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5.私が自分で選んでいたということ?

    私はあることで、選択の余地がなかったとか、選ばせてもらえなかったと考えていた時期がありました。

    今回は、本当は自分で選んでいただけだったと気づいて、一気に力が抜けたお話しです。

    宿命と運命について、じっくり考えたことがなかった

    師の話を聴いたのは、かれこれ10年ほど前、この話題が最初でした。
    説明してくれた内容の要約は以下の通りです。

    宿命とは、既に決められていて自分ではどうにもできないもの。
    運命
    とは、自分で選んでいくもの。

    例えば
    私たちは生まれて死ぬことは決まっている。それは変えられないことでなので、宿命。
    その一方、決まっているゴールに向かう道は自分で選べるもの。これが運命。

    運命は、その選択に正解も不正解もない。ただ、ゴールまでに通る道が違うというだけ。選んだ結果をうけとめて、そこから学んでいくのみ。

    選択肢がないと思っていた私が選択していたこと

    なるほど~、そうなのか~と、師の説明を聴いていた私に起こった疑問がありました。

    私は選べなかったと思っていたんだけど…。
    誤解を恐れずもっとハッキリ書くと、母親に選ばせてもらえなかったと、当時までの私は考えていたのでした。

    あるとき、仲間の一人が言ってくれました。
    それはさ、「おかあさんの言うことをきく」という選択をしたんだよ。

    ああああ、そういうことか~と、目から鱗の私でした。

    私に対する母からの指令は、いくつもありました。

    例えば
    将来の仕事は、〇〇になりなさい。
    あんたは、県内にいなさい。県外に出ちゃダメ。
    といったもの。

    これ以外にもありましたが、それはまた別の機会に。

    子どもの頃から言われ続けていた母の指令は、私にとっていつのまにか、逆らうことのできない命令となっていました。

    母の言いなりになった理由はこうだ

    母の言葉を、逆らうことのできない命令と思い込んでいた私ですが、あるとき気づきました。

    本当は、逆らおうと思えば逆らえたということを、私はうすうすわかっていたはずだ。

    だったらなぜ嫌だ嫌だと十年以上も思い続けながら、結局母親から言われた職業に就いたの?

    そこには、私のこころの奥にあるものが影響していました。
    それは、「恐れ」です。

    母の怒りは、私にとっては頭で考える以上に強い恐怖となっていたのでした。だから、母の怒りをかわない選択をするようになっていました。


    もっとハッキリ言うと、母親の言いなりになっている方が楽だったのです。

    いったい私はどんな職業に就きたいのか
    何が合っているのか
    その職業に就くためには何が必要なのか
    どんな進路に進む必要があるのか等々
    考えたり悩んだりすることを避けられました。

    そして何より、母の機嫌がいい。

    こころの中では、仕事は〇〇になれ!と言われ続けることを嫌がり、その職業に就くのは嫌だと思っていた私です。

    ところが
    母親の機嫌を損ねて怒りをかうことをおそれるあまり
    自己主張して母親とぶつかり合うことを避け
    自分で模索する苦労も避け
    言われたとおりにする選択を、私自身がしていたのでした。

    見抜くと力が抜けて楽になる

    こんなことに気づいたら、ショックを受けるのかと思いきや、私は力が抜けてすごく楽になりました。

    母親のせいにすることに対して感じていた罪悪感が、薄れましたから。

    そしてどうやら、こころの奥に潜んでいる恐れやエゴといったものは、そこにあることに気付いてあげると、むしろ救われていくようです。

    もちろん、内容によっては痛みをともなうこともあります。それはそれで、無理に深堀する必要はないと思っています。

    こころの奥を探れるときも探れないときも大切なのは、その時出てきた感情や思考を、悪者にして責めたりしないこと。ましてや、なかったことにもしないことなんです。師がそう教えてくれました。

    自分の選択だなんて、思えない時もある

    ただね、自分で選んだことなんだと、考えて片付くことばかりではないです。

    それはそれで、かまわないんです。
    無理に自分の選択の結果だと納得する必要はありません。
    人に納得させようとする必要は、もっとありません。

    この考え方が絶対的な正しさじゃないんです。
    どうか、ここは頭の片隅に入れておいてください。


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    ものづくりで、自分の暮らしをクリエイトしています。私にとって、ものづくりは自己表現のひとつ。観察によって脳内を整理し、不要なものを手放してきました。その結果、やりたいことがクリアになり、行動できるように。

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