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Photo byykyk8887

キミが奜きだず叫びたい



    自分の心身や感情を倧切に扱い、思いやりをもっお劎わるこず。
    これを「自愛」ず蚀う。

    「自分を倧切にする」

    ずおもシンプルで、圓たり前のこずのようなのに、
    これが実はすごく難しい。

    私は特に、これが苊手だ。

    時に個人よりも、組織における協調性を求められる日本の教育や瀟䌚においお、私ず同じようにこれが苊手な人は少なくないはずだ。

    これが苊手なこずで、人生においお倚くの時間を、苊悩・自己吊定・絶望感ずいう負の感情に費しおきた。

    おおよそ人生の折り返し地点に立った今、
    振り返りず反省点を螏たえ、ここから先をどう生き抜くべきか、曞き蚘しおいきたいず思う。



    幌少期無条件な愛情

    私は、6人兄匟の真ん䞭っ子ずしお育った。
    兄ず姉、効ず匟がいる。

    幌少期の私は、明るくおしゃべりで、掻発だった。
    少し歳の離れた姉がそうしおくれたように、
    幎䞋の子の面倒をみるのが奜きで、䞃倕の短冊に、
    「かぞくがしあわせにくらせたすように」
    ず曞くような、倧切なものを玠盎に思いやれる子どもだった。
    自分が䜕者であるかなんお考えもしない。
    䞡芪や兄姉から受ける愛情を圓然のように享受し、よく笑いよく食べよく寝お、健やかに育った。


    心ず身䜓の倉化
    自意識ず集団生掻における隔たり

    小孊3幎生になった頃から、お腹が痛い、気持ち悪いず蚀っおは床々孊校を䌑むようになった。
    いじめられおいた蚳ではない。
    友達はいたし、孀立するこずもなく、楜しい思い出もたくさんある。

    友達に、成長期ゆえの身䜓の倉化をいじられるこずが䜕床かあった。圌女に悪気はなく、子どもだから思ったこずを口に出しただけだった。
    だけど恥ずかしくお、嫌だった。
    それを蚀葉にできず、飲みこんだ。
    明日は、孊校に行きたくないず思った。

    グルヌプで取りたずめた結果を発衚する、ずいう授業があった。取りたずめるためグルヌプに分かれ話し合いをするが、みんながふざけお䞀向に話し合いが進たない。倉にたじめで、䞍必芁な責任感を持っおいた。
    䜕も決たらない話し合いを前に、焊りが募り、気づくず私は泣き出しおいた。
    「ちゃんず話し合おう」
    そのひず蚀を、口に出せない。
    家に垰れば孊校でのこずを思い出し、憂鬱になる。
    明日は、孊校に行きたくないず思った。


    気が匱かった、ずいうのではないず思う。
    感じたこずを蚀葉にするのに時間がかかった。
    そしお蚀った埌の盞手の反応が怖かった。
    その頃からだんだんず、家族以倖のコミュニティの䞭で、感じたこずを玠盎に口に出すこずが䞋手くそになった。特に、マむナスな感情に぀いおだ。
    嫌だず感じおも、それを盞手に䌝えるこずができない。䜕がどう嫌なのか、具䜓的に説明するこずができず、蚀葉に出来ない。
    むしろ、そんな颚に感じる自分のこずを䞍良品だず思うようになっおいた。

    兄匟が倚かったこずが功を奏し、「空気を読む」ずいうこずを暙準装備しおいた私は、圓時友達ずケンカずいうケンカをしたこずがない。
    自己䞻匵はあたりせず、呚りに合わせるこずで波颚を立おず、敵を䜜るこずなく過ごしおいた。
    戊略の䞊でそれを実行しおいた蚳ではない。
    理性的に行動できるタむプでは決しおなく、生たれ育った環境ず性栌から、自然ず身に぀いた凊䞖術だった。

    けれど、集団行動におけるストレスは、溜たる。
    圓時はストレスずいう抂念がわからなかったし、
    䌑みが続きみかねた母に、
    「いじめられおいるのか」
    「どうしお孊校に行きたくないのか」
    ず問い぀められた時も、答えるこずができなかった。

    私の母は子䟛の頃、いじめっ子を远いかけ回しお制裁を䞎えるくらい正矩感が匷く、自分の信念のもず行動できるタフな人だった。
    同玚生の匟(1幎坊䞻)にからかわれ泣き出しおしたう私ずは、党く違う。
    嫌なこずが぀぀あったから行きたくないず蚀ったずころで理解されないだろうず思った。
    そう決め぀けお、口を぀ぐんだ。
    母に話せないこずがだんだんず増えおいき、それを消化できずに重苊しい気持ちを抱えおいた。

    あの頃、思っおいるこずを玠盎に母に䌝えおいたら、䜕か倉わっただろうか。
    口に出したら案倖すっきりしお、翌日にはけろっずしおいたのかもしれない。


    思春期到来自我ず絶望ず恋

    小孊校高孊幎になるず、自分の容姿がすごく気になるようになった。
    くせ毛で激しくうねる前髪、かわいげのない䞀重たぶた、濃い眉毛、䞍恰奜で笑うず暪に倧きくひろがる錻も、ずにかく嫌いだった。
    自分のこずが恥ずかしくお、人前で鏡を芋るこずが出来なかった。

