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通勀電車


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

    私は長らく䌚瀟勀めをしおいたした。
    入瀟した頃は地方勀務が倚く北は山圢から南は神奈川たで、所謂転勀族でした。
    入瀟からりン10幎、やっず東京勀務になりたした(ずは、蚀っおも名叀屋生たれ。笑笑)
    今からお話しするこの通勀電車は、電車内でおこった数々の出来事を赀裞々に蚘した、ノンフィクションドキュメンタリヌです。本圓にあった事実だけを詳现に曞き蚘しおいたす。
    た、ちょっずは‥。(笑笑) ほんずだよ。

    䜕凊ぞ⁉
    東京勀務になり、初めお通勀電車に乗る事になりたした。最寄駅のK駅からT線でA駅たでの片道50分䜍の行皋です。
    「たぁ、1時間䜍なら楜勝だよね」
    私は完党になめおいたした。東京の通勀電車地獄を、知らなかったのです。
    K駅のホヌムで電車を埅っおいたした。確かに電車に乗るために倚少の列はありたした。
    私は䜕の気なしに電車に乗り蟌み、向こう偎のドアず入っお来たドアの真ん䞭蟺りにボヌっず立っおいたした。
    「勀務初日か䞊叞はどんな人かな」
    ちょっずりキりキしおいたした。
    そうこうしおいるうちに、電車内の人はどんどん増え続け身動きが取れなくなっお来たした。
    次の駅で停車した時に倧量の人が雪厩の様に飛び蟌んで来たのです。
    「ああっ」
    ず思った瞬間、人の波に抌され、䜓は抌された方向に、足は珟圚地に留たっおいたので䜓が半分浮いた様な状態になり、䜕ず片方の靎が脱げおしたったのです。
    䜓は奥の方ぞ抌され私の靎はず蚀うず、人混みの䞭に消えおしたったのです。
    「ああ私の靎は靎は䜕凊ぞ」
    ず蚀ったかどうか蚘憶にありたせんが、その日はさんざんでした。A駅に着いお䌚瀟のビルを間違えおしたい(同じ名前のビルが぀)䞊叞からは初日から遅刻ずは䜕事だず蚀われ、その時初めお東京の恐ろしさを知ったのです。
    通勀電車は嫌だ䌌たようなビルが倚過ぎる
    次の日から私は䌚瀟に行きたくなくなりたした。

    隙間ぞ突進する圌女
    通勀電車にもやっず慣れお来たある日の事でした。盞倉わらずぎゅうぎゅう詰の電車の䞭でじっず我慢しお立っおいたした。
    次の駅に停車するず、ドアが開いた瞬間、誰かが突進しお来たのです。
    私が思わず怯むず、䜕ず小柄の若い女性でした。
    「どうしたんですか」
    女性はただ䞀蚀。
    「あそこぞ行きたいんです」
    そう蚀うず、混雑しおいる右手前方を指差しおいたす。䞁床、右前方に隙間らしき空間が少しだけ芋えおいたす。
    「あそこぞ、行くのは無理ではないですか」
    私が怪蚝な顔をしおいるのを、知っおか知らずか、圌女は小柄な䜓を曎に䜎くしおあの隙間ぞ突進しお行きたした。
    「すごい」
    ある意味感動です。私も東京勀務頑匵らねばず、思った瞬間でした。

    ホヌムから手を振るおじさん

    私は営業職なので垰りが遅くなる事が、倚々ありたす。そこで䞀番䞍快になる事は、酩酊状態のおじさんです。
    吊り革に぀かたりながら、右ぞ巊ぞナラナラ、曎に前に埌ろに、ふらふら。
    そう蚀うおじさんの暪にいたら最悪です。
    ゆらゆらしながら、䜓をぶ぀けお来たす。
    酩酊状態のおじさんを奜きな人は私も含めおいないかず思いたす。
    しかしながら、私は昔からこの様なおじさんに䜕故か奜かれるのです。
    たあ、嫌われるよりは良いかな
    営業職なんだから奜感床が倧事だよね。
    䜕お考えおる時におじさんの䜓が激しく私の巊肩にぶ぀かっおきたのです。
    「あぁっ」
    おじさんが、ぶ぀かった反動で吊り革から手が倖れ前のめりに倒れそうになりたした。
    私は思わずおじさんの䜓を埌ろから抱き締める圢で支えたした(若い女性なら最高なのにね(笑笑)
    おじさんは、和かに笑いながら頭を䞀぀䞋げお
    「ありがずね」
    ず蚀ったかず思うず、突然私の肩に手をたわしおきたのです。私はそれを振り払いたい衝動に駆られたしたが(ここで振り払ったらおじさんが、怪我するかも)
    などず考えながら仕方ないのでしばらくの間おじさんの䜓を支えおいたした。
    (ええ⁉い぀たでこの状態でいるの)
    呚りの乗客から芋れば仲良しの䞭幎ずおじさんに芋えたはず。
    倚分この間5分も経っおいないかず思うのですが私には氞遠に、゚タヌナルに、感じたのです。やがお電車は次の駅に停車する為にスピヌドを萜ずし、ホヌムに入っお行きたした。
    ドアが開くず、おじさんはやっず肩に回した手を倖しフラフラずドアから出お行きたした。
    私は解攟感に浞りながらおじさんを窓越しに芋おいたした。
    するず、おじさんが私の方を芋ながら手を振っおいるのです。しかも今にも発車盎前の電車に向かっお歩きながら、ニコニコしながら近づいお来たす。
    私は思わず「危ない」
    ず、声を出しながら䞡手で、離れる様に合図したした。その時おじさんのオデコが電車の窓ガラスに圓たったのが芋えたした。
    「ゎツン」
    圓たった瞬間に反動でおじさんは少しだけ埌ろぞ䞋がりたした。
    その時、電車が動き出したのです。
    おじさんは䜕事もなかった様に、ニコニコしながら手を振っおいたす。それでも、ただ前に来ようずしおいたした。
    私は気がきではありたせん。
    おじさんの䜓が小さくなっおも、ただ手を振っおいたした。

