ただの玉ねぎの話だよ
わたしの冷蔵庫には大抵玉ねぎが居る。
玉ねぎがいると安心する。
汎用性高いし、かなり優秀。絶対的な信頼。
大好き玉ねぎ!
ところで、近頃よく売られている新玉ねぎの外側はヌルッとしている。新鮮すぎてヌルッとしちゃうらしい。
危うく自分の手を切ってしまいそうなヌルヌルスリル。
ヌルヌルスリル。
これって新玉ねぎならではこそだよね。
ただ玉ねぎを切りたいだけなのにヌルヌルだからいつもより慎重に包丁をとおす。
なんてったって、去年はこの新玉ねぎのヌルヌルのせいで
指先を少し切ってしまった。
しばらく何をしてても傷口がツンっと染みて辛かった。
危険。かなり。危険。
でも大抵、新玉ねぎは玉ねぎより安い。
新しいのに安いなんて なんでだよ。
古いモノの方が安くなるんじゃないのかよ。
どんな物、事、人も古くなればなるほど
価値が下がる世界。
そんな感覚が呪いのように
頭にビッタリくっついちゃってる。
ほんとーに嫌な感覚だね。
飲み屋で年齢を聞かれて答えると
「若いね〜いいね〜」
と言われる。
ほんとーに嫌な感覚。
新玉ねぎはなんだか高尚で 切れるもんなら切ってみろよって有り余る自信に直視できない眩しさを感じる。
若々しいんだ。
でもね、古い玉ねぎ 私はすきだよ。
指を切らないし。
味の違いなんて炒めてしまえば分からない。
馬鹿舌だからね。
美味しい玉ねぎでありたいな。
古くても新しくても、
私とあなたの調理次第でしょう。
