に必要な栄養素を大量消費する

アミノ酸やビタミン、亜鉛が分解処理に優先的に使われてしまいます。

②睡眠の質低下で成長ホルモンが抑えられ軟毛化が進む

深い眠りが妨げられることで、髪のヘアサイクルが乱れやすくなります。

③休肝日と和らぎ水、就寝前の飲酒を控えて夜間の修復環境を守る

栄養バランスの良いおつまみも、髪の健康を支える助けになります。


― このコラムを執筆 ―
おもろまちヘア美容Clinic 毛髪診断士
▼ 公式ホームページ
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