
小さなことを大きく悩む、わたしでいい
ある知人の話を聞いて、
絶句しました。
聞けば聞くほど涙が出た。
そして、質問したかった。
けれど……。
大学生のころ、「飲み会の梨本さん」と言われたわたしでさえ躊躇ってしまった。
絶縁。
死別。
相続。
病気。
昼ドラみたいだったから。
いや、韓国ドラマか。
やっと乗り越えたと思ったら次々と……
「なんでわたしばっかり……」
ずっとそう思っていたそうです。
そしたら、友達から、
「乗り越えられる人にしかそういうことは起きひんねんで」
と言われたのだとか。
確かに、幸せそうな今には想像もできません。
しっかりと乗り越えられたのでしょう
わたしは、しばらく、その話を受け入れるのに放心状態でした。
だけど、時間が経ってふと感じました。
「わたしが今まで悩んできたことは、どれもこれも小さなことだなぁ……」
息子達が勉強ができない。
トラブルを起こす。
バスケが下手くそ。
夫の態度が悪い。
次の企画どうしよう……
あんなに悩んで、泣いて、苦しんだのに。
自分の悩んでいたことを比べると、
思わず吹き出してしまいました。
「わたしの悩み、小さいなぁ」
どれに対しても真っ向から悩んできました。
真剣に悩んでいたときは、きっと男梅みたいな顔だったこともあります。
その時その時で、わたしにとっては人生を揺るがすような大問題に思えていたのです。
けれど。
わたしは、住居を追われたこともありません。
親兄弟も生きている。
わたしも元気にしてる。
今このときも、大きな悩みはない。
そして、できることならば、これからも、
平穏無事に安全地帯で悩んでいたい。
わたしは、小さなことを大きく悩む。
それって、本当は、幸せなことだったんですよね。
人から見たら小さな発見でも、
わたしにとっては、
世界が変わるように見えるときがあります。
人が聞けば笑うような話でも、わたしは大真面目なんです。
だから、これからもきっと、小さなことで揺れる。
それでも、ときどき思い出したい。
今日も家があって、
家族がいて、
わたしも元気に生きている。
その土台の上で、悩んでいる。
小さなことを大きく悩むって、
幸せだなぁ。
