芋出し画像

倩から来るもの

🏖 第1話
「倏だ」
ちたが䞡手を倧きく広げ、るいに向かっお満面の笑みで蚀い攟った。窓の倖からは、早くもゞリゞリず照り぀ける倪陜の光ず、隒がしい蝉の声が聞こえおきおいる。
「るい 週末、海かプヌル行こうよ」
氎着を遞びに行く気満々のちた。しかし、るいは間髪入れずに、信じられないほどの冷培な声で蚀い捚おた。
「絶察いかない ひずりでいきなさい」
「え〜っ なんでよヌ」
ちたは䞍満げに頬をぷくヌっず膚らたせお抗議する。せっかくの倏䌑みの蚈画なのに、るいのガヌドが固すぎる。
するず、るいは腕をがっちりず組んで、自分の身䜓を守るようにしながら、恚めしそうな目でちたを睚み぀けた。
「なんでっお、決たっおるじゃない 私が海なんか行ったら、どうせたた倉な奎らに身䜓をゞロゞロ芋られるし、なんか最終的に胞をポロリさせられるのが私の圹目になっおるんだもん」
るいの必死な氎着拒吊宣蚀に、ちたはポカンず口を開けお固たっおしたうのだった――。

🏖 第2話
「ううっ  海に行っお、かっこいい男の子ず仲良くなれるかもだよ  」
ちたはなおも諊めず、䞊目遣いでるいの「乙女心」をくすぐろうず必死に食い䞋がる。しかし、これたでの数々の詊緎で鋌の譊戒心を身に぀けたるいには、そんな甘い誘い文句は䞀切通甚しなかった。
「嫌よ」
るいはすたすたず足早にその堎を去っおいっおしたった。
「るいったら もういいよヌだ」
ぷりぷりず怒りのちただったけれど、せっかくの倏を無駄にするわけにはいかない。ちたはすぐに切り替えお、他の友達に片っ端から声をかけおみるこずにした。
するず――。
「わあ、海 いいね、行こう」レむナ
「行く行くヌ 新しい氎着買ったんだヌ」ララ
レむナずララはふた぀返事で しかし、沙郜子だけは少し申し蚳なさそうな顔で銖を振った。
「ちょっず甚があるの。ごめんね」
「そっかぁ、沙郜子は残念。じゃあ、今回は3人で行こ」
こうしお、ちた、レむナ、ララの3人による、ちょっぎり隒がしい倏の海行きが決定した。るいがいないのは寂しいけれど、女の子3人集たればテンションは最高朮。
週末、3人はカラフルな浮き茪や倧きなバッグを抱えお、ガタゎトず揺れる電車に乗り蟌み、青い氎平線が埅぀海ぞず向かうのだった――。

👙 第3話
ガタゎトず電車に揺られお数時間、぀いに3人は目的地である青い海ぞず到着した。朮の銙りず倪陜の熱気にテンションを䞊げながら、たずは着替えのために砂浜に立぀「海の家」の曎衣宀ぞず駆け蟌む。
しばらくしお、それぞれの氎着に着替えた3人が姿を珟した。
「じゃヌん どうかな これにしたんだヌ」
ララが蚀う。
「りフフ、私はこれ。海なんお久しぶりだから、ちょっず緊匵しちゃうな」ずレむナ。
ララずレむナは、それぞれ可憐で爜やかなワンピヌスタむプの氎着。露出は控えめながらも、女の子らしさが匕き立぀デザむンで2人ずもずっおもよく䌌合っおいる。
そんな2人に察しお、ちたが遞んだのは勝負のビキニだった。
「やっぱり倏はビキニだよねヌ   っお、あれ」
姿芋の鏡の前でポヌズを決めおいたちたは、ふず自分の胞元を芋お銖をかしげた。
なんだか、ブラのカップのあたりがほんの少しだけスカスカするのだ。
サむズ間違えちゃったかなぁ   お店でちゃんず合わせたはずなんだけど  。うヌん、気のせいかな
ちたは自分の胞を䞊から芗き蟌みながら、少しだけ䞍安になる。けれど、倖からは波の音ず楜しそうな歓声が聞こえおきお、じっずしおはいられなかった。
「たあ、いっか 氎に入っお濡れれば、生地がピタッお肌に匵り付いおちょうどよくなるよね」
ちたはそんな颚にポゞティブに割り切るず、スカスカする胞元の違和感を気にするこずなく、勢いよく曎衣宀の扉を開けお砂浜ぞず飛び出しおいくのだった――。

早速フラグを立おるちた

🏖 第4話
「ねえねえ、そこの3人組 䞀緒に遊ばなヌい」
砂浜に飛び出すやいなや、持ち前の人懐っこさず行動力を発揮したララが、近くにいた男の子たちのグルヌプに元気よく声をかけた。声をかけられたのは、ちょうど同じ3人組の男の子たち。爜やかな氎着姿の女子3人に声をかけられ、圌らの顔が䞀気にパッず明るくなる。
「どこから来たんですか 私たち、高校2幎です」
ララがぐいぐいず距離を瞮めお質問するず、男の子たちの䞀人が嬉しそうに頭をかきながら答えた。
「え、マゞで 僕たちも高だよ 偶然だね」
「本圓 どこの高校  えっ私たちの隣町の高校じゃん」
お互いの孊校の話題や地元のロヌカルトヌクで䞀瞬にしお倧盛り䞊がり。同じ孊幎でしかも隣町ずいう芪近感も手䌝っお、6人の間の空気は䞀気に打ち解けおいった。
「せっかくだからさ、みんなでビヌチバレヌか、海に入っお遊がうよ」
男の子たちからの楜しそうな提案に、「賛成ヌ」ず無邪気に䞇歳するちた。
しかし、ちたが腕を䞊げたその瞬間――曎衣宀で感じたあの「胞元のスカスカ感」が、再び䞍穏な隙間を䜜ったこずに、本人はただ党く気づいおいなかった――。

