
時間が動き始めたキッカケと、これから
東京セカンドキャリア塾の講義で印象に残った話の一つに、「キャリアは節目(転機)の連続でできている」というものがあります。竹の節目は成長できる点であり、節目を越えるプロセスを通じて人は育つ……と。
最近、自分にも二つの節目が訪れたと感じています。
一つは、長く携わってきた学術書関連の編集という仕事に、ある種の「やり切った感」を持つようになったこと。もう一つは、4年ほど食生活を共にしていた父が急逝したこと。
この二つは別々の出来事のようでいて、私の中ではどこかでつながっていました。
父との暮らしを振り返ると、円滑なコミュニケーションにはたいてい「食」が介在していました。食べることは生活の基盤であると同時に、人と人をつなぐ装置でもある……。そんなことを改めて意識するようになりました。
同時に、自炊が難しい高齢者、いわば「軽度の食事難民」のような人たちが地域にいるのではないか、という思いも芽生えました(私の推論で、確証はないのですが)。そうした人たちに、食べる喜びや楽しみを届けられる場、出かけていきたいと思える場があったら。
そんな思いから、「食」を軸に働くことを考えはじめ、栄養士の資格取得を目指してみたいと思うようになりました。
ゼロから学ぶ挑戦ではあるけれど、これまで編集の仕事を通じて触れてきた予防医学、介護、臨床医学、自然科学などの知識も、どこかでつながってくる気がしています。
今はまだ机上の空論かもしれません。けれど、漠然と感じる「なりたい姿」に向かって、easy going の精神で走りながら考えてみたい。
このnoteには、その過程を書いていこうと思います。
食べること、働くこと、暮らすこと。
そして、口頭ではうまく説明しきれない構想や、既存の言葉には収まりきらない事柄の輪郭を探ること。
このnoteは、10年後の自分が振り返るための記録であり、まだ出会っていない仲間への、小さな自己紹介でもあります。