メインコンテンツへスキップ
見出し画像

「評価しない評価制度」における「給与の改定」

    山本信春

    「評価しない評価制度」における、新しい給料の決め方について分かりやすく解説します。


    1. 給料の考え方をガラッと変える

    これまでの制度では、「点数」で給料が決まっていました。

    • これまでの仕組み: 評価の点数 → 給料が決まる

    • これからの仕組み: 役割の重さ → 給料の幅 → 成長の度合い

    つまり、給料は「点数」ではなく、**「どんな役割を任されているか」**で決まります。


    2. 「給料の幅」というルール

    この制度では、役割ごとに「給料の最低額と最高額」を決めます。これを「範囲給(はんいきゅう)」と呼びます。

    (例)

    • ランク1: 22万円 〜 26万円

    • ランク2: 26万円 〜 32万円

    • ランク3: 32万円 〜 40万円

    この金額の幅の中で、今の自分の立ち位置が決まります。


    3. 給料が変わる3つのパターン

    給料の見直しは、主に次の3つの理由で行われます。

    ① 今の役割で「安定」したとき
    同じランクの中でも、仕事がスムーズにできるようになったら給料が上がります。

    • 判断が早くなった

    • いつも同じように成果が出せる

    • 周りに良い影響を与えている

    ② 役割が「ランクアップ」したとき
    一つ上のランクの仕事を任せられるようになったときです。
    ランクが変わるので、給料の幅そのものが上がります。

    ③ 世の中の動きに合わせるとき
    会社の業績や、世の中の物価などに合わせて調整することがあります。

    4. 会社全体とのつながり

    【経営計画との関係】
    会社の目標に合わせて、「今、どの役割が重要か」を考えます。
    重要な役割の価値が上がれば、その分の給料も上がりやすくなります。

    【ルールブックとの関係】「なぜこの給料なのか」というルールは、すべてルールブックに書きます。
    理由をはっきりさせることで、不公平感をなくします。


    5. どこを見て判断するのか?

    点数をつける代わりに、次の4つをチェックします。

    1. いつも通りできるか: たまたまではなく、いつでも同じ実力を出せるか。

    2. 判断が安定しているか: 迷わずに正しい判断ができているか。

    3. 周りへの影響: チーム全体に良い影響を与えているか。

    4. 身についた力: 良い習慣やスキルがしっかり身についているか。


    6. よくある疑問

    • Q. 評価がないと給料は上がらない?

      • A. 上がります。「役割」と「成長」を見て判断します。

    • Q. 全員同じ金額になるの?

      • A. なりません。一人ひとりの成長に合わせて、給料の幅の中で変わります。

    • Q. 説明は難しくない?

      • A. むしろ簡単です。「点数が良かったから」ではなく、「この役割として、このレベルまで成長したから」と理由が明確になります。


    🎯 まとめ

    「評価しない評価制度」の給料とは……
    点数で決めるものではありません。
    **「どんな役割を担い、どれくらい安定して仕事ができているか」**で決める仕組みです。

     
     
     
    私は社会保険労務士および税理士として活躍しており、主に税理士業務と社労士業務を行っていました。 「経営計画とA4一枚評価制度」の構築・運用を手掛ける山本信春事務所を開業しました。 HP:https://www.n-yama.net/

    あなたへのおすすめ