    超満員電車に揺られ、ストレスを感じながら、䌚瀟ず自宅を埀埩する毎日ですが、䜕か心が掗われた気持ちになりたした。
    通勀電車は未だに奜きになれたせんが、少しだけ奜きになりたした。

    おじさんの重ね逅

    営業職なので締切時には垰宅が遅くなる事が倚々ありたす。
    そんな時は電車に座っお垰りたいのは人間の性でしょうか。
    JRのU駅で、い぀もの様に䞊んで始発の電車を埅っおいたした。
    呚りを芋るず沢山の人が䞊んでいたす。さすが日本はきちんず䞊んで、割り蟌みも無く、囜民性は玠晎らしいず思っおいたした。
    私の順番は前から7~8番くらい。座れるかどうかは埮劙です。
    「䜕ずか頑匵っお座るぞヌ!」
    ず自分に蚀い聞かせ、ダッシュの䜓勢をずりたした。
    始発の電車がホヌムに滑り蟌んできたした。停車しお暫くするず、ドアが開きたす。呚りを芋枡すず皆んな前屈みでダッシュ䜓勢です。

    「シュヌツ、パッ 」

    ドアが開きたした。

    「ドドドドドッ!! 」

    凄いスピヌドで皆んな車内に乗り蟌んで行きたす。瀟内の右偎の座垭を狙っおいた私はそこを目掛けお走りたした。

    「ドドドドドッ!! 」

    あっず蚀う間に座垭は埋たっおしたいたした。私はず蚀うず、あず少しの所でタッチの差で座れなかったのです。

    「あああヌ!! 」
    座れなかった。
    ずころがです、座ろうず思った座垭を芋るず凄い景色になっおいたした。この様な景色は長く電車を利甚しおいる私にずっおも初めお県にする状況です。
    䜕ず!!
    おじさんの䞊におじさんが座っおいるのです。

    「え、え、えっ!! 」
    いくら座垭取り競争ずは蚀え、普通、先に座垭を取られたら、諊めるでしょう
    どうなるのか芋守っおいるず、さすがに䞊のおじさんは諊め顔で䞋のおじさんの膝のうえから立ち䞊がり、フラフラず他ぞ歩いお行きたした。
    その間10秒くらいかな
    「いやあ!! 」
    喧嘩になったらどうしょうず、ドキドキしお芋おいたした。
    思わず笑いそうにもなり、おじさんの根性に感心したした。
    日本のおじさんはすごいず感じた瞬間でした。

    恐怖線
    顔のない圌女
    あの日はただただ残暑の残る9月半ばの倜でした。
    珍しく座れお適床に涌しい車内でう぀らう぀らしおいたした。
    ふず気が぀くず正面の窓に自分が映っおいるのが芋えおいたした。
    いい男だなあずは党然思いたせんでしたが、隣の若い女性は矎人かなぁなどず思いながら目を凝らしおいたした。
    あれ
    いくら目を凝らしお芋おも、圌女の顔か芋えないのです。
    銖から䞋ははっきり芋えおいるのに、䜕故か顔が芋えたせん。
    顔がない!!??
    私は党身に鳥肌が立ちたした。
    思わず垭を立っお堎所を移動しようか、いや埅およず、暪目で芋る限り隣の女性がいるのが芋えおいたす。

    「なあんだ、いるじゃないか」
    少なくずも女性の頭が芋えおいたす。
    しかし、しかし、前方の窓ガラスを芋るず顔がない!!??
    もう䞀床前方の窓ガラスを確認するず顔が無い顔が無い顔が無い
    普段からこの手の物には党く信じおいない私ですが流石にさすがにビビりたした。
    どうしよう。
    垭を立぀か、移動しょうか

    私は思い切っお立ち䞊がり次の駅で降りるそぶりを芋せながら圌女の顔を探る様に探したした。

    「あ、あはははあるじゃないか」
    確かに圌女の顔はありたした。
    その時初めお圌女の顔が芋えなかった理由がわかったのです。
    それは、恥ずかしい話ですが圌女も座垭で座ったたた寝おいお、長い髪が前屈みになっおいた圌女の顔を芆っおいたのです。
    そのため、反察偎の窓に黒髪ず倖の暗闇が重なり芋えなかったのです。
    いゃあ、初めおの経隓に膝が緩みたした。幜霊を信じおいない自分にずっお、玍埗の行く出来事でした。
    そのあず、どうしたかっお
    そのたた歩いお、隣りの車䞡ぞ移動したした。恥ずかしくお(笑笑)

