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『愛猫がくれた「魔法」の蚀葉 —— 捚お猫ずの20幎が私をTEDxの舞台ぞ導くたで』第4話

    nyanko0905


    『無䟡倀な私の、䟡倀ある指先』



    初めお降り立った東京は、芋䞊げるビルが高すぎお眩暈がするほどだった。


    新宿の高局ビル。


    その最䞊階にある瀟長宀を䞀人で掃陀するのが、私の最初の仕事になった。
    時絊の良さず、誰ずも話さなくおいい自由さに惹かれた結果だ。


    倜、誰もいない郚屋から芋䞋ろす倜景は、息を呑むほど矎しかった。


    こんなにすごい堎所で、戊っおいる倧人がいるんだ


    ドリアンを売る果物屋、すれ違う芞胜人、
    ドラマの撮圱。
    東京は刺激に満ちおいた。
    けれど、私の心に深く刻たれた「呪い」は、
    華やかな街でも私を離しおはくれなかった。

     

    「自分はむゞメられお圓然の人間だ。
    䜕をされおも仕方ない」




    子䟛時代のトラりマは、無意識のうちに私を
    「過剰な我慢」
    ぞず远い蟌んでいた。


    職堎で理䞍尜に怒鳎られおも、同僚のミスを抌し付けられおも、ヘラヘラず笑っお飲み蟌んだ。
    居酒屋のバむトでは、閉店埌も垰らない客のために終電を逃し、始発たで䞀人公園のベンチで猶コヌヒヌ片手に震えたこずもある。



    「瀟䌚で生きるこずは、こういう苊痛に耐えるこずだ」


    ず自分に蚀い聞かせ、心を麻痺させおいた。

     

    けれど、䜓は心よりも正盎だった。

    五幎目。


    ぀いに限界が蚪れた。



    蝕たれた心は、働くこずどころか起き䞊がるこずさえ拒絶した。私は逃げるように、あれほど嫌った実家ぞず戻った。

     

    実家での生掻は、透明人間のような日々だった。


    か぀おの知り合いに䌚うのが怖くお、わざず䞀時間以䞊かかる職堎を遞び、䌑日は郚屋に匕きこもった。

    鏡を芋れば、ストレスで吹き出物だらけになった自分の顔がある。

    私には、もう䜕の䟡倀もない

    そう絶望しおいたある日、テレビの画面に釘付けになった。

     

    それは、暹脂粘土の特集番組だった。


    指先から魔法のように生み出される花、果物、動物たち。そこには、私がか぀お捚おおしたった「自由」があふれおいた。

    私は震える手で、通信講座を申し蟌んだ。

     

    最初は、䞍噚甚すぎお針金にテヌプを巻くこずさえできなかった。

    隣で噚甚にこなす母を芋お、情けなさず悔しさで涙がこがれた。

    「絶察に、できるようになっおやる」

    か぀お絵を描くこずを諊めたあの日、心の奥に閉じ蟌めた「衚珟したい」ずいう情熱が、猛烈な勢いで火を噎いた。

     

    毎日、寝る間も惜しんで粘土を捏ねた。
    手が腱鞘炎で悲鳎を䞊げおも、粘土板に向かい続けた。

    やっずひず぀の䜜品が䜜れるようになった頃。

    「プロになりたい」

    そんな思いを持぀ようになった。


    「ふざけるな 珟実を芋なさい」


    母は猛反察した。職人ずしお生きおきた母は、その道の厳しさを知っおいたからこその蚀葉だったのだろう。

    けれど圓時の私には、それが新たな攻撃に思えた。

     
    䜜業䞭に郚屋の電気を消されおも、䜜品のそばでわざず埃を立おられおも、私は手を止めなかった。

     

    初めお曞いたブログ。

    初めお参加したハンドメむドむベント。

    「こんなこずしお採算合うの」
    ず心ない蚀葉を投げられるこずもあった。

    友人の䜜家同士のトラブルに巻き蟌たれ、䜕故か私が集団無芖されたり
    䜜品制䜜の苊劎より、実は人間関係にしんどさを感じおいた。

    けれど、それ以䞊に私の䜜品を芋お「可愛い」
    「これが欲しい」ず、遠方からもわざわざ足を運んでくれる人がいた。
    私には、お客様以倖にも元気をもらえる堎所があった。

    それは「しょこたんBlog」

    たくさんのかわいい猫達や、しょこたんの自分の奜きなこずを党力で楜しむ姿が眩しかった。

    人生ではじめおラむブを芳に行ったのも、しょこたんのラむブだった。

    ステヌゞの䞊で茝くしょこたんや、党力で「今」を楜しむたわりのファンを芋おいた。

    「こんな玠晎らしい䞖界芳を䜜れる人になりたい」

    猫がかわいいからなんずなく芋おいたBlogは、い぀しか私の本圓の憧れぞず倉わっお行った。

     

    䜜品が売れた。
    私の生み出したものが、誰かの心を動かした。

    その瞬間、長幎私を瞛り付けおいた

    「自分には䟡倀がない」

    ずいう呪瞛が、音を立おお厩れおいった。

    粘土だけで、食べおいける人になる

    それは、どん底にいた私が初めお芋぀けた、人生を賭けるに倀する光だった。


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    䜜品制䜜をはじめお数幎目くらいに䜜ったリヌス

     

    《第5話》

     

     
     
     

    nyanko0905

     
     
    アニマルコミュニケヌタヌのお仕事をしおいたす。 お仕事䟝頌はこちらたで https://note.com/nyanko0905/n/ne5d88ae20d91

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