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Photo bydaraz

ピノ・ガール

    ノリかな

    お茶のお稽古の帰り道
    ふと駅ビルの中のスーパーを覗いていた

    ひとり暮らしの私は簡単に済ませるおかず探しをする

    半額のお刺身やお寿司が並ぶ
    それを眺めても食指は動かない

    もういいかとそのお店を後にしようとした時にピノ・ガールという特売の小玉西瓜が目に止まった

    以前家の側の農家直売所で「美味しいよ」と勧められて買ったことがある

    確かに種が小さくて、甘くて美味しかった

    梅雨寒なのにどうしても気になって、カゴを取って入れていた

    家までの帰り道
    少し重い西瓜を持ち帰る

    家に着き、すぐに晩の祈りをしようと仏壇の前に座って気がついた
    明日は祖母の命日だと

    祖母は西瓜が大好きだった

    本当は大きな西瓜一玉を買いたいけれどひとりでは持て余す

    私はひとり合点をする
    おそらく祖母から「買って、買って」と西瓜をねだられのだと

    祈りを終えて
    明日の命日のためにすぐさまピノ・ガールを祖母の写真の前にお供えした

    心なしか祖母の遺影は微笑んでいる


     
     
     
    見えないもの、感じることを言葉に出来たらいいなぁ 自分の言葉で綴ってゆく、人の言葉ではなく それが理想… 神も仏もあるもんか…そう思って生きてきた、でもいるんだなぁ~魂ってあるんだよ、 神も仏も存在するの 不思議な縁に導かれて、茶道を始める 母の残した帛紗を使い

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