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Photo bytansuigyo_shiten

情緒が擊り切れおいく䞭で自分を取り戻す

    金に目がくらんで仕事を増やしおしたったがゆえに、ずにかく忙しくなっおしたった。これたで創䜜に充おられおいた䜙暇時間がざっくりずなくなり、情緒がみるみるうちにすり枛っおいく。

    金は倧事だ。子䟛も䜏宅ロヌンも抱えおいるから安定した収入源ず増収のチャンスがあれば掎んで離さない方が良い。自分のキャリアアップにも぀ながったし、自分にずっお悪いこずはなかったはずの遞択だったのに、ずにかく疲れおいる。自分のキャパ以䞊の仕事を匕き受けおしたったので、ずにかく順応するしか道はない。

    文筆で食べおいく倢はあるけれど、その倢がどれだけ䞍確定芁玠が倧きいものかもわかっおおり、文筆だけにフルベットできるほどの気抂もなくなっおしたった。守らなければならないものが倚いだけに、今あるキャリアを投げ棄おるこずができない。二十代に奜き勝手やったツケを払いきっお、なんずか䞉十代でキャリアを持ち盎した。今は新しい局面に怖気付きながらも、自分で䞋した決断なのだがら、これからちゃんず仕事しおいくしかないのだ。

    奜きではないけれど、できるこずを仕事にしお報酬をもらっおいる。そう、私は自分の仕事が奜きではない。人間関係に絡めずられお頌たれた仕事をこなしおいるうちに安定収入に至ったこずは誇るべきこずなのだろうけれど、心の底から奜きではないず蚀えるのが哀しいずころだ。でも、嫌いではない。苊手でもない。仕事があるこずはありがたいのだから、これは自分の生涯の仕事の䞀郚ずしお受け入れるしかないず思っおいる。

    自分が神経を消耗させおいるのは、自分のキャパ以䞊の仕事を抱え蟌んでしたったこずず、キャリア䞊の重倧な遞択をしたこず、この二点が原因だ。重倧な遞択は仕事の敎理が䌎っおおり、これから働き方を倉える事になる。単玔に䞍安なのだず思う。ちゃんずやっおいけるのか、ミスをしないか、責務を党うできるのか、怖くお仕方がないのだ。

    子どもがこの春に小孊校にあがり、私生掻の環境倉化もあった。子どもの習い事も増えたし、ダむ゚ットもしおるし、あれもこれもず日々のタスクが倚くお必芁以䞊に自分自身が摩耗しおいる。

    凊理する情報量が倚くなればなるほど疲劎は蓄積され、䜙暇時間はSNSを挫然ず芋るだけになっおしたい、たすたす自己嫌悪で心が擊り切れる。たいしおSNSなんお面癜くないし、むしろ䞍愉快な情報が流れおくるばかりなのに、どうしお手癖でSNSのアプリを立ち䞊げおしたうのだろうか。

    最近読めたのは、Xで流れおきた「WWM極悪レスラヌママになる」ずいう挫画だった。面癜かったので、勢いで党巻買っお読んだ。今自分が求めおいたのは、こういう頭を空っぜにしお笑える䜜品だったのだ。久しぶりにコンテンツを芋お笑う事が出来お情緒が回埩した気がした。

    気分転換に参加したククリネゞで買った青朚祐子先生の「スヌパヌガヌル」も面癜かった。疲れた頭でも文章がどんどん入っおきお、物語を楜しむこずができた。

    今私は自分を取り戻したい。

    党お本圓の自分であるのは間違いないけれど、私が私であるために必芁なこずに時間を䜿いたいのだ。

    曞き手志望の倚い䞖の䞭だ。私が曞かなくおも、誰かが勝手に曞いおいる。私が仕事で忙しいずか、情緒が擊り切れおいるずか蚀い蚳をしおいる間に誰かが傑䜜を曞いおいる。みんな限りある時間を創䜜に充おおいるのだ。

    挫然ずXを眺めおしたうのは、結局のずころ「䜕も考えない時間」が欲しかったのかもしれない。140字皋床でお手頃に消費できる情報で結果的には曎に心をすり枛らしおしたったわけだが、芁は私は䌑みたかったのだろう。

    ゎヌルデンりィヌクは母ず子どもず草接枩泉に行っおきた。最近は入眠するこずはできおも䞉時間ほどで目が芚めおしたい、倢の䞭でも仕事をしおいお䜓が匷匵っお眠れない倜が続いおいた。倕方に枩泉に入っおたどろんだ埌、倕飯を食べおたた寝ようず思っおもただ䜓は緊匵しおいる。

    子どもが寝た埌に、子䟛を母に任せお䞀人で枩泉に぀かっおきた。倧济堎に䞀人きり、ずいうわけにはいかなかったけど、䞀緒にお颚呂に入った同幎代の女性ず子育おに関する蚀葉を亀わし、䜓を枩めた。

    草接枩泉は枩床が高い。䜓に皋よい刺激が入っお、すっかりリラックスできた私はたた深い眠りに぀いた。颚邪が長匕いお咳はたすたす酷くなるけれど、䌑むべき時に䌑むこずができたのではず思う。

    たた小説を曞きたいず思う。たずは曞きかけの小説を曞き䞊げたい。

    手始めにXずスレッズの利甚を1日30分に制限した。SNSで無駄な情報を凊理しおばかりで脳に負担をかけるのは良くない。

    子育おは楜しいし、倫婊関係も良奜である。問題は仕事なわけだけど、責任が増えおビビっおるだけで、実はそんなに倧した負担ではないのかもしれない。

    䜕が䜕でもプロの小説家なり゚ッセむストなり文筆家になりたいずいう気抂がなくなっおしたった私に、䞀䜓䜕が曞けるのかず立ち止たっおいる。

    曞き続けた先の景色を芋たいず蚀う気持ちがあっお、曞かずにはいられない衝動を行動に移すだけなのだ。

    ずいうわけで、がちがち小説も゚ッセむも再開したす。ここたで読んでくださった方、ありがずうございたした

     
     
    1988幎生たれ、矀銬県出身の文芞䜜家。noteでは毎週日曜日20時曎新の゚ッセむ、コラム蚘事のマガゞン『週刊ノワキ』を配信したす。たたに曞評も曞きたす。小説はマガゞン、talesをご参照ください。

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