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「音楽評論」についてみんな小難しく考えすぎでは?

音楽ファンの間でかなり話題となった「音楽評論」について私も少し触れておきたい。


この記事を見ている人のほとんどはご存じだと思うが、ことの発端はサカナクション山口一郎氏が「批判が厳しいマンガ・アニメなどと比べ、音楽は褒め称えるばかりでジャーナリズムが死んでいる」と言った内容の発言をし、それに対し音楽系YouTubeチャンネルみのミュージックが反応した事に始まる。

この動画を機にみの氏を始め、このnoteでも数多くの「音楽評論」に関する記事が書かれている。


私の考え

こと音楽業界に限っては「良いものを良い」と褒めちぎる評論家しかおらず、「下手くそ、ダサい、ダメ」と言い切れる評論家が全くいないと感じており、非常に退屈である。
山口一郎氏の言うことに関してはごもっともだと思うし、批判的な意見があってこそそれを払拭しようとアーティストもレベルアップしていけるものではないか。

私もみのミュージックをはじめ音楽系YouTuberの動画もいくつか見るが、再生数を稼げそうなコアなファンダムを持つアーティスト(話題のアイドルや藤井風など)をヨイショする動画が多すぎてウンザリするところもある。

旧ジャニーズを始めとする「日本の大手事務所の圧力」というものが芸能界に昔から存在しており、ちょっとでも都合の悪いことを言おうものなら業界から干し事実上の廃業に追い込んできた歴史があるから、それに怯えて言いたいことも言えない評論家がいまだに多いようにも感じる。
それに加え、”推し活”アーティストを批判しようものならファンが寄ってたかってウザ絡みしてくるのを恐れて否定的な発言をすること自体をあえて避けているようにも感じる。


みんな小難しく考えすぎ

上記にリンクを貼ったみの氏のnote記事や他の人もこの「音楽評論」についてたくさんの記事を書いているが、みんな小難しい言葉を乱立させて複雑に考えすぎているのではないか。

山口一郎氏は「評論家は褒めてチヤホヤするだけじゃなく、"下手くそ、ダサい、ダメ"とハッキリ言うことでアーティストや作り手側に反省を促し、批判に対する反骨心から成長していける、そういう業界になって欲しい」という事を憂いているのだと私は解釈している。

それならば、発表された音源なり、ライブ演奏なり、テレビの生パフォーマンスなりに対し、「このパフォーマンス下手すぎじゃね?」「この音源のミックス、ダサくね?」「この曲展開やメロディーは安っぽくて聴くに堪えない」などと堂々と言える人が増えてくればいいだけである。

小難しい言葉をいくつも並べて”賢い記事”を書こうとしている人が非常に多く見受けられる。
もっとシンプルに考えてみてはどうだろうか?


Super Bowlハーフタイムショー本当に良かった?

”褒めてばかり”という件について、最近ちょうどいい事例があった。

アメフトに興味なくとも音楽ファンは毎年注目しているであろう、NFL Super Bowlのハーフタイムショー、今年はBad Bunnyというラテン系ラッパーのパフォーマンスだった。

※noteから直接は動画を観れないようブロックされているようなので、観たい方はこれをクリックしてYouTubeアプリから観て欲しい。(13分ほどの動画なので軽く観れる)

このSuper Bowlに関しても、私の知る限り皆手放しで大絶賛しているようだ。
確かに数百人を超えるであろう大人数のダンサーを従え、本物のカップルを呼びガチの結婚式をその場で行ったりと多幸感も感じられたし、1億人以上の人が一斉に視聴するアメリカの国民的行事においてスペイン語でやり切ったことも大きな意義があっただろう。

演出面は良かった。しかし、肝心の主役であるBad Bunnyの歌が全然良いとは思えなかった。
ラテンのノリなのかわからないが、リズムも音程もズレているように感じた場面が多数あったし(特に前半)、何よりスペイン語が1ミリも分からない日本人の私からは頻繁に発せられる「エイ!」というナヨナヨした声がたまらなくダサく感じた。
このしょっちゅう出てくる「エイ!」のおかげで聴くモチベーションがダダ下がりしたし、曲に関して言えばLady Gagaが出てきたところが唯一のピークだった。
(私の感覚がおかしいのか?と思って5,6回観たがやっぱりダサいと思う気持ちは変わらなかった)


否定的な意見は見ていて気持ちいいものではないかもしれない。
しかし、”多様性の社会”などと言われて久しい2020年代において少数派の意見も尊重していけてこそ多様性な社会なのだと思うし、私のように「今年のSuper Bowlはとてつもなくダサかった」と感じた人が同じ考えの人と出会えた時は嬉しく思うだろう。
日本人は周りの意見に同調することを美徳とする風潮があると私は感じている。Bad Bunnyも本当に良かったと感じたならそれでいい。
しかし、「今アメリカで売れてるから良いんだ」「みんなが最高って言ってるからすごく良いんだ」と知らず知らず周りの意見に流されて自分に暗示をかけている人も少なくないのではないか。
もっと自分の感性と感覚を大切にした方が良い。

このnoteは”私の今の頭の中”をアウトプットする場として利用しているし、お金をもらって記事を書いているワケでもないので、これからも「良いものは良い、ダメなものはダメ」と言い続けていきたい。

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