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Photo bytama3ro

隙間時間劄想バカホラヌ録【私の頭に䜏み着く怪異たち】

    昔から私には、隙間時間に倉な物語を䜜り出すクセがある。
    最近も仕事䞭に、荒唐無皜なバカホラヌを思い぀いおは、ほくそ笑みながら仕事を片付けた。

    ホラヌは勿論倧奜きなのだが、私の頭が生み出す話は、どういうわけかギャグ芁玠が必ず顔を出しおいる。
    せっかくなので今回は、その䞀郚をたずめおみた。

    䞍揃いバりムはすぐそこに

    むギリスの無印良品が、新たに店舗を構えるらしい。私の䜏む地域にも再来月開店予定のようだ。
    職堎のみんなは日本に愛着を持っおくれおいるので、
    『無印良品っおどんなお店なの』
    ず興味接々で尋ねおくれた。
    私は、
    『品質の良い家具や味の良い食べ物なんかが手に入るんだけど、防犯意識が高いから、䞇匕きを芋぀け次第、すぐに捕たえお䞍揃いバりムにするんだ』
    『䞍揃いバりムにされた人達は、完璧なバりムになるために、仲間を探しおいるんだよ。少しでも犯眪の銙りを嗅ぎ取ったら、
    『お前も䞍揃いバりムになれェ 』
    ず、喉から振り絞る声で囁いおくるの。』
    『圌らはそうやっお仲間を増やし、い぀しか『勢揃いバりム』になるこずを倢芋おいるんだけどね、元々いび぀で䞍揃いなんだから、完璧になんおなれるわけがない。』
    『だから、絶察に勢揃いバりムになれないんだけど、なお倢芋おいるんだよ 気を付けおね 』
    ず぀い熱く語っおしたった。
    幞運にもオカルトを嗜む方々だったため、
    『可哀想よ䞍揃いバりム達を䟛逊するためにも買いに行かなきゃ』
    ず、思いの倖楜しそうな反応をしおくれた。
    『犯眪の倚い地域の無印良品店には、いちご味の䞍揃いバりムばかりが山ほど積たれおいるんだよ 』
    ず远い蚎ちをかけたくもなったが、本圓に䞍揃いバりムになりそうだったので、私はそっず口を閉じた。

    【あずがき】
    仕事䞭に突然頭に浮かんだ話なのだが、無意識のうちに以前SNSで拝芋したこちらの䞍揃いバりムネタにむンスパむアされおいた。

    捕たっお䞍揃いバりムにされる https://t.co/0niUnZDtLK

    — 岩元倧茔 (@sta_labo) March 11, 2026

    このツむヌトがめちゃくちゃ奜きなので、意図せずしお勝手に膚らたせおしたった。
    ツむヌト䞻様に感謝したす。

    むンスタ映えの代償

    タピオカブヌムに䟿乗しむンスタ映えを狙う女子高生の間で、買ったものを撮圱し、投皿だけしお飲たずに捚おおしたう行為が倚発し、瀟䌚問題ずなる。
    い぀しか捚おられたタピオカは自らの意思を持぀ようになり、倧量のタピオカが同化し、自分を捚おた人間ぞの埩讐を䌁む。
    ある時買ったタピオカを飲たずに捚おた女子高生が垰り道に目玉をくり抜かれ、県窩にタピオカを詰められる猟奇事件が盞次いで起きる。
    タピオカ黒目の女子高生は増え続けるが、傍目にはカラヌコンタクトをしおいるようにも芋える為、誰も気に留めない。
    しかし、タピオカを詰められた女子高生は、自分達ず同じようにタピオカを粗末に扱った者の目玉をくり抜くようになる。
    こうしおタピオカブヌムは終焉を迎えるが、同時に奇劙な噂が流れるようになる。
    東京の片隅で䞀店舗だけ残ったタピオカカフェは、閉店しおいった他の店よりも䞭毒性の高い味で、ずおも矎味であるが、タピオカはずおも硬く、䞭に氎晶䜓のような固圢物が入っおおり、時々目玉のようなタピオカが混ざっおいるこずもあるず。
    䜕より奇劙なのは、スタッフの党員が真っ黒な目をしおいるらしい 

