アニメ「違国日記」を観て
今年の1 〜3月期に放送されていたアニメ「違国日記」をNetflixで、1週間ほどかけて観ました。Netflixのホームにずっとオススメで出て気になっていたのと、ネットニュースか何かでCVに沢城みゆきさんと諏訪部順一さんのお名前を見かけたのがきっかけです。
いや〜、観て良かった。
原作未読なので全く先入観無しに観たのも良かったのかも知れません。アニメというより、実写ドラマを観ているようでした(実際、2024年に新垣結衣さん主演で実写映画化もされていました)。
決してドラマチックな展開はありませんが、主要キャラそれぞれが、新しい一歩をゆっくりと、でも確実に踏み出していく過程をじっくり描いていました。
私が物心ついた頃は、すでにテレビアニメもたくさん放送されていました。ほのぼの系から、SF系、ギャグ系、スポーツ系などジャンルも様々でしたが、ストーリー性の高いものが好きだった気がします。「ベルサイユのばら」「キャンディキャンディ」「未来少年コナン」あたり。なので、40代半ばから積極的にアニメ作品を見る様になっても、じっくりと落ち着いてみられるようなアニメが好きですね。その意味では、この「遺国日記」はストライクゾーンでした。
槙生さん、いいですよね。すらりと背が高くて中性的なビジュアルに、沢城さんの落ち着いたやや低温ボイス、ぴったりでした。複数のことが一度に処理できなくて引きこもり気味だけど、小説家で自立していて、理解ある友達や仕事仲間がいる。物書き界隈に生きている私には、理想すぎる大人ですわ~。
そんな槙生さんは、姪の朝ちゃんに様々な言葉を投げるのですが、その中でも「目立ったせいで誰かに文句を言われたらぶっ殺せ」は、今の私に刺さるものがありました。朝ちゃんが“自分はどんなキャラ(人間)になりたいのか”を模索します。人の前に出たい、でも怖い、そんな葛藤を抱える朝ちゃんに、ある意味覚悟を迫った言葉です。自分の“妄想”を世に出して生きている人=小説家としての言葉は重く、私の心にもずっしりときました。
そうなんだよなあ、覚悟なんだよな、今の私に足りないものは。
でも。もう50代半ば、せいぜい元気に生きられるのはあと20年、これ以上頑張らなくてもいいのかなとも思ったりする自分もいます。目立たず、他人様に迷惑かけず、その日その日を平穏無事に生きていければ。いい意味でも悪い意味でも後世に名を残すようなこともなく、ひっそりとこの世からフェードアウトする人生。きっと世の多くの人はそうやって生まれ、死んでいくのだから。自分もそんな“世の中の多くの人”の一人なんだから。
アニメは全13話、最後は主要キャラがそれぞれ新しい未来に一歩を踏み出して終わりました。「観てよかった」という感想はもちろんそうなのですが、改めて自分と向き合う時間でもありました。
あ、そうそう。6話の町中華デート中の槙生さんに激しく同意! そりゃもう、CV:諏訪部さんですからね、笠町くん。それだけでエロいっす(笑)
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