なぜあの人のプレゼンは、内容を覚えていなくても『すごかった』と記憶に残るのか?
「30秒しかない。」
異業種交流会や経営者の集まりでは、この30秒でその後のご縁が決まることもあります。
だから多くの人は、
「もっと伝わる言葉はないかな」
「もっとインパクトのある自己紹介にしたい」
と"言葉"を考えます。
でも、本当に人の心を動かすのは、言葉だけでしょうか?
実績は十分。さらなる伸びしろを探す
先日、ある経営者の30秒プレゼンを指導させていただきました。
その方は、かつて格闘技の世界で日本一を獲得され、現在は世界一を掴んだ選手を指導するコーチとして活動されています。
実績だけ見れば十分すぎるほど魅力的です。
実際、最初に作られていた30秒プレゼンも悪くありませんでした。
「必要な情報」はすべて入っていました。
ターゲットも伝えている。
何を提供しているかも伝えている。
最後には問い合わせへの導線もある。
ですが、プレゼンにはもう一つ大切な審査項目があります。
"相手の記憶に残るか"です。
小道具は「見せ方」で価値が変わる
実は最初、この方はグローブを着けたままマイクを持ち、最初からその姿で話そうとしていました。
もちろん、それだけで、その道のプロフェッショナルだとすぐに伝わります。
でも、その小道具の使い方(情報)は最初に見えてしまうと、それ以上の驚きが生まれません。
そこで私は、一つだけ順番を変えるご提案をしました。
初めは、グローブは後ろに隠しておく。
そして、
「私は世界一を掴んだ選手を指導するコーチ、そして自身もかつて日本一を経験しました。」
と言った瞬間に、グローブをした手をゆっくり上げる。
たったこれだけです。
すると会場には一瞬、「おぉ。」という空気が流れます。
人は"見えているもの"よりも、"途中で現れるもの"の方が記憶に残るからです。
言葉を変えるだけでなく、「間」を変える
さらに、言葉も少しだけ入れ替えました。
元のプレゼンでは、「次の壁を突破したい経営者へ、王者思考をお伝えしています。」という説明でした。
もちろん意味は伝わります。
でも、人は説明よりも結論に反応します。
そこで、
「最後に勝敗を分けるのは、技術ではなく『考え方』です。」という一文に変更。そして、その言葉を発するときに、グローブをこめかみに添え、少し間を取る。
この瞬間、言葉だけではなく身体もメッセージを伝え始めます。
Body Speechとは「身体で伝える言葉」
これがBody Speechです。
身体の動きは、飾りではありません。
言葉の意味を何倍にも増幅させる"もう一つの言語"なのです。
クライアントさまのお声
実際、プレゼン後にはこんな感想をいただきました。
「30秒スピーチが大きく変わりました。
場の空気の作り方、人を引き込む話し方、間の取り方、視線や細かな動きまで、一つひとつ丁寧に見ていただきました。
私のキャリアや強みを見た上で、『何を残し、何を変えればもっと伝わるのか』を的確にアドバイスしていただき、その結果、たった30秒でも相手の印象にしっかり残るスピーチができるようになったと実感しています。
『話す技術』だけではなく、『どうすれば人の心が動くのか』を学ばせていただきました。」
会場でご覧になった方々から「インパクトがすごかった!」、「印象に残った!」と言われたとのことでした。
30秒プレゼンは、流れ作業的に進むことが多いので、インパクト、大事です。
「何を変えるか」ではなく、「何を残すか」
私はこの感想の中に、とても大切な言葉があると思っています。
「何を変えるか」ではなく、「何を残すか」。
Body Speechは、誰かを演じるためのメソッドではありません。
その人が持っている魅力や経験を活かしながら、最も伝わる順番で届ける技術です。
実績を盛る必要もありません。
大げさに話す必要もありません。
ほんの少し、言葉の順番を変える。
ほんの少し、小道具を出すタイミングを変える。
ほんの少し、間を置く。
その積み重ねが、「伝わる」と「記憶に残る」の違いを生み出します。
印象に残る人には理由がある
私はこれまで数多くのスピーチを見てきましたが、うまく話せる人が印象に残るとは限らないことをクライアントにお伝えしています。
印象に残る人は、身体まで含めてメッセージを設計しています。
これがBody Speechの考え方です。
「話す」のではなく、"伝わる身体"で語る。
Body Speechを体系的に学びたい方へ
そんなスピーチを身につけたい方のために、Body Speechの考え方をUdemy講座で体系的にお伝えしています。
こちらは英語コンテンツですので、日本語字幕で学ぶ教材です。
人前で話す機会がある方。
30秒で信頼をつくりたい方。
プレゼンや自己紹介をもっと印象に残したい方。
ぜひ一度、Udemy講座をご覧ください。
あなたのスピーチも、言葉だけでは届かない景色が見えてくるはずです。
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