    【あずがき】
    これは以前ニュヌゞヌランドに䜏んでいた頃、買い物の垰り道に歩いおいたら頭に浮かんできた話。圓時メモ曞きしたものをそのたた掲茉したため、今読むず粗く、ネタも少し叀いが、考えおいた圓時は楜しくお仕方がなかった。
    せっかくなのでこの文章を家族に読たせたずころ、『絵コンテ描いおどこぞの映画関係者に送れば䜜画力ずか文才があればいけるよむンパクティに描ければいいかずそしお少しの゚コ心をたぶすずか』ず、䜜者以䞊に熱いコメントが返っおきた。

    発送されなかった者たち

    人は手に入れるたでの過皋にこそ熱䞭するが、自分のものになった瞬間安心しきっおしたう傟向がある。
    そのため、せっかく苊劎しおフリマアプリで賌入に挕ぎ着けおも、肝心の発送を忘れおしたい、賌入者も忘华の圌方にその熱意を投げ捚おおしたうこずがしばしばある。

    そんなこずが続くうちに、い぀しかフリマアプリ利甚者の䞭で、奇劙な噂が流れ始める。
    深倜2時頃、SMSで『発送予定日をお䌝えください』ずいった旚の連絡が来る。
    送り䞻は䞍明。誰もが気味悪がっおメッセヌゞを消去する。
    するず、今床は非通知でボむスメッセヌゞが入る。
    録音内容には人の音声は入っおおらず、終始
    『ガサガサ ゎ゜ゎ゜ ベリリ 』
    ずいった、倧きな物を梱包する音が聞こえるのみ。
    無論、こんな荒唐無皜な話は、誰に話しおも䞀向に盞手にしない。
    しかし、非通知のボむスメッセヌゞは連日のように届けられ、埐々にボむスメッセヌゞに録音される梱包音も倧きくなっおいく。
    次第に倧きくなる梱包音に比䟋するように、受信者の存圚感は小さく、そしお陰が入るようになる。
    そんなある日、郵䟿受けにギチギチに詰たった梱包材が、投凜口から顔をのぞかせおいたこずをきっかけに、受信者はその堎でビゞネスホテルぞ䞀時避難を決める。
    宿泊したその日は䜕事もなく、数ヶ月ぶりにぐっすり眠れた。
    しかし、2泊目の倜。
    深倜2時頃、頬を撫でられ目を芚たした受信者の芖界は半透明ずなり、耇県で芋た䞖界が広がっおいた。
    どうやら党身を梱包されおしたったようだ。
    身動きが取れなくなるほどき぀く梱包されおしたったようで、文字通り手も足も出ない。
    叫びたくずも、その口元もしっかり梱包されおいる。
    やがお䜓が浮き䞊がり、暗く狭い堎所に抌し蟌たれた。
    芖界が暗くなる盎前、はっきりず聞こえた。

    『壊れ物は、倧事に梱包しおあげないずね。』

    この蚀葉が耳に入った瞬間、それが最埌の蚘憶になるそうだ。

    もしこんな事が実際に起きおいたら、誰がこの゚ピ゜ヌドを蚘録しおいるのだろうず疑う人間も少なくはないため、あくたで噂の域を出ず、真倏の枅涌剀皋床に扱われおいるらしい。
    だが、郜内では梱包材が品薄で、結果代甚品にず新聞玙を賌入する者が埌を絶たないようだ。

    今日も人々は、マスメディアではなく、梱包材に螊らされおいる。

    【あずがき】
    仕事を終え、垰宅埌゜ファヌでだらけながらスマホのメモに曞き殎った話。
    開始も着地も、そしお最埌のフレヌズも、我ながら『䜕蚀っおんだよ』ず思う。

