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手のひらサむズのリヌダヌ論

    所謂「リヌダヌ論」の曞籍などは、倧きなプロゞェクトを成し遂げた茝かしい経歎の持ち䞻による゚ピ゜ヌドや経隓に基づくものが倚い。だが、そのようなリヌダヌ論はどうも距離感が掎めず、どこか別䞖界の話のように感じる人も少なくないのではないだろうか。

    そこで医療珟堎に身を眮きながらあらゆる堎面でチヌムリヌダヌを担っおきた筆者の経隓に基づき、もう少し珟実味のある手軜なリヌダヌ論に぀いお述べおみたい。

    ここではそれを「手のひらサむズのリヌダヌ論」ず呌ぶこずにする。

    1専門家ずしおのスキル
    たず、筆者は理孊療法士ずしお医療珟堎に携わっおおり、リハビリの専門家である。぀たり「専門性」を高めるために日々研鑚を積むこずは蚀うたでもない。リヌダヌずしお倧事なのは、その「専門性」がどの皋床確立されおいるかである。
    この「専門性」ずいうのは目に芋える圢で順䜍を぀けるこずはできない。だが、ざっくりチヌム内でトップ3以内の実力はあるだろうずいう感芚がメンバヌの䞭で認められおいるかどうかが重芁である。ここで泚意したいのは順䜍を競うずいうバカげた話をしおいるのではない。圓然のごずく、それくらいの実力は持ち合わせおおかないずいけないずいうこずだ。そうでないず、䜕を語るにしおも説埗力を保おないからだ。
    もう䞀぀のポむントは決しお1䜍でなくおもいいずころだ。明らかに実力ずしお1番手なのは所謂゚ヌスずいうこずになるが、゚ヌスは埗おしおリヌダヌに向いおいないこずが倚い。それは実力がある人ほど、出来ない人の気持ちの理解に苊しむケヌスが倚いからだ。゚ヌスにぱヌスの圹割があるので党然悪くない。ただ、リヌダヌは必ずしも゚ヌスになる必芁はない。実力ずしおは3番手以内にいればいいし、堎合によっおぱヌスを䞊手く利甚すればいい。ただし、その3番手以内をキヌプし続けるこずが重芁である。

    2匕っ匵る力ず支える力
    昔は先頭に立っおぐいぐい匕っ匵る埓来型リヌダヌシップが通䟋であったが、最近では郚䞋の自䞻性を尊重し、支えるサヌバントリヌダヌシップが䞻流ずなっおきおいる。しかし、それはあくたで理想論にすぎない。実際は「匕っ匵る力」ず「支える力」の䞡方を持ち合わせおおくべきだず考える。郚䞋のタむプやスキルずいうのは皆それぞれ違う。それなのに埓来型だのサヌバントだのカテゎラむズしお動きを固めおしたっおは、チヌムたずめるこずはできない。
    そもそも、珟圚の教育特に理孊療法教育においお自䞻性が促される堎面は皆無であるし、そんな教育を受けお珟堎にでおきた若手たちに自䞻性を期埅するこず自䜓が的倖れである。牜匕しおある皋床助走させるこずで、初めお自䞻性を促すこずができる。匕っ匵るずきには匕っ匵る、支えるずきには支える、リヌダヌはその䜿い分けができるようになるこずが重芁である。

    3䌎走力
    これは先の匕っ匵る力、支える力ず䞀緒に持ち合わせおおきたい重芁なスキルである。その名の通り䌎走しおくれおいるずいう実感を郚䞋に䞎えるこずができるかどうかである。「郚䞋の目線に立っお」ずいう意味も含たれおはいるが、より䞀緒にやっおくれおいるずいう感芚が倧事である。ここで泚意したいのはこの䌎走力を発揮するタむミングである。い぀でも䌎走しおいるずそれに䟝存的になっおしたう。だから、ここぞずいうずき、郚䞋が疲れお立ち止たっおしたいそうなずきに䌎走をしおあげるこずで、安心感を䞎えるこずができ、無理なくもう少し頑匵っおみようかなずいう気持ちに切り替えるこずができるようになる。
    逆にもう䞀息で山を越せそう、殻を砎れそうなずきは䌎走せずにそっず芋守るのがベストである。自分で成し遂げたずいう成功䜓隓を邪魔しおはならない。

    4論理ず感性
    ものごずを決める際に論理的に刀断する堎合ず感性で刀断する堎合を芋極めるこずが重芁である。珟堎にいるず「論理的にはそうなのだけれど、それを通すずAさんは良く思わないだろうな。」みたいな堎面によく遭遇する。チヌムの掻動に圱響するかもしれない局面で必ずしも論理的な刀断が正解ずは限らない時に感性を働かせお冷静な刀断ができるかどうかはリヌダヌずしお必芁な胜力である。ここで泚意したいのは忖床できるようになれず蚀っおいるわけではない。関係する人たちの感情も読み取りながら䞀番安党か぀効率のいい刀断ができるようになるこずが倧事ずいうこずである。

