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白でも黒でもない。わたしは黄色

職場の方が、あるお宿に泊まられました。

そこは、「出る」お宿だったそうです。

わざわざ「出るところ」を探して、
お金を払って宿泊し、
動画を撮影されていました。

恐る恐る見せていただくと……

めちゃくちゃいました。

何が?

怖いものではありません。

座敷わらしです。


正直言うと、本当に座敷わらしかどうかは分かりません。

わたしには、光が写っているようにしか見えませんでした。

光が強いの、弱いの。
大きいのや、小さいの。
動くのが早いのとか、遅いのとか、
点滅してるのとか。
ただ、行き交っていました。

絵本を読んでいると、
盛り上がりポイントと「おしまい」で、
バンと扉が閉まったんだそうです。

信じられますか?
座敷わらしがいる!!
って。

わたしは、信じてはいません。

んなわけ!!

とも、思っていません。

「へぇぇ、そうなんや」
それで終わっています。

その動画を隣で見ていた人が言いました。
「これは本物やな」

え?

今の今まで知らなかったのですが、その方は、見える系の方でした。
たまに。
斜め前にいる人も、「感じられることがある」と話していました。

そんな……

もしかしたら。
わたしも、見えないって思ってるから、見えていないのかもしれない。
ふとそんな思いが浮かびました。

奥さんが妊娠したら、急に街中の妊婦さんが目につき始めるように、

一度見えだすと、あちこち見えちゃって、こまっちゃう!
かもしれません。

知らんけど。

どちらにせよ、見えているものだけが、決して全てではないですよね。


わたしは以前は、見えないことや分からないこと、不確実なことが怖くて仕方ありませんでした。
白か黒かにしてほしかった。

どっちかにしてくれなきゃ!
って困っていたんです。

ハッキリしてくれないと、
わたしがどう動いていいか分からないから。

白か黒かを受けて、わたしは動いていたんですね。

うん、それも悪くはない。

そのときは、そうだっただけ。

だけど、今は、
「白でも黒でも、
あなたはあなたで決めていいよ。
わたしは黄色で行くね」

ふと、そんなふうに感じている自分に気が付きました。

いつの間にか、
お化けがいてもいいし、いなくてもいい。

不思議なことが起きるけれど、
因果関係は分からない。

白でも黒でもないことに、
寛容になっていたんです。

受け止められているかどうかは、
正直、判断に迷います。

ただ、
「そんなことも、あるかもね」
そう、真ん中に座って、ただ眺めていることができるようになりました。


どちらかに決めなくても、
決めてもらわなくても、
わたしは大丈夫。

ちゃんと選べる。

思わず、笑みがもれました。

ふふ。

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のぞみん|揺れる乙女、45歳 いただいたチップは、創作活動に使わせていただいております。 その活動をまたnoteにも還元しています。 いつも温かい応援をありがとうございます🤗