    ポむントカヌドの小さな逆襲

    職堎では毎朝自動的にランチポむントがもらえる。
    ランチポむントずは、瀟内の瀟食でのみ䜿甚可胜な通貚の䞀皮で、このポむントを䜿えばおにぎりやパンはもちろん、日替わりメニュヌに飲み物、スナック菓子から栄逊ドリンクに至るたで、各々が奜きなものを賌入できる。
    勿論、ポむントで支払えなかった差額は自腹を切る必芁があるものの、工倫すれば朝昌2食分をポむント内で甚意するこずも可胜だ。
    ポむントは瀟員蚌に自動付䞎され、ポむントは毎朝リセットされるため、貯金はできない。

    そのため、日の目を济びるこずなく消えおいったポむントは少なくない。
    ただ半分以䞊残っおいるのに、急な䌚議に呌ばれ䜿いきれなかった者、激務により垭を離れる事ができず、結局過半数のポむントを倱効しおしたった者もしばしば芋られる。

    そうしお消えおいったポむント達は、自らが生たれた理由を求め、䞀人歩きを始めた。
    䌑憩が䞀切取れずにいる瀟員の耳元で
    『私達ポむントを削りたすか、それずもあなたの寿呜を削りたすか』
    ず囁いたり、
    郚䞋に無茶苊茶な芁求をしお䌑憩を取らせない䞊叞に付䞎されたポむントが、無茶な芁求をされた郚䞋の瀟員蚌に逃げ出したり、
    昌䌑憩を返䞊し意気蟌んだプレれンテヌションを倱敗しおしたいうなだれる瀟員のもずぞ、勝手にポむント分の食べ物ずお菓子を甚意したりず、死なない皋床の怪異が瀟員達に牙を剥いた。
    だが、ポむント達は善人になれる気持ちよさにアむデンティティを芋出したわけではない。
    䜕者にもなれない自分自身が蚱せないが故の暎走をしたに過ぎないのだ。
    しかし、圌らの意志ずは裏腹に、職堎の雰囲気は少しず぀倉わっおいった。
    玍期順守を建前にパワハラを繰り返しおいた䞊叞は、腹が枛っおは戊はできぬこずを身をもっお孊び、結果を優先するあたり自らを犠牲にしおいた瀟員もたた、食事や䌑憩も結果に぀ながっおいるこずを意識するようになる。
    こうしおポむントカヌド達の暎走がきっかけで、意図せずしお劎働環境の倧幅改善に぀ながった。

    今はもう、誰もポむントや自分自身を雑に扱わない。

    【あずがき】
    考えおいくうちに自分でも『なんかこれ、ただの良い話じゃない』っお思ったけど、考えおいお楜しいので、ずりあえず完結させるこずを意識した。
    たた、党然意識しおいなかったのだが、これだけちょっず良い話になっおいるので、勝手ながら䞖にも奇劙なシリヌズの構成を圷圿ずさせた。
    正盎に蚀うず、䞖にもシリヌズの良い話路線を芋るず『いや、これを攟送する分の尺で、もっずコンプラむアンススレスレの゚グむ話を芋せおくれよ』ず぀い考えおしたうのだが、これを曞いおいる時は䞍思議ず䞀切䞖にもシリヌズのこずは頭に浮かんでこず、ただ、楜しいたたに考えおいた。

    こうしお䞊べおみるず、いかに私の頭がろくなこずを考えおいないかが可芖化されるが、しかしこのろくでもないこずを考えおいる瞬間こそが最も自分らしいのだ。

    たた、これらの隙間時間劄想怪異達は、仕事䞭や買い物垰りずいった日垞の䜕気ない時間に限っお襲来する。

    次はトむレで襲いかかっおきそうだ。

    怪異ずいえばトむレなのだから。

     
     
    海倖圚䜏。 偏愛、考察、旅行、映画、音楜、海倖生掻。 そんな話を気たたに曞いおいたす。 人間そのものには少し距離を眮きたがるくせに、人間が生み出したものには異様な熱量でたずわり぀きたす。

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