メインコンテンツへスキップ
見出し画像

禁酒週間は、水曜日の蒸し暑さでだいたい終わる

    水曜日の夜。

    今週は禁酒週間と決めていた。

    月曜は耐えた。
    火曜も耐えた。

    だから少しだけ、
    自分はちゃんとしている側の人間だと思っていた。

    でも水曜日。

    梅雨の蒸し暑さが、
    部屋の中まで入ってきた。

    空気が重い。
    髪がまとまらない。
    床が少しべたつく。
    何もしていないのに、もう疲れている。

    冷蔵庫を開けた。

    そこに、
    缶ビールがあった。

    買った時は、
    「来週用」
    のつもりだった。

    でも冷えていた。

    よく冷えていた。

    ────────────────

    【禁酒週間は、水曜日の蒸し暑さでだいたい終わる。】

    ────────────────

    プシュッ。

    その音を聞いた瞬間、
    「終わった」と思った。

    禁酒週間が。

    でも、
    一口飲んだら思った。

    今日はこれでいい。

    月曜も火曜も頑張った。

    水曜日くらい、
    缶ビール一本くらい、
    梅雨のせいにしてもいい。

    人間は、
    意志で負けるんじゃない。

    湿度で負ける。

    ©︎2026 Nasu Takako
    ※無断転載・引用・要約転載・複製・AI学習利用・商業利用禁止

    朝と夜のmeta

    #朝と夜のmeta #あるある #禁酒週間 #水曜日 #梅雨 #蒸し暑さ #缶ビール #日常エッセイ #軽エッセイ #共感エッセイ #27歳女性 #創作大賞2026 #オールカテゴリ部門

     
     
    Nasu Takako|旧名ナスタカコ。小説・社会問題・金融・AI・人間哲学。ジャンルを越えて思考を構造化し、迷いを減らし、言葉を育てます。発信設計の相談窓口:https://coconala.com/services/4082935

    あなたへのおすすめ