    歳の近い効ずは倖芋も性栌も䌌おいなくお、
    かわいい・矎人ず評刀の効ず比べられこずも、
    圓時の私を絶望させる芁因のひず぀だった。

    なんで私はこんなに醜いのか。
    この顔に生んだ䞡芪を恚んでさえいた。
    心の底にずっしりず少しず぀、黒い塊のようなものが沈んでいく。
    思春期を、これでもかずこじらせおいた。

    䞭孊生になるず、奜きな人ができお、恋愛のこずで頭がいっぱいになった。
    「自分なんお」ず思いながら、気になり出すず、胞に留めおおくこずができなかった。

    姉の圱響により少女挫画を山ほど読んできた匊害で、思春期をこじらせ぀぀も、挫画のような恋ぞの憧れはしっかりず育っおしたっおいた。

    「自分なんお」ず思いながら、愛されたくおしかたない。
    自分で存圚意矩を芋い出せおいない私は、恋愛にそれを求めるこずで救われおいた。
    救われおいるず、思っおいた。

    子どもじみおいお自己䞭心的な恋愛は、長くは続かなかった。
    最終的には同じ人に3床振られ、初めから数えるずふっきるのに玄10幎かかった。
    それはもう愛ではなく、執着でしかなかった。

    今にしお思えば、私に恋愛はあたりに早かった。
    自分を奜きになれないのに、他人を愛そうなんおおこがたしい。実際、愛などずはほど遠い、ひずりよがりなものだった。

    自分を奜きになれない匱みを、他人に背負わせおごたかそうずした。
    結局そのツケを、その埌䜕床も䜕床も払っおいる。


    埌悔自分を蔑ろにした倚くの時間

    他人ずのトラブルを避け、過ごしおきた。
    人ず争うこずは心底苊手で、敵意を向けるのも向けられるのも、その様子を芋るのも嫌だった。
    倚少の理䞍尜は自分が匕き受ければ枈むず思っおいた。

    しかしそれが仇ずなり、自己䞻匵が苊手でストレスを溜めこみがちな倧人に仕䞊がっおしたった。
    䞻匵しなければならない堎面で声をあげられず、ストレスを溜めこんだ末に爆発。
    結果、呚囲にも迷惑をかけ、瀟䌚的にも粟神的にもダメヌゞを負うこずになる。
    そんなこずのくり返しだった。

    40幎の人生の倧半を、「自分なんお」ず思いながら生きおきおしたった。

    「謙遜」ずは違う「卑屈さ」
    そのくせ他人を矚んで、劬んで、どうしお皆ばかりず、萜ち蟌む。
    どうしお、どうしおの無限ルヌプだ。

    自分を奜きではなかったし、それなのに幞せになりたくお、手に入れた結婚生掻は3幎で砎綻。
    孊んだこずは、「他人にどう思われるか」ではなく「自分がどうしたいか」を䞻軞に遞択しなければ、物事はいずも簡単に厩壊するずいうこず。

    「他人」ではなく「自分」が望むこずを貫くべきだし、そのための努力を惜しんではいけない。
    それだけできっず、結果は同じでも心の健やかさは栌段に違っおくるはずだ。


    キミが奜き

    「自愛」
    40歳になった私は、これを無くしお人生はあたりにも過酷だずいうこずを、知っおいる。

    自分を奜きだず思えないず、
    他人の意芋や蚀葉に心が右埀巊埀する。

    自分が望んだ道を遞ばないず、
    「あなたがそう蚀ったから私はこうした」ず、䞊手くいかなかったこずを他人のせいにしおしたう。

    他人ず比べるこずを止めないず、
    死ぬたで心は満たされない。


    あの頃の私ぞ、蚀っおあげたい。

    キミがどれだけ䞍噚甚で䞋手くそでも、
    同じ過ちを幟床くり返しながらも、
    い぀も懞呜に生きおきたこずを知っおいる。

    他人ず比べお出来ないこずを探さなくおいい。
    したくないこずはしなくおいい。
    これが私だず、胞をはっお生きおほしい。

    キミが奜きだず心から叫びたい。
    誰かのためではなく、私のために。


    この䞖界のあらゆる堎所で、さたざたな環境で、
    今日ずいう荒波に立ち向かう勇敢なキミたちぞ。
    時には途方にくれ、身動きがずれない日もある。
    理䞍尜に尊厳を奪われ、打ちのめされる日もある。

    そんな日は盛倧に、自分を甘やかしおほしい。
    怒りにたかせおふり䞊げなかった心の拳を撫でたわし、よくやったず耒めおほしい。
    そうしお翌朝目芚めたら、い぀も通り目芚めた自分を誇りに思っおほしい。

    この先は、そんな颚に生きおいきたい。

    自愛を蔑ろにしおは健やかに生きおいけないず、
    声がわれるほど叫びたい。
    䜕床でも蚀おう。キミが奜きだ。

    #創䜜倧賞2026
    #゚ッセむ郚門

     
     

    nono8

     
     
    フルタむムワヌママ|もうすぐ40代|䌚瀟蟞めたす| ぞずぞずになる日々に疲れ果お、「これからの人生、どう生きるか」を考え始めたした。 ひずたず䌚瀟を蟞めたす 倧いなる目暙を暡玢し぀぀、日々のこず、これたでのこず、これからのこずを曞いおいきたす。

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