
不登校児通信㉟ やる気だけでは進まない日
やっぱり悩む。
今、学校は彼にとって「行きたくない場所」
になっている。
私は、この経験をどう捉えたらいいのだろう。
嫌でも行くことによって、
「学校は嫌な場所」というレッテルが強くなってしまうのか。
それとも、
「嫌だけど行けた。」
そんな小さな成功体験を積み重ねることが、
この子の自己肯定感につながるのか。
正直、まだ答えはわからない。
だから今日も、ひとつの実験だ。
金曜日の今日は、
「アニメーションづくりをしたい。今のこのやる気のままやりたい。」
というので、学校を休ませてみた。
いやいや、ダメでしょ。
たぶん社会的には。
やるべきことをどうにかこなした上で、
創作活動じゃないの?
そう思う。
でも、経験してみないと、わからないこともある。
「今日は何体作るのが目標なの?」
と聞くと、
「5体。」
そう言って、私は出かけた。
帰ってみると、
完成していたのは2体。
やる気だけでは最後まで進まないことがある。
身体を動かさずに家で過ごすと、
思ったほど頭も働かない。
「創作活動をしたいから学校を休むのは、
これで一度終わり。」
とりあえず反論する息子だけど返事をしなかった。受け入れてくれたみたいだ。
今日の収穫は、
「やる気は、そのままでは持続しないこともある。」
自分で体験したからこそ残る学び。
そして、
自分の意思が尊重された経験。
自分で選んでみた経験。
やってみたけれど、思ったようにはいかなかった経験。
どれも、人から教えられただけでは身につかない。
自分で体験したからこそ、身体に残る。
ひとつずつ、ひとつずつ。
身体に覚えさせる。
この子の歩み方は、他の子と同じにはならない。
でも、だからこそ、
この子の地図は、この子の歩幅で描かれていくのだと思う。