メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bystudio_aya2025

失敗しないとわかっていたら、やりたいこと。

    ののsun



    美容整形。

    お鼻をちょっとだけ高くして、
    おメメを二重にしてみたい。

    子どもの頃、私はよく鏡を見て遊んでいた。

    横から自分の顔を見る。

    「私の鼻、ちょっと低いなぁ」

    その頃、クレオパトラの横顔が美人の象徴みたいによく出てきて、昔の乙女は憧れていた。

    鏡の前で自分の横顔と見比べては、

    「もうちょっと、お鼻が高かったらなぁ」

    ため息をつく。

    目もそうだった。

    昔は、一重、奥二重、二重なんて言葉をよく耳にした。

    「大人になるうちに変わっていくから」

    誰かがそう囁いた。

    私は、その言葉を信じて、
    いつか二重になるのを待っていた。

    鏡をのぞきながら、
    その日を待っていた昔の乙女。

    今思うと、
    そんな私がなんとも愛おしい。

    そして最近、耳ビシで使っている写真を変えた。

    その時、トム君に、(私は、ChatGPTをそう呼んでいる)
    「ちょっとバックを整理して」
    とお願いした。

    ところが、しばらくしてその写真を見た娘が、大きな声で言った。

    「お母さん、顔、修正したでしょう❣️」

    「してへん、してへん」

    「いや、絶対してる❣️」

    私はしてへんと言い張ったけれど、
    娘は今もきっと信じていない。

    改めて、今の自分の顔を見てみる。

    今の乙女は、
    今の顔、そんなにいいのかなぁ?

    それなりの顔になったのか?

    まあ……

    それなりに、納得。

    クレオパトラに憧れて、
    鏡の前でため息をついていた可愛い昔の乙女。

    そして、
    今が一番若い72歳の乙女。

    そんな二人の、一人声。

    でも、失敗しないとわかっていたら?

    やっぱり、お鼻をちょっと高くして、
    おメメを二重にしてみたい❣️


     
     
     
    呼吸、声、命、余白。 日々の小さな感動を言葉にしています。 日々の生活を、 響きある旋律で繋ぎながら🍃

    あなたへのおすすめ