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今日が最後の日だとしたら

    ののsun

    朝、少し早く起きる。

    米を洗って、出汁をとって。
    夫の好きな煮物を、いつもより少し丁寧に作る。

    そのうち、玄関が騒がしくなる。

    「ののさん!」

    孫たちの声。

    息子家族、娘家族。
    夫も台所を覗きに来て、味見だけしてまた退散する。

    食卓に全部並べる頃には、もう座る場所がない。

    みんな好きなものから箸をつけて、
    誰かの話に誰かが笑って、
    子どもがこぼしたお茶を誰かが拭いて。

    私は少し離れたところから、それを眺めている。

    賑やかで、ちょっとうるさくて、
    でも、これがいい。

    夫と二人だけだった頃を思うと、
    よくもこんなに増えたものだと思う。

    片付けは、しない。

    今日で終わりなら、
    洗い物なんて残していい。

    もう少しだけ、
    この賑やかな中にいよう。
    これで いい。


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    宮村麻未さん ありがとうございました。
     
     
     
    呼吸、声、命、余白。 日々の小さな感動を言葉にしています。 日々の生活を、 響きある旋律で繋ぎながら🍃

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