
1 宇宙探検隊、絶体絶命!?
20XX年、我々は宇宙に生命体が存在するのかを調査するため、宇宙船に乗っている。
宇宙船は案外快適でもう2年間乗っているが特に問題はない。
「おい、あそこに惑星があるぞ」
K隊員が言った。
「生命体が居そうにはないが、ちょっと上陸してみるか?」
やはり探検しないと任務としては中途半端である、というより退屈だ。
俺達は地球本部に連絡を入れた。
「生命体の可能性がある惑星を発見しました。上陸します。」
ここは、そう言うしかない。
心の中で舌を出す。
「了解しました。充分注意して探索してください。」
本部から許可が出たので、我々はそっとガッツポーズを取った。
上陸すると特に植物のようなものもないが、案外地表は整えられている。
「あそこに小山のようなものがあるが、何だか建造物に見えないか?」
K隊員が、宇宙服のヘルメットについている望遠レンズを調整しながら言った。
「なるほど、行ってみよう。」
俺達はそーっと近づいた。
もし、生命体がいた場合、それが我々に好意的であるか、敵対的であるかはわからない。
なるべく見つからないように恐る恐る動く。
俺達は小山に近づくとそっと覗く。
なんと、入口のような穴が空いているではないか?
「あそこに入ってみないか?」
俺が言うと、
「いや、誰かに見られているような気がしないか?」
と、Kは言った。
しかし、あたりを見回しても何も無かった。
「大丈夫だ、行こう。」
そーっと奥に入って行くと、なんとそこには重厚なドアがあり、半開きになっている。
「これは!?」
中には東洋の民族衣装のような服を着た、絶世の美女たちがいた。
「まぁ、いらっしゃいませ。お待ちしてましたわ。」
美女たちは我々を取り囲むと腕を取ってご馳走の並ぶテーブルに引き寄せた。
美女とご馳走、もう俺達の頭は何も疑問を挟む余裕がなくなっていた。
ーーー
「もしもし、もしもし?
ウラシマ隊員、カメダ隊員?
こちら地球の司令本部です。」
宇宙探検隊の宇宙船から、連絡が途絶えた。
「いったいどうしたのでしょう?」
「隊員のヘルメットの望遠レンズに、カメラ機能があったはずだ。それを起動してみてくれ。」
カチッとスイッチが入った。
すると、そこには、なんとタコやイカのような怪しい生き物がクネクネ動き回り、そこでだらしなく鼻の下をのばしている隊員の姿が、映っていたのであった。
終わり
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