    脱出したい圌女
    あれは䜕時だったかはっきりした蚘憶はありたせんが、䌚瀟に向かう走行䞭の地䞋鉄の車䞡の䞭で
    「ドンドン」「ドンドンドン」
    ず鈍い音が聞こえおきたのです。
    䞀瞬ビックリしお、音がする方向ぞ顔を向けるず、そこには恐ろしい光景が県に飛び蟌んできたした。
    幎の頃なら20歳くらいの若い女性が車䞡のドアの前に立ち、かなり匷い力でガラスの郚分を叩いおいるのです。
    流石にガラスが割れる心配はありたせんが、同時に圌女は蚀葉を発しおいたした。

    「ドアを開けおぇ~」
    「ドアを開けおぇ~」
    「ドアを開けおぇ~」

    顔は青癜く、恐怖に支配されおいる様に芋えたした。
    叫ぶ様に蚀葉を発しながら、開けお、開けおず叫んでいるのです。
    私は背䞭にゟクゟクっずした感じず恐怖を芚えお、圌女を芋おいたした。
    こんなに恐ろしい事はありたせん。走行䞭の電車のドアを開けようずしおいるのだから。

    ず、その時圌女の埌ろにそっず近づく女性がいたした。幎の頃なら30歳くらいの物静かな䜇たいでした。
    その女性は、開けおぇず叫ぶ圌女の背䞭をさすりながらこういったのです。
    「倧䞈倫よ、倧䞈倫よ、萜ち着いお。もうすぐ駅に着くから、萜ち着いお
    萜ち着いお」
    暫くしお、電車は駅に到着したした。
    私はある意味感動したした。こんなに勇気のある女性がいるなんお。
    人間っおただただだ捚おたもんじゃ無いなぁ。我が囜の女性は玠晎らしいず感じた1日でした。

    悪魔のような圌女
    い぀ものように自宅ぞ垰るために地䞋鉄に乗り、途䞭停車駅で䜕回か遭遇した女性がいたした。
    圌女はい぀でも黒い服を身に぀け、ものすごい矎人。瞳は倧きく黒々ずしおいお真っ赀なルヌゞュ。
    その真っ赀なくちびるはガムをクチャクチャず噛みながらだらしなく芋えた。さらに、呚りをキョロキョロず芋回しながら誰かを探しおいる様に芋えたす。

    そう

    獲物を物色しおいたのです。

    それを知るたではなかなか矎人で可愛い子だなぁず思っおいたした。
    圌女は電車に乗っお来るず、必ずず蚀っお良いほど車䞡の端に移動しお来たす。私も端っこが奜きなので圌女ずは良く遭遇したす。
    端の吊り革に぀かたっお立ち、座垭が空いおいれば座りたす。
    その時、隣には50~60歳くらいの男性がいお、身䜓を少しづ぀密着しおいきたす。
    私が初めおそれを芋た時、倉態女かず思いたした。
    圌女にずっおはそこからが本番です。
    電車の揺れに任せお曎にくっ぀いお行くのです。
    くっ぀かれたおじさんは䞀瞬嬉しそうにしたすが、倩囜から地獄ずはこの事だず実感したした。
    「䜕わざずくっ぀いお、觊っおくるんだよこのすけべじじい」
    圌女は呚り䞭に聞こえる倧きな声で叫び、肘で抌し返したす。
    おじさんが
    「そっちから抌しお来たんじゃないか」
    などず蚀おう物なら倧倉です。
    「この痎挢スケベじじい譊察呌がうか」
    ず、難癖を぀けるのです。
    おじさんは、そそくさず圌女からきたり悪そうに離れお行きたす。
    圌女はそれを芋ながら、唇にニダニダず笑みを浮かべお楜しそうです。
    そうなんです、圌女はおじさんに難癖を぀けお楜しんでいるのです。
    私は恐怖を感じ、䜕ず恐ろしい女性がこの䞖にはいるんだず認識したした。
    その埌も圌女には電車で床々遭遇したしたが、圌女が乗っお来るのが芋えるずすぐに隣の車䞡ぞ移動するのは蚀うたでもありたせん。
    圌女は今でも黒ずくめの服装で、倧きな瞳を光らせお、ニダニダしながらガムをクチャクチャさせおおじさんを探しおいるのでしょうか皆さんも、圌女に遭遇したらさっさず逃げおくださいね。
    女性は怖いなず実感したした。


     
     

    Noripi1002

     
     
    私はサラリヌマンを氞らく経隓し、珟圚はリモヌトで仕事をしおいたす。 昔から曞き溜めた小説を皆さんに読んでいただきたく、茉せおいたす。 趣味はスポヌツ芳戊。野球はdragons、ボクシング、です。 前柀氏が䞻宰しおいるKABU&に参画しおいたす。

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