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パッと撮った写真のよさ

    最近自身の写真を
    整理していて気づいたことがある。

    「構図を整えタイミングを調整した写真」より、
    「直感に従い反射的にパッと撮った写真」の方が
    本当の意味でお気に入りになっている率が高い。

    おそらく他人からは
    この二つを見た目だけで、
    判別するのは難しいと思う。

    たとえばこの二枚。
    どっちが反射で撮った写真かわかるだろうか。

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    選択肢A
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    選択肢B




    正解はB。

    わかりづらいと思うので補足すると、
    Aは画面内のオブジェクトの
    バランスを調整しながら10枚ほど撮影。
    Bは奥さんとの買い物帰りに遭遇し、足を止めずにすれ違いざまに2枚撮影した。

    では次はどうだろう。
    これはわかりやすいと思う。

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    選択肢A
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    選択肢B




    正解はA。

    ブレている感じもあるから
    反射で撮っているのが伝わりやすかったと思う。


    計算と直感を比べて
    「どちらが優れている」という話ではない。

    しかし私自身は、
    直感で撮った写真の方がなんか好きだ。

    自分からみた自身の写真は
    どうしようもなく作為の塊だ。

    例えば自分の写真が整っているように見えるのは
    「被写体の向きでバランスをとっているから」
    「同系色以外をフレームから外しているから」
    のような話を当然ながらわかってしまっている。

    逆に直感だけで撮ったものは
    自分の作為を感じないから好きなのかも。

    今まで育ててきた目に反応したものを
    ただ撮って、それがよい感じに整っていると
    純粋に自分自身に感動するからかもしれない。

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    自分で自分の写真に感動する、
    なんておかしな話かもしれないけれど
    でも実際そうなのだ。

    自身の写真のタネや仕掛けは
    自身が一番よくわかっている。

    「どうやって撮ったんだろう」と
    思案をめぐらせるのは基本無理だ。
    意図、構造、工夫の全てを既に知っているから。

    だから当然のことながら
    自分の写真で驚くことなんかできない。


    しかし直感で撮った写真からは、
    自分の作為はあまり感じないように思う。

    「〇〇という場所で△△のカメラで撮りました」
    みたいな話はもちろん話せる。

    でも、無意識に反射で撮っているから
    「××がよいと思ったから□□のように撮った」
    みたいな話が正直あんまりできない。

    だから直感で撮った写真に関して
    何か尋ねられると、

    「なんかいい感じの場面があったので、
    シャッター切ったらいい感じに撮れました!」

    のような馬鹿みたいな返答しかできない。

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    少し話は変わるが
    先日大阪の合同展示に参加した際に、
    私の写真には「謎がある」と言ってくださった写真家さんがいた。

    2日間で一番嬉しい感想だった。

    その時は何で嬉しいのかわからなかったが、
    「謎のある写真」というのが私が最近無意識に
    目指していた方向性だったからだと今では思う。

    私は自身のユーモアフォトを
    面白がっている人を見るのも好きだが、
    「この写真はどうなっているんだろう」と
    頭を悩ませている人を見るのも
    同じくらい好きだ。

    ただ謎ばかり散りばめてしまうと、
    単にわかりづらい写真になってしまうので、
    理想は小首を2回かしげるくらいの塩梅にしたい。


    謎のある写真ってどういうものなのかは
    正直今もわかっていないので言語化は難しい。

    でも今これを書いていて
    「謎のある写真を撮ろう」と考えて
    撮るのは自分にはなんだか難しそうだと思った。

    私の今の力量では「人がどうやったら自分の写真を見て謎を感じ、思考を巡らせてくれるのか」を計算して撮ることなんてできないんだろうなって気がしている。

    だから、直感に素直に従って
    自分にすら理解できないものを撮って
    それを人に見てもらう方向
    でしばらくはいいんじゃないだろうか。

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    Num

     
     
    Streetphotographer📸 | based in Tokyo 見慣れてしまった日常風景を面白がる、をテーマに自分なりの視点を大切にしながら撮影しています。 Amazonアソシエイト参加

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