
「好きなパン屋さん」の基準。
パン屋さんが好きだ。
先日「ここは!」と思えるパン屋さんに出会った。用事で少し遠くへ出かけることになり、家を出る前にスマホのマップアプリを眺めていたところ、目的地の近くに人気のパン屋さんがあることがわかったのだ。

お店に入ってすぐ、「ここは、やはり(私の好きな感じかもしれない)!」という直感があった。店内いっぱいにきれいに陳列された菓子パンや総菜パンを吟味しているうちに、その直感は確信へと変わる。
普段は口下手だが、お気に入りのものや場所に出会えたときは、急におしゃべりになる私。思わずレジで店員さんに話しかける。
「あの、このお店、めちゃくちゃすてきですね…!たまたま通りかかったところ、見つけまして」
(本当は、家を出る前から知っていて道中ずっとわくわくしていたけれど。)
「ありがとうございます!お店ができてから、今年で30周年なんです」
「あぁ、そうなんですね!私は去年、この区内に引っ越してきたんです。また近くに来たときには、必ず寄ります!」
「またお立ち寄りくださいね」
あぁ、なんてすてきだろうか。今日、ここに来てよかった。今日、在住1年目の私と30周年のパン屋さんが出会えてよかった。
昔から、なぜか私はパン屋さんが好きだ。これまでも引っ越した先々で、好みのお店を見つけては勝手に心のオアシスと思って通ってきた。
私の好きなパン屋さんというのは、だいたいこんな感じである。
価格帯が高すぎず、安すぎない
「クリームパン」「カレーパン」など定番のものがしっかり美味しく、かつ遊び心のある新商品もたくさんある
働いている人たちもお客さんも、にこやかである
どれも文字にするとありがちのように思えるかもしれないが、私の「ここは!」という厳しい基準をクリアしてくるパン屋さんは、実はそう多くはない。なかなかの関門なのだ。
カフェでも美容院でもスーパーでも、好みのお店との出会いは、暮らしに大きな癒しや安心感を与えてくれると思う。
とりわけ好きなパン屋さんで美味しいパンが買えれば、私は幸せなのだ。
