
枝葉末節
怠惰な連休。仕事を少しだけして、あとはなるべくボーっとしていた。今日も9月半ばだというのに、真夏のように暑かった。日中の熱でできた雲が、夕暮れに雨を降らせる。夕立というよりは、スコールというような、土砂降りの雨だった。ベランダのサンシェードを伝うしずくを、子どもたちと眺める。

子どもたちを自転車に乗せて、一番近いショッピングモールへ行く。開店直後の、まだ人がまばらな時間帯。生活用品をいくつか買って、休憩にとタピオカジュースを飲んだ。子どもたちのおこぼれだが。久しぶりにタピオカのもっちりとした触感をたのしむ。子どもたちには不評。ブルーのジュースは激烈に甘く、飲めばのむほどノドが乾く感じがした。

飛び跳ねる噴水にとびこんで遊ぶ子どもたちがいた。これだけ暑ければ無理もない。見ているほうも涼しげな気になった。次女も負けじととびこんでいった。噴水の出る穴を足で踏んで追いかけていく。長女も行くかなと思ったが、生憎、機嫌がよくなかった。お目当てにしていたファミレスがいっぱいで入れなかったから。
びしょ濡れになった次女を自転車のうしろに乗せて帰った。濡れた服で風に吹かれると涼しいと、満足気だった。大人になると、そういう機会はなかなかない。よほど気持ちよかったのか、すぐにウトウト寝てしまった。

小さいころに遊んだおもちゃを、フリマアプリで探した。そういうものを眺めると幸福感が増すらしい。歳をとるとノスタルジーに浸りたくなるのは、合理的な感情だ。
とはいえ、あまり物を増やしたくないので、買うのをためらう。読みたい本は躊躇なく買うくせに。そうして迷っているうちに、他のだれかに買われてしまった。その誰かも、同じぐらいの年齢で、同じように昔を懐かしんでいるんだろう。

夜は考え事が捗るから、寝るのが惜しくなってしまう。あと少し起きていたいなと思うが、次の日のことを考えると、はやく寝なくてはならない。睡魔ではなく、自制心が私を寝かせる。