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Photo bynoouchi

「お気に入り」が怖い。


    その1:キティちゃんバッグ

    多分私が3歳くらいの頃、お気に入りのキティちゃんバックを持って母とお出かけ。

    ルンルン気分で家に帰ったあと、そのキティちゃんバッグがないことが判明。

    恐らく道端にバッグごと落として帰ったんだろう。
    (なにしてんだか。。)

    母にすごく怒られたのと、なくしたことに対してすごく落ち込んだことは未だに覚えている。

    自分が落としたから自業自得なんだけどね。


    その2:ドット柄の傘

    小学生の頃、習字を習わせてもらった。

    習い事に行く日、雨が降った。

    新品の傘の出番だ!!とその傘と共に張り切って習字へ。

    白い生地に水色とピンクのドット柄が入っていて、すごく可愛い。
    (未だにハッキリと覚えている)

    雨の日はなんだか憂鬱気分になりがちだけど、この傘と一緒だったから
    ウキウキ気分。

    習字教室の玄関に立てかける。
    (終わるまで待っていてね!)


    習字の時間が終わり、玄関へ。
    ふと私の傘を見ると、
    そこには習字の墨がべったりとついていた。

    ・・・・・

    あまりにもショックすぎて声がでなかった。

    恐らく、私の前に習字教室に来ていた友達が先に帰った際に
    墨のついた手で私の傘を触ったのだろう。

    その子はすごく裕福な子で、家も一軒家、自分の部屋を持っていて大きな庭もあって犬も飼っているような子。私の持っていないシルバニアファミリーも沢山もっている。

    私の家は全然裕福じゃなかったし、そんな中で買ってもらったお気に入りの傘なのに。。。

    とてもむなしくて、悲しくて、それ以上は深く考えられなかった。

    友達に問い詰めることもできただろうに、そのときの私は何も言えなかった。

    そんな自分にも嫌気は指したが、そのときくらいから自分の感情を抑えるようにもなっていてすごく生きづらかった。

    水色とピンクのドット柄に真っ黒の模様が染みついて、たった一つのシミなのに全てが台無し。

    私はこのとき何かを悟った気がする。

    ああなんて不条理なんだと。

    小学3年生の私なりに、どうにもこうにもならない沸々とした
    何かを感じていたように思う。

    私にはこの傘を持つ権利もないのかと、もう何もかも嫌になった。

    その3:カップケーキの形をしたリラックマのキーホルダー


    中学生のとき、お小遣いを握りしめて手に入れたリラックマのキーホルダー。

    スクールバックにつけたくて買ったもので、やわらかくて触り心地もよくてお気に入り。

    スクールバックにつけて間もないころ、あるとき教室にもどって自分のバックを見るとキーホルダーがない!!!!千切れている。。。

    あたりを見回すと、千切れたリラックマのキーホルダーが転がっていた。

    何も言えなかった。すごくショックだった。

    無言で拾い、何もなかったかのように席についたが、先生にも親にも怖くて言えなかった。

    恐らく、男子が走り回った際に足に引っかかった?か何かで千切れたのか、
    故意に壊されたのかは分からないが、折れてしまっていてもうキーホルダーとしては修復不可能。

    そのころなぜか私は軽いいじめにあっていて、強めの女子に嫌われていたせいか、その女子の彼氏?に恐らく壊されたのだろう。
    (自分が中学生の頃、今のようにSNSが主流じゃなくてある意味本当によかったなと思う。)

    なんかもうすごく嫌だった。

    でも感情が麻痺していて、ああもう私はお気に入りのものを持つ資格なんてないんだ。。となぜかそう思うようになり。

    それからは気づいたら当たり障りのない無難なものばかり選ぶようになっていた。

    (ほんとに私って極端だな、、)

    自分の感情を表にだすと誰かに迷惑がかかると思い、ずっと自分を隠して
    生きてきた学生時代を思い出すとすごく気分が落ち込む。

    どうして私は過去に囚われているのだろう。

    あのとき表に出せなかった感情がまだどこかでグルグルと消化不良のまま存在しているのかもしれない。

    ほんとにバカみたいって自分でも呆れるときはある。



    でももう流石に大人だからさ。

    好きな服とか好きな雑貨とか、少しずつ買えるものは買ったり。
    (最初はすごく怖かったけれど。また壊されるんじゃないかとか思ったり、、ほんと自分って厄介だけど。)

    無難なものでもいいんだけどさ、やっぱり自分が好きなデザインとかキャラクターだとよりテンションがあがるというか。
    自分で自分を大切にできているなって感じがするんだよね。

    お気に入りの持ち物を紹介しているYouTube動画を見るのもすごく好き。

    この人はこういうものが好きなんだとか、
    自分の好きなものを持っていてもいいんだとか思えるから。
    それが当たり前なんだろうけれど。

    私は一時期それがすごく怖かったからさ。

    「私はこれが好きなんです」って言えることがすごく嬉しいのです。

    たまに道端で見かける派手な格好している人とか、ロリータ服?とか着ている人とか、自分の好きを全力で貫いている感じがして結構好きだったり。
    (そのもの自体が好きというより、周りを気にせずに自分のアイデンティティを貫く姿勢には少し憧れる)
    (あくまでも公共の場では迷惑かけたらダメだけどね!!!!!!!!)



    多分理解してくれる方はすごく少ないと思う。
    自分でも自分が嫌いになるときもあるし、どうしてこう考えてしまうんだろうと落ち込むときもある。

    好きな自分でいよう!!なんて言っても、
    好きな自分とは??とよくわからなくなるときもあるし。

    まあ、あんまり深く考えなくてもいいのかもしれないね。

    一回考えると、深く深く考えがちなのよ。私は。

    いったん深呼吸して、自分の「好き」を追求していけば
    より生きやすくなるのかもね。


    もっと自分に正直になりたい。

    今は自分をレベルアップさせるためのリハビリ期間なのかもしれないね。

    そう前向きに捉えるようにしよう。
















     
     
    20代会社員。これまでに転職を4回経験しました。「次こそは...!」と一念発起挑んだ職場で適応障害になり、やむなく退職。。。真面目すぎる自分をまずは認めてあげて、ほどほどに生きるのが今の目標です。

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