
【誤解】大浴場で叫ばれた話
高校生の頃。
「彼氏さんは女子トイレ入れないよ!(by清掃の方)」
「お兄さん食べ盛りだからいっぱいあげちゃう!(byスーパーの試食担当の方)」
「お母さん、あの人男なのにどうして女子トイレにいるの?(by純粋な気持ちの女の子)」
全て私に向けられた言葉である。
私は女である。
柔道をやっていて、髪の毛がわちゃわちゃになるのが嫌で、ベリーベリーショートにしたらこの有様。
ジャージばかり着ていたので、自他ともに認める「パッと見男」。
間違われすぎて基本的に訂正しない(トイレは別)。
母と一緒に買い物していて、「お兄さん!」と試食に誘われたら、私は「はーい」と返事をして寄っていくし、母も訂正しない。
隣で「よかったねぇ」とニコニコしている。
そんな私が、部活の遠征で宿泊施設の大浴場を利用したらどうなるのか。
お察しタイトルの通りである。
...大浴場混んでたんだもん。
友達と脱衣所でジャージ姿で待ってるしかなかったんだもん。
どんな感じだったかというと。
1人の方が浴場から出てこようとした。
引き戸を開けた。閉めた。戻って行った。
??
別の方が浴場から出てこようとした。
引き戸を開けた。「えっ!」と言った。
閉めた。戻って行った。
なんのこっちゃである。
また別の方が浴場から出てこようとした。
引き戸を開けた。
「キャーーーッ!!」と叫んで閉めた。
閉めた勢いで転んでいた。
そこでようやく気づいた。
原因は自分であると。
後ほど戻って行った方たちと私とで、双方謝罪。
間違ってすみませんでした、紛らわしくてすみませんでした、と。
コントのようだが、哀しいかな、何一つ脚色していない。
危なかった。
危うく不審者になるところだった。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
できれば笑っていただけると過去の私が救われます。