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ひとさじ (詩)

    『 ひとさじ 』
                  ソノエ

    歩いても 走っても
    ほぐれなくて

    ドレミも 石蹴りも
    昔みたいに出来なくて

    枕に顔を押しつけて
    わんわん泣いた

    チカチカと
    太陽が煌いて

    (鏡に跳ねた音かしら)

    振り向くと
    やさしい羽根が 浮かんでた

    一階から スープの作る匂い
    おばあちゃんの笑い声も

    トカトカ
    階段を降りて あいさつする

    うさぎみたいに あかい目してる私に
    スプーンを そぉっと握らせる

    カチカチも
    チカチカも

    この魔法のスープで
    やわらかくなる

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