【日常エッセイ】夏の日のクレーン車|言葉の庭の企画「猛暑を〇〇〇の力で乗り切る!」
朝、仕事に向かう。
セミが鳴いて、日差しが眩しい。
日傘を差していても、太陽に腕を焼かれる。
ふぅぅ。
残暑にへこたれそうです。
わたしの職場は、自宅からとても近い場所にあります。
だから、「通勤でバテる」ということはないんです。
それでもやっぱり、朝から30度を超える日は、しんどいですね。
お年頃もあるのでしょうか。
「揺れる乙女」
とか言ってますが、40代半ばですからね。
いろいろあります。
だけど、今年は、ちょっとだけ、いつもの夏と違っていました。
職場まで続く道に接して、広大な面積の工事をしています。
毎朝見ていると、そこで働く方々は、
どうやら8時過ぎから作業をしているんですね。
わたしが横を通るころには、大型クレーン車が、鉄柱を運んでいる最中です。
空を見上げると、クレーン車がそこにあって、なんかもう、それだけで感動してしまいます。
勝手な妄想なんだけど、クレーン車がわたしを「おはよう」と出迎えてくれているようで。
それに、この暑い中、四の五の言わずに働いている人がいる。
(実際にはゴニョゴニョ言っているかもしれませんよ。
でも聞こえないくらいの距離なので)
なんか、それだけで、
「わたしもがんばろう」
というか、
「こんな暑い中労働している人がいるんだから、わたしもやらなきゃな」
というか。
そんなことを感じています。
だから、今年は本当に不思議だけれど、昨年までに比べて、
「し…しんど……」
と思うことがほとんどありませんでした。
……たぶん。
知らんけど。
夏が終わっても、工事はしばらく続きそうです。
少しずつ少しずつ、出来上がっていく建物。
その様子を見ていると、一層元気がもらえます。
人ってすごいですね。
大きな大きな建物なんですよ、それを人が作ってるんです。
設計した人がいるんだなぁ。
関わっている人はみんな、家族に、
「おれが建てたんやで」って、
胸張って言うんやろうな。
立派やなぁ。
ちょっと涙でる。
振り返ると、今年は、そんなことを頭に浮かべながら、職場へ通う夏でした。

かぜの帽子さんのメンバーシップ、言葉の庭の企画「猛暑を〇〇〇の力で乗り切る!」について書いてみました。
お盆時期は涼しくなったり、乗り切るのイメージがあまり湧かなかったのですが、残暑が厳しくなって、やっと書けました笑
かぜの帽子さん、参加させていただき、ありがとうございました✨

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