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やりたいことリスト1:猫宿に泊まる

梅雨がまだ続く中で、珍しい晴れの日に私は愛媛にいた。
SNSをぼーっと見ていた時にたまたま見つけた宿。そこにはたくさんの猫が画面いっぱいに映っていた。猫がいる宿。想像しただけで素敵な空間が浮かび、いきたいと直感的に思った。住所を調べると、思いのほか自宅から車で行ける距離だったので、すぐに宿の予約をし猫に会える日をいまかいまかと待ち侘びていた。
宿泊日の前々日ごろに台風が接近していたので、大丈夫かなと不安になっていたが当日は台風一過、強い日差しが降り注ぐ気持ちのいい天気で旅を歓迎されているようだった。宿のチェックイン時間は15時。それまで周辺を観光しようと少し早めに自宅を発つ。
お昼ご飯には愛媛県宇和島市の名物、『鯛めし』を食べる。宇和島の鯛めしは生の鯛を出汁と卵が入った液体に漬けてご飯にかけて食べるもので、炊き込みご飯のような鯛めしより私はこっちの鯛めしが好み。美味しすぎてペロリと完食。

一緒に連れてきたモリゾーとキッコロと共に『鯛めし』


食後には街歩きマップを見つつ周辺を散策。前日に観光名所を調べて、臥龍山荘に惹かれて眩しい日差しを浴びながら向かう。ジリジリと焼けるような熱さの太陽に、まだ夏にならなくていいですよと呟きながら日陰がない道を進む。臥龍山荘に着くとおじいちゃんおばあちゃんが沢山いた。ツアーできているのか、足元がガタガタしている石の階段をよいしょと登っている。受付を済ませて山荘の中を探索。陰、涼しい。気持ちのいい風が通る。増水して濁っている川もなんだか色合いが相まっていい。

ぐるっと見回り、再び周辺を散策。レトロなものがたくさん集められているポコペン横丁やレンガ館などを見て周ったがまだチェックインの時間まで少しある。流石に暑さと歩いたことによる疲れが出てきたので、カフェで休憩。期間限定のパフェがあり、店内に入りすぐ注文。ピスタチオのパフェで、あまり食べないテイストのパフェだったが歩き疲れた体に染み渡るいい甘さのパフェだった。冷たいほうじ茶も喉をつたって、熱くなった体を冷やしてくれる。

いよいよ、待ちに待った猫宿へ。入り口を開けようとした瞬間から猫が迎えてくれる。なんなら脱走しかけの猫で店主がいそいそと猫を回収する。ずっとニヤニヤが止まらない。幸せな空間。部屋に荷物を置き、猫たちに触れ合いに行く。18時までは猫たちがうろうろしているので撫でたり、おもちゃで遊んだり、店主も優しく猫が近くにいなければ引き寄せてくれる。


宿では現在3匹の猫が夜一緒に部屋でお泊まりしてくれるイベントがあり、希望者が3組以上いれば抽選となる。今回私含め4組が希望し、1組だけ猫と共に過ごすことができない。この時点で嫌な予感がした。店主も今回はかわいそうな感じになるそうですねと。猫にチュールを与えている間に抽選が始まりくじを引く。一斉にくじの紙をめくる。めくった瞬間声が出た。本当に、声が漏れた。外れたのである。外れるだろうと一瞬でも思ってしまったは故に、その後に強く、いや、大丈夫、当たる当たると思っても、最初に感じた感は1番強い力を発揮する。しおしおになりながら、別に平気ですよ、猫と泊まれなくてもという顔で他の宿泊者を強いまなざしで見つめていた。
このように、猫宿の醍醐味であった猫と一緒に寝るは果たすことができなかったが、距離は近いのでまたリベンジしようと思う。やりたいことリストの中に猫と一緒に寝るもあるので、こちらも達成せねば。
朝もチュールタイムを行い、チェックアウトギリギリまで猫たちと触れ合う。あちらも少しずつ心を開いてきてくれてちょっとそばに寄ってきてくれるようになった。名残惜しいがみんなに別れを告げる。また、すぐにでもいきたい。

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