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Photo bynoouchi

ペンと傘があふれている

    竹内 ノイチ

    「おっ、これはいい言葉だ」と思って、ノートにメモをしようとしたら、ペンを忘れていたことに気がついた。

    私という人間は本当に忘れ物が多い、という話をつい先日に書いた気もするが、特に反省もしないので成長も更生もない。なんてのびしろのない人間なのか。Creepy Nutsもカバーできないレベルである。

    ところで、安めのボールペンを複数もっている人は、きっと家にビニール傘がたくさん置いてあるのではないかと思う。いましがた考えた仮説だが、これは意外といい線を行っている気がする。

    根拠はこうだ。このタイプは、まず感覚だよりで持ちものをカバンに詰めることが多い。私がそうだ。

    そして、天気予報は見ない。私が証人だ。

    天気予報を見ないのは、その日の天気は外見ればなんとなくわかると思っているのと、天気に困ることがあればそのときに考えたらいいと思っているのが理由だろう。

    しかしそうしていると、時折どうしてもペンや傘が必要になる場面に遭遇することがある。そんなときは「あのときちゃんとしとけば」とちょっぴり後悔しつつ、「まぁ、でも今後も使うから」と思いながら購入する。

    で、少しずつペンと傘が増えてゆく。増えてゆくさまを見ながら、自分のずぼらさにうんざりしたりもする。

    といっても、人はそう簡単には変わらない。なので、同じように日々を生きていく。

    すると、また傘やペンがないときがくる。

    けれど、今度はポケットに突っ込んでいたペンや会社に置きっぱなしだった傘がひょっこりとでてきたりする。

    自分のずぼらさに助けられる。素直にラッキーと思ってしまう。いままでの後悔が少し救われた気がして、めでたしめでたし。

    以上、根拠という名の私の話でした(閉幕)

    ボールペンとビニール傘、この思考回路であれば他にも何か同じようなたまりものがある気もする。たとえばレジ袋とか。

     
     
     
    言葉を切ったり、貼ったり、勝手に定義したり。

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