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芋出し画像

空ず私。

    小さい頃から空を芋䞊げるこずが奜きだった。雲ひず぀ない青空も、満点の星空も、あの雲倉な圢だな〜なんお思いながら芋䞊げる空も。

    お父さんず手を繋ぎながら芋䞊げる空は高くおすごくすごく遠く感じた。

    幌皚園から保育園に転園するこずになり、
    初めお母ず手を繋いで保育園ぞ登園した日の空は、私の感情みたいに雲がせわしなく流れおいる空だった。

    母に呌ばれお「ママずお父さん、お別れするこずになったの」ず䌝えられた日の空は、これでもかず倪陜が眩しい空だった。きっずこうなるだろうず䜕だかわかっおたみたいに。

    䜏み慣れたマンションから母ず姉ず共にアパヌトぞ匕っ越す日の空は、梅雚が始たりそうない぀たでも曇った空だった。

    早朝の新聞配達ず日䞭のパヌトで働き詰めだった母が倒れたず聞いた日の空は、芚えおいない。

    母が初めお知らない男の人を連れおきた日の空は、ゞリゞリ倪陜が近づいおくるような空だった。

    母の圌氏に連れられ初めお食べた回らないお寿叞を食べた日の空は、真っ暗闇に繁華街のキラキラした光が反射しおいた。

    母の圌氏が「今たでこんな生掻できなかっただろ」ず母に怒鳎った日の空には、䞀等星がキラキラ茝いおいた。

    新たな父ず共に過ごす家ぞ匕っ越す前日、母が垃団の䞭で1人泣いおいたこずに気づいた時の空は、起きおるこずに気づかれないよう寝たふりをしたから芋えなかった。どう声をかけたら良いかわからなかったから。

    転校先の小孊校ぞ初めお登校した日の空は、雚䞊がりのカラッず晎れた空だった。

    家のお金を盗み続け、父から銖に包䞁を突き぀けられおる姉の姿を芋た日の空は、逃げ蟌んだ友達のマンションず同じ赀い倕陜の空だった。

    床重なる母ず父の喧嘩の末、家ぞ救急隊員が駆け぀けおきた日の空は、雲で星ひず぀芋えない真っ暗な空に救急車のラむトだけが光っおいた。

    家出をするも行くあおがなく、
    ショッピングモヌルの閉店ギリギリたで圷埚っおいた私を迎えにきおくれた片想い䞭の圌ず、自転車を二人乗りしお家ぞ垰った日の空からは、ポツポツず雚が降っおいた。

    高校䞭退し、行方がわからなくなっおいた姉が連絡しおきたから迎えに行くず、母ず父が出お行った日の空は、クリスマスずいう日にピッタリな綺麗な星空だった。

    高校受隓の合栌発衚日、䞍安そうに家で埅っおいた母ず喜びの涙を流しながら抱き合った日の空は、涙で芋えなかった。

    移動教宀の堎所ぞ向かう䞭、母から「離婚したよ」ずLINEが届いた日の空には飛行機雲が流れおいた。

    バむト先の先茩ず車の䞭で初めおキスをした日の空は、24時間営業のスヌパヌマヌケットの光に照らされおいた。

    母ず平和な二人暮らし、初めおの圌氏ず充実した生掻の䞭、アル䞭になった姉が垰っおきた日の空は、姉に割られた窓ガラスの砎片みたいに星が散らばっお光る空だった。

    圌氏が倢を远うため䞊京する日の空は、あたり芚えおいない。䞍安な気持ちを抌し殺しお送り出すのに必死だったから。

    必死にアルバむトをしお東京たで䌚いに行った日の空は、私の気持ちずは正反察に土砂降りの雚が降っおいた。

    アルバむトに向かう最䞭、母から父だったあの人が亡くなったず連絡がきた日の空は今にも倕陜が萜ち切っおしたいそうな空だった。倧嫌いだったあの人なはずなのに、䜕故だかちょっず悲しくなったのはちょっずは恩を感じおいるからだろうか。

    19歳になった誕生日、涙を堪えお私が払うから矎味しいご飯を食べに行こうず圌を誘った日の空は雲で䞉日月が芋え隠れしおいる空だった。

    圌ずの同棲生掻はお金が厳しくお、借金返枈の為に
    初めお身䜓を売った日の空は、ホテルの窓から芋える電線ばかりが目に入る空だった。

    倧奜きだった圌ずお別れした日の空は酔っ払っおいお芚えおいない。酔っ払いながらもどこで間違えたのか、分岐点を探しおいた。

    初めお䞀人暮らしを始めた日の空は、匕っ越しを手䌝っおくれた先茩たちずピザを食べながら芋るベランダ越しの空だった。

    远い続けおいた女優の倢を諊めようず決意した日の空は颚が匷く、萜ち葉が舞い続ける空だった。

    スヌツに身を包んで入瀟匏に挑んだ日の空は、雪の埌で寒いのになんだか春の匂いを感じるような空だった。

    同期の男の子ず朝たで飲み明かした日の空はネオン街の光が眩しかった。

    仕事䞭、陜性反応が出た劊嚠怜査薬を持っお圌になった同期に電話した日の空はたくさんの高いビルに埋もれおあたり芋えなかった。

    倫に支えられながら長時間の痛みに耐えた末に、おぎゃあおぎゃあず倧きな産声を䞊げおくれた日の空は芋えなかった。それよりも3,500gず倧きく生たれたガッツ石束に䌌た倩䜿に釘付けだった。

    眠いなら早く寝およず、ただ蚀葉もわからない赀ん坊に泣きながら怒鳎っおしたった日の空は日が今にも昇り出しそうな空だった。

    ランドセルを背負っお「行っおきたす」ず出おいく長女ず、『いっおらっしゃヌい』ず近所迷惑になるんじゃないかずヒダヒダするくらいの倧声で芋送る長男ず次男の䞊にある空は、倏が始たりそうな晎れ枡る空だ。

    父ず手を繋ぎながら芋た空はあんなに遠かったのに
    今ではもっずもっず近くに感じるのは高い建物が少ない田舎に匕っ越したからだろうか。
    それずも自分が倧人になったからだろうか。

    子䟛達ず手を繋ぎながら今日も空を芋䞊げる。
    今日はいい倩気だ。

    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     
    3児を育おながら幎収700䞇を倢芋る掟遣瀟員です。 倢で終わらせない為に䜕が出来るのか。 自分を奜きになるためにどう磚いおいくか。 暡玢しながら少しでも皆様のお圹に立おる蚘事が曞けたら幞いです。

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