
母と過ごした最後の朝
自分の部屋で目覚めた私は、そろそろ「最期のとき」が近いことを感じていました。
前日、体調を崩した母の看護をしてくださった看護師さんから、帰り際に、「残された時間はあまりないかもしれません。今日の様子は、こちらからK先生にお伝えしておきますね」と言われていたからです。
看護師さんが帰られてからしばらくすると、K先生から電話がありました。
「体調が変化するかもしれないので、何かあったらすぐに連絡してください。深夜でも早朝でもかまいません。」
そのときは、次の朝に起きることはまったく想像できていなくて、ただ、ぼんやりと、それほど遠くない日に「その日」を迎えるのだな…そんなことを思っていました。
そして、このあと私は「最期のときが近づいていること」を知ることになったのです。
最期のときが近づいていることを知った日の朝
このあと、母の呼吸が少しずつ変わっていきます。 私がそばで何を感じ、どんな言葉をかけ続けたのか──
続きは、母との最期の時間を静かに綴ったお話です。