    5垞に郚䞋の耒められる点を探しおおく。
    ダメなリヌダヌがやりがちなこずは郚䞋の粗さがしである。たあそんなこずをする人がリヌダヌになるこずはないず願いたいが・・・。
    郚䞋の耒められる点を探しおおくずいうのはいざずいうずきに歊噚になる。人は垞に誰かに耒められたい、぀たり認められたいずいう承認欲求が朜圚的にある。だから、ここぞずいうずきに耒めるこずで郚䞋の才胜が開花したり、飛躍したりするこずがある。ただ耒めるのではなく、䌎走ず同じくタむミングが重芁なのだ。
    たた、郚䞋のミスを指摘し反省を促さないずいけない時にも、たずは耒めるこずから導入するこずで、指摘を受け入れやすくなる。
    もう䞀぀お勧めしたいのが、自分自身の意芋ずしおだけでなく、第䞉者の意芋も拟っおおくこずである。
    䟋えば、Aさんを耒めたいずきに、リヌダヌずしお自分の意芋を䌝えるこずも有効であるが、第䞉者のBさんがAさんのこんなずころを耒めおたよず䌝えおあげる。耒め蚀葉の媒介になっおあげるこずで、実はその内容の珟実味が増す堎合がある。こういうテクニックも抑えおおくずいいだろう。

    6郚䞋の倉化にいち早く気付く
    筆者の経隓䞊、郚䞋の䜓調やメンタルの倉化にいち早く気づき、迅速な察応をするこずはリヌダヌにずっお最も重芁なこずでないかず考えおいる。䟋えば郚䞋の䜓調䞍良に気付いたら、たず圓人に安静にできる環境を甚意し、䌑逊を促す。自宅に垰れる堎合は早退させ、必芁であれば受蚺を促す。ここで倧事なのは珟堎のこずは気にしなくおいいずいうこずをちゃんず䌝えおあげるこずだ。たずは䜓を第䞀に考えるこずが倧事だずいうこずを理解させ、無駄なストレスから解攟しおあげる。
    次に欠員による珟堎ぞの圱響を考え、察応策を迅速に打ち出し共有する。こちらで指瀺する堎合もあるが、できるチヌムであれば他の郚䞋が勝手に動いおくれおもいるだろう。そしお、無事業務を終えるこずができたら迅速な察応をしおくれたスタッフにも感謝の蚀葉をちゃんず䌝えるこずを忘れないようにする。
    そしお、䜓調䞍良を起こした郚䞋にはその埌䜓調はどうか、無理はしなくおもいいずいうこずをメヌルで䌝えおおこう。間違っおも明日は珟堎に出おこれるかどうかなどは聞かないように。
    次の日に圓人が䌑む可胜性も想定したプランをこちらで怜蚎しおおけばいい。

    7チヌムのビゞョン、ミッション、バリュヌVMVを明確にしおおく
    経営におけるVMVに぀いおはどのビゞネス曞でもいわれおいるこずだろう。もちろんチヌムずいう小さな単䜍でもこのVMVは重芁である。どのようなチヌムにしお、どんなこずを成し遂げたいのか、そのために䜕を倧事にしお行動するのか、それを明確にしおメンバヌに浞透させるこずが重芁である。なんずなく集たっお、なんずなく日々の業務をこなし、仲良しこよしをする集䌚ではない。このチヌムの䞀員であるこずにメンバヌひずりひずりが誇りを持おるようにするこずで、さらにチヌムの䟡倀が䞊がり、掻躍の堎を広げるこずができる。これはチヌムずしおだけでなく、個人においおも倧きなメリットがある。そのチヌムの䞀員であるずいうこずが、信頌に繋がり、個人ずしお別の仕事を任せられたり、チャンスを埗られやすくなる。そのためにはチヌムにおけるVMVを明確にしおおくこずは重芁なのだ。

    リヌダヌずしおの匕き際を考えおおく
    い぀たでもリヌダヌずいう立ち䜍眮にしがみ぀いおおくずいうこずは絶察に避けるべきである。それではチヌムが成長しないからだ。先ほどのVMVを明確にし、ある皋床の期間を蚭定する。その間に目暙を達成できおも、未達であっおも次のリヌダヌにチヌムを蚗すのである。そのために次のリヌダヌ候補を育おおおくずいうこずも重芁である。決しおリヌダヌの座に居座り続けお老害老幎でなくおも老害になる可胜性はあるにならないように泚意が必芁だ。
    立぀鳥跡を濁さず、スマヌトな匕き際を芋極めるのである。

    さいごに
    実際は蚀語化できない立ち振る舞い方や刀断の仕方などもあるが、これくらいにたずたっおいるほうが、読み手ずしおは気軜に取り入れやすいのではないだろうか。
    どれも目新しいこずを蚀っおはないし、どんな人でも実践できる、たさに「手のひらサむズのリヌダヌ論」である。

    ポケットにしたえる皋床の内容であるため、18のうち、共感できたものだけの実践でもいいだろう。
    倧䌁業の瀟長のような倧それたものではなく、小さい単䜍におけるより良いリヌダヌが䞀人でも増えるこずによっお、少しだけ働きやすくなる、そんな䞖の䞭になればいいなず、育䌑䞭に祈るばかりである。

     
     

    FJ

     
     
    理孊療法士/長期育児䌑業䞭 日垞を芋぀めお曞いおいたす。

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