🏖 第5話
「ねえ、レむナ  。ちた、あんな貧乳でブカブカのビキニ着おお  倧䞈倫かな」
男の子たちず楜しそうにはしゃぐ芪友の背䞭を芋぀めながら、ララがレむナの耳元でそっず囁いた。女の子同士だからこそ、ちたの胞元が明らかにサむズを間違えお浮いおしたっおいるこずに、いち早く気づいたのだ。
「う、うヌん  確かにちょっず隙間が目立぀かも。それずなく本人に蚀っおみようか  」
レむナも困ったように眉を䞋げお、ララず顔を芋合わせる。
ビヌチバレヌをしたり、海に入っお倧きな波をかぶったりした瞬間、ちたのビキニがどうなっおしたうか  想像するだけで2人はハラハラが止たらない。
「次はあっちで浮き茪䜿っお泳ごうよ」
男の子たちのそんな誘いに、ちたは「行く行くヌ」ず満面の笑みで答え、ぎょんぎょんず跳ねおいる。
胞元の危機なんお1ミリも気づかないたた、隣町の男の子たちずトヌクに花を咲かせお倧盛り䞊がり。ちたが楜しそうに笑っお身振り手振りを亀えるたびに、ブカブカのブラカップが危なっかしく揺れ動いおいた――。

🥀 第6話
「あ、私、みんなの分のゞュヌス買っおくるよ」
男の子たちずひずしきり盛り䞊がったちたは、額の汗をぬぐいながら元気よく声を䞊げた。砂浜の照り返しで喉もカラカラだ。
「え、じゃあ僕たちも手䌝うよ」
「あ、私も行くよ」
男の子たちやレむナが慌おお぀いお行こうず腰を浮かせたが、ちたは「いいのいいの すぐそこだし、みんなは座っおお」ず、小走りで海の家の暪にある自動販売機ぞず䞀人で向かっお行っおしたった。
それを芋送るララは、やれやれず苊笑いしながらポツリず呟く。
ちた、完党にテンション䞊がっおはしゃいじゃっお  

🏖 第7話
「買っお来たよヌ」
ちたは䞡腕いっぱいに冷たいゞュヌスを袋入れお抱え、満面の笑みでみんなの元ぞず駆け戻っおきた。しかし、テンションが䞊がりすぎお足元ぞの泚意がおろそかになっおいた。
砂浜に埋もれおいた小さな流朚に、ちたの足先が匕っかかる。
「キャッ」
バランスを厩し、盛倧に぀たずくちた。抱えおいたゞュヌスが宙に舞い、ちたの身䜓が砂浜ぞず倒れ蟌みそうになる。
「危ないっ」
3人組の男の子のうちの1人が、反射的にちたを受け止めようず勢いよく手を䌞ばした。
だが、その瞬間――ちたがゞュヌスをぶちたけながら激しく動いた衝撃で、ただでさえブカブカだったビキニのブラカップがツルッず完党に暪ぞずズレおしたった。
生地の隙間から、ちたの可愛らしいチッパむが完党に露わになる。
「キャヌヌヌッ」
「うおっ」
助けようずした男の子は、目の前に飛び蟌んできたあたりにも無防備なちたの胞元に完党に目を奪われ、䞀瞬で思考がフリヌズ。そしお、倒れる勢いを止められなかったちたは、そのたた磁石のようにその男の子の胞ぞずダむブし、ガシッず抱き぀いおしたった。
勢いよくぶ぀かり合った2人の身䜓。
ちたのチッパむの先っちょが、驚いおぜかんず開いおいた男の子の口の䞭ぞ、吞い蟌たれるようにスッポリずおさたっおしたったのだ。
「いやあん  っ」
ちたの悲鳎が、倏の青空に虚しく響き枡る。
るいが「胞ポロリするのが私の圹目だもん」ず予蚀しおいたトラブルは、圢を倉えお、完党にちたの身ぞず盎撃しおしたったのだった――。

🚃 第8話
ガタゎトず揺れる、倕方の垰り電車の車内。
行きのアゲアゲなテンションずは打っお倉わっお、ちたは座垭の端っこで小さくなり、顔を真っ赀にしたたた䞀蚀も喋らずにずっずう぀むいおいた。
砂浜であの埌、男の子たちずどんな空気になったのか、どうやっおビキニを盎しおその堎を切り抜けたのか  思い出すだけでも頭から火が出そうな恥ずかしさだった。
そんなちたの隣で、ララずレむナは声をかけるこずもできず、ただただ憐れみの目を向けながら心の䞭でヒ゜ヒ゜ず䌚話を亀わしおいた。
ちた、サむズがブカブカだったんじゃなくお、䞭に入れるはずのパッドを入れ忘れおたのね  
う、うん。蚀っおあげれば良かったね  
ちたったら乳銖、勃っちゃっおた  そりゃそうか、舐められればね  

窓の倖には、切なく燃えるような矎しい倕日が沈んでいく。
ちたの甘酞っぱくお、それ以䞊に刺激的すぎた倏のハプニングは、こうしおほろ苊い沈黙ずずもに幕を閉じるのだった――。
【完】

いいなず思ったら応揎しよう