
no.194【慶応義塾大学】12月21日の出来琴
昨日は、慶応義塾大学の歴史サークルが群馬の歴史を廻るルートの中に当館に入れてくださり、訪れてくださいました。
当館と慶応義塾大学との関係は、柴田常恵氏で繋がることになります。
代表者の方より事前にご連絡をいただけたので、三田史学会刊行の「慶応義塾大学史学科研究報告 日吉矢上古墳」の報告書を展示しました。
昭和18年に刊行された報告書は、柴田氏が慶応義塾大学に赴任していた時の話で、おそらく報告書が出来上がったため柴田氏より送ってくださったものと思われます。
考古館の創始者相川之賀は、坪井正五郎氏にインディアン資料を東大に送っていた際、荷解きをしていたのが柴田氏で、古い付き合いのある方になります。
考古館と共に歩んできた史蹟会の活動を助言くださったのも柴田氏でした。柴田氏自身も寺社仏閣を廻ることを推奨していた人物になります。こうした柴田氏の精神が、慶応義塾大学の若い方に受け継がれ、来館されるきっかけになった…と想像すると興味深いものです。
見学された学生の中には考古学に携わっている学生もいて「ちょうど今、別のサークルが遺物整理を行っている」とのことでした。
たった一冊の資料で、話が広がってくるのは面白いものだなと思いながら、資料の大切さを実感した一日となりました。