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46回目の結婚記念日、ハワイで気づいた「気力」という壁

    「金婚式までは」が合言葉

    この10年ほど、「結婚記念日はハワイで過ごす」ことを目標にしてきた。

    おかげさまで今年も、46回目の結婚記念日を、ハワイで、大好きな友人たちと一緒に迎えることができた。

    もちろん今のハワイは、気軽に行ける場所ではない。

    円安、物価高。
    年々、ハードルは上がっている。
    コロナ明け以降はなおさらだ。

    それでも「金婚式までは頑張ろう」を合言葉に、1年を過ごしている。

    円安より手強かったもの

    でも今回、ハワイに行って気づいたことがある。

    わたしたちを阻んでいるのは、お金だけじゃない。
    もうひとつ、大きな要因に気づいた。それは「気力ときどき体力」。

    これまでは何でもなかったこと。
    例えば、移動。

    夫が免許を返上してからは、ハワイでは、バス、ウーバー、あるいは現地の友人の助けを借りている。

    もちろん自力で出かける先は、何度も訪れている場所ばかり。
    それなのに億劫。えいっと出かければ迷う。

    怒る。疲れる。

    特に、後期高齢者の入口に立った夫は、思い通りにいかないと不機嫌になることが増えた。

    怒る。
    機嫌が悪くなる。

    今回も、ホノルル空港でウーバーを呼ぼうとしたのだけれど、アプリがうまく動かない。何度やっても現在地が表示されない。結局タクシー。

    あれこれ試している横で、「なんでちゃんと準備してこなかったんだ」

    そして……
    「もう日本に帰る」

    うまくいかない原因は全部わたし(笑)。

    ……そんなことの繰り返しである。
    疲れる。

    本当は今回、「できるだけバス移動をしよう」と話していた。
    でも結局は、初日の諍いの原因だったウーバー頼み。

    いったい、交通費にいくら使ったんだろう(笑)。

    サプリを飲んででも、またハワイへ行きたい

    それでも。

    行ってしまえば、やっぱりハワイは楽しい。

    高齢者にとって、お金はもちろん大きなハードルだ。
    でも、それ以上に「気力」がハードルになるなんて、少し前までは想像もしなかった。

    慌てて、「ワーキングメモリー維持」なんて書かれたサプリを飲み始めてはみたものの。

    さてさて。
    効果はあるのやら。


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    「人の話」が何よりの好物。大切にしているのは「人間味」と「共感力」。なんてかっこつけてるけど、日々悩み格闘する日々。歳と共に書くスピードは半減。金勘定は苦手、世間がいう『丁寧な暮らし』にささやかに抵抗中。将来現役をめざすシニアライターが綴る、仕事と老いと、捨てきれない煩悩の記録。

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