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AIの文章を何度直しても、完成しないのはなぜ?

「もっと分かりやすくして」
「もう少し自然な文章にして」

AIに修正を頼んだのに、読み直すとまた気になる。短くしてもらったら説明が足りず、説明を足してもらうと今度は長い。

こんなふうに、直す方向が行ったり来たりする場面を考えてみます。

私も、AIに書いてもらえば記事が完成すると思っていました。実際には、意図と違う、説明が長い、同じ表現が続くなど、そのままでは使いにくい文章がありました。

そこで重視してきたのは、「自分が読んで読みやすいか」「最後まで読めるか」です。

今回はその経験をもとに、修正を頼む前に整理したいことと、直したあとに一区切りつける方法を紹介します。

「もっと良く」の行き先が決まっていない

修正が終わらないときに、まず見直したいのは「今回は何を直したらよいのか」です。

「自然にして」には、いろいろな意味を込められます。堅い言葉を変えたいのか、一文を短くしたいのか、自分が普段使わない言い回しを減らしたいのか。

その違いが曖昧なままだと、文章が変わっても、自分の気になっていた点が解消したかを判断しにくくなります。

さらに、読み直すたびに「短さ」「詳しさ」「親しみやすさ」と求めるものを変えると、どこで修正を終えるのかも見えなくなります。

もちろん、原因はこれだけとは限りません。説明に必要な情報が足りない場合は、言い換えを重ねる前に、材料を確認する必要があります。

今なら、気になる段落を一つだけ選ぶ

私は現在、AIと会話しながら、読者や悩み、伝えたいことを固めて記事を作っています。

いま「何度直しても終わらない」と感じる原稿に向き合うなら、まず全文への修正依頼を止め、気になる段落を一つ選びます。

そして、次の3つをメモします。

  • 気になる段落:どこを直したいか

  • 困る理由:読者が何を理解・判断できないか

  • 残したい内容:直したあとも必要な説明は何か

たとえば、次の文章を直すとします。ここからの文例は、説明用に作ったものです。

原稿を読み直し、問題がなければ完成です。分かりやすく自然な文章に整えましょう。

このままだと、何を確認すれば「問題がない」と判断できるのかが分かりません。

メモにすると、こうなります。

  • 気になる段落:原稿の最終確認を説明している部分

  • 困る理由:確認する項目がなく、作業を終える判断ができない

  • 残したい内容:完成前に自分で原稿を読むこと

これなら、今回は語尾の柔らかさよりも「何を確認するか」を補う修正だと整理できます。

頼むときに、確かめることも決めておく

先ほどのメモを使って、修正を頼むなら次の形です。今回の提案例で、普段使っている指示文の原文ではありません。

原稿の最終確認を説明する段落だけを直してください。
今の文では、何を確認したら作業を終えてよいかが分かりません。
「読者の疑問に答えているか」「事実を手元の材料と照合できるか」の2点を確認する文章にしてください。
最後に自分で読み返すことは残し、新しい確認項目は増やさないでください。

修正例は、こうです。

最後に原稿を読み返し、読者の疑問に答えているか、書いた事実を手元の材料と照合できるかを確認します。どちらかが確認できなければ、その箇所を見直します。

言葉が少し長くなっても、何をする段落かは具体的になりました。今回は「短くなったか」ではなく、決めた2点が伝わるかを見ます。

これは、この段落の説明を直すための例です。記事全体の公開前には、リンクや画像など、その記事に必要な項目も別に確認します。

直したあとに、別の修正を足し続けない

返ってきた文章を見たら、最初のメモに戻ります。

困っていた点は解消したか。残したい内容は残ったか。意味や事実が変わっていないか。

この3つが確認できたら、その段落の今回の修正はいったん終えます。

「もっと親しみやすい表現もあるかも」と思っても、それが読者の理解に必要な修正なのか、単なる言い方の好みなのかを分けたいです。

好みを整える作業もできますが、そのたびに全文を書き直す必要はありません。新しく気づいた事実の誤りや、意味の分からない箇所は直す。表現の候補が増えただけなら、一度決めた文を残す。そんな区切り方を提案します。

完璧な言い回しを探し続けるより、今回解決したい問題が解消したかを確かめる。そのほうが、修正の目的を見失わずに済むと思っています。

まずは手元の原稿から一段落を選び、「どこが気になるか・なぜ困るか・何を残すか」を3行で書いてみてください。

記事を作り始めるところから整理したい方へ

今回は、すでにある文章の直し方に絞りました。

これから一本作るなら、最初にAIへ何を渡し、どこまでできたら完成にするかも整理しておきたいところです。

その手順を詳しくまとめた有料記事を準備しています。依頼を組み立てる4項目、記入例と指示文、土台になる一本の仕上げ方、自分の文体を次の記事へ引き継ぐ方法を扱います。

この記事の3行メモを試して、「作り始める段階も整えたい」と感じた方に読んでもらえる内容にしています。公開したら、このnoteでお知らせします。

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