あんだけ走ればそらそうよ
最後の最後、あのゴールの瞬間
ワタクスもイチ視聴者として
ボールウォッチャーになった
いくら望遠でテレビを通して観て
フリーにするなと言える視野で
居られたとしても、ボールを追った
時間と共にボールの行方に目がいく
あの状況で外野がマークが甘いなどとは
とても言えない、冨安もかなりの疲労度
あの戦い方を選択したならば受け入れる
そういう状況下での結果だったのかなと
みんなあんだけ走ればそらそうよ、と
前半からヴィニシウスを相手にしつつ
後半も外に張りだしたヴィニシウスや
そのスペースに入ってくる選手を相手に
カバーする範囲がより広くなっていた
もともとスタミナ的にもそれほど強いと
言えるような選手ではないイメージだし
ガラスのDFであることは言うまでもない
ヴィニシウスに後半股抜きされた時点で
相当疲労も溜まっていたはずであるし
かといって交代してもすぐにスピードや
判断の速さに順応できるかといったらね
たしか菅原と冨安のあいだにいた
マルティネッリのポジショニングと
決定力と守備のズレを見事に突いた
ゴールは素晴らしかったんですけど
ラインを前半から高く保って賭けに出た
疲労も来るのは承知のうえで戦ったのだと
ワタクスは覚悟のうえでの戦い方と思った
ブラジルはやはり強いとは思ったが
塩貝の言うのもわかるかなと、スケールが
やや落ちている印象は正直、拭えない
日本はハイプレスからの高速カウンター
前田と伊東の2列目の醸し出すメッセージ
やはり体力を使い切る一戦必勝を期して
勝負に出る戦い方は誰も否定できない
日本はまだそこにいる実力であるから
優勝狙う国はこの1回戦の段階でも
相手を見て戦い方を柔軟に変え実行する
まだフルスロットルにはしてこないし
したくない状況だし、日本のハイプレス
想定していたはずで後半落ちたところ
サイドを活かしてスペースを突いてくる
王国は紡いだプライドと闘争心と冷静さ
蓄積された日本の疲労とマインドを
手のひらで転がすかのようにもてあそぶ
日本が優勝狙う国になるにはまずは
現状の一戦必勝的なシンドイ戦術を
やりきって上がるところまで上がる
そこに行き着いたら次、どうやって
余力を残しつつ試合の駆け引きをして
効率良く勝ち点をモノにしていくか
勝負どころでの体力的、精神的余力
そこにスポットを当てなければいけない
日本人は一生懸命、真剣に全力で
タスクをこなしやった結果が出ない
それでも一生懸命やった事を賞賛する
その美学やマインドは他国より強め
きっと一斉に頑張った、感動ありがとう
それで他の方法を考える事もせずに
また一生懸命頑張ってクジ運良ければ
もっと勝ち上がれるようになると言う
おそらく高みを目指す事と優勝する事
それはイコールで繋がることはない
別の次元のアプローチが必要だから
ハイプレスの先のタスク実行型玉砕は
国民性にマッチしているのもあるのだろう
でもその先に優勝狙う段階になって
かなりの確率で疲労で実力を出しきれず
また同じように道は閉ざされてしまう
日本人の精神性の延長線上にいまの
サッカーの戦い方があるのは明白だ
気力や異常な体力だけで勝てるなら
サッカーは今後面白くなくなるだろう
ただ私たちの国は一生懸命の美徳や
美学を捨て去ることは難しいので
外国人が違う角度でアプローチして
成功しないかぎりは、と考えてしまう
新しい4年後に向けてサッカー協会は
どんな決断をするのだろうか
最高の景色には、新しい景色を見つけ
実行する決断が必要かもしれない
