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『ピヌマンず階段』

    私の䜏たいは、リビングずキッチンが繋がっおおり、
    動線の䞭心がキッチンになっおいる。
    実際に暮らしおみるず、
    この動線に困った事が 匂いの出るものには现心の泚意が必芁だずいうこず。
    生ゎミの凊理、調理の際に出る煙やら匂いやら  。
    それらが郚屋䞭、いや家䞭に充満しおしたうのだ。
    どの動線もキッチンを通る蚭蚈は、確かに動きやすく、二階にもすぐに行け、家族ずの距離も近い。けれどそれは、匂いもあっずいう間に二階ぞ駆け䞊がっおしたうこずを意味しおいる。

    私は人間芳察から導きだした䞀぀の方皋匏がある

    「綺麗奜きな方は料理が埗意ではない。料理が奜きな方は掃陀があたり埗意ではない」
    密かにそんな傟向があるのではないかず掚枬しおいる。

    我が家は、動線からみお掃陀を優先しなければならない。
    本圓は料理が奜き。煙たみれになっおも油たみれになっおもいいから矎味しい料理を䜜りたい。匂いが残り䜕日か前の焌肉だなっず思ったずしおも

    料理本など芋おいるず、どんなレシピも匂いが充満する傟向にあるず思う。
    そうです、料理家は料理が脳内の䞭心にあるので片付けは埌。
    お掃陀が垞に脳内の䞭心にある方「散らかさない」が前提なので料理は面倒ずいう思考です。
    お料理の䜜業は、散らかった瞬間に脳が勝手に䜜動しお、料理が億劫になるのだず思うのです。
    私が蚀うのも倧倉倱瀌な話で、今回のこずで倉曎せざるを埗ない状況になった私だからこそ、ここに至ったずお蚱しください。

    そこで、矎味しそうな料理本を芋おも、おいしそうな料理動画を芋おも、
    なかなか䜜るたで行かない。

    「油䜿うのか、油飛んじゃうよな」
    「掃陀倧倉だな、換気扇からやらなくちゃだな」
    「煮るか、蒞すかに倉曎できないかな」

    私なりに、焌き物はアルミに包んで焌くようにしおいる。
    これだず仕䞊がりの状態が確認出来なくお、火を入れすぎおいたり、
    味芋が出来ないため、食べられる状態かどうかはアルミを開けるたでドキドキです。もちろん倱敗もありたす。
    魚は焌くずしおもブリの照焌か塩鮭くらいです。蒞し焌き的になるので、それに合うものでないず魚なら䜕でもずいうわけには行きたせん。
    魚の厚さや倧きさは毎回違うので、倧䜓の感じで焌き時間を調敎しおいる。
    この調理の方法だず、魚に愛情も湧いおこない、アルミに包たれ、党く様子がわからないからだ。
    これでいいのかこれで感謝できおいるのか魚に倱瀌ではないのか
    玠材ず察話できないので䞀方通行。

    お料理をする時、玠材ず察話したすよね
    䟋えば「このじゃがいもはサラダにするず矎味しそう」ずか、玠材が蚎えかけおきおくれるから分かっおくるんですよね。
    じゃがいもでも色々で、季節や産地を想像しお遞んで、「この子の茹で時間や塩加枛は  氎を枛らしおもみずみずしいからいいか」ずか、想像する。買い物からそんな感じで  。
    鍋の䞭も䜕床も様子を芋ながら玠材ず察話しお、「あずちょっずだな」「いい色しおきたな」っお仕䞊げる。お料理に手間暇かけるのが奜きなんでしょう。
    なので、匂い察策の料理は味気ない。

    そんな私でしたが家のために倉わらなければなりたせん。

    豚汁も炒めたせん、党材料ぶっこんで煮る。
    味が萜ちようずも、匂いを出さない事を優先させる。

    挬物、味噌汁。
    レパヌトリヌが少なすぎる、䜕を䜜ればいいのか
    もヌどうしたらいいのヌヌヌ。

    䌚瀟の同僚は䞀人暮らしで垰っおからの食事䜜りが倧倉らしく、䌑みの日に週間分のお匁圓も含め党食事を䜜り冷凍しおいるずいう話になり、たた違う友人は「生食になった」ず蚀っお、みんなで笑った。サラダ、お刺身、お豆腐、ずにかくそのたた食べられるものに倉えたずのこず。

    自分も考えおみるず、ほがそうなっおいた。

    挬物を䜜る回数がふえたのは、新鮮な野菜をささっず炒めるず矎味しいっお思うけど、炒めたら匂うし油が飛ぶのでやめる
    挬物できそうなら塩でもんでおく。日持ちするし匂いは出たせん。
    サラダ、お刺身、お豆腐、お味噌汁が増えた。
    生食じゃん。

    そんな䞭でうたれたレシピは
    「ピヌマンを瞊に等分に切る、魚焌きグリルで焌く、生姜醀油で和える」
    これだけ。

    私はピヌマンがすき。煮たピヌマンも、生でおかか醀油で食べるピヌマンも奜き。

    実家で、畑で採れたもぎたおのピヌマンを網で焌いお、銙ばしいピヌマンの銙りが挂っおきお  。
    倏の暑い盛りに、母が顔䞭日焌けした顔に、あふれ出るような汗を銖に巻いた手ぬぐいで拭きながら、倧きな声で「ピヌマン、矎味しいでなヌ」ず誰に蚀うでもなく蚀いながら焌いおくれお。

    䞞ごず網で焌いお、焊げおぷしゅっお凹んで、ぷりぷりだったピヌマンから圢をかえたアツアツのずころに、じゅっず醀油ずおかかをかけお、
    はふはふ食べる。
    そんなピヌマンが矎味しくお倧奜きなんです。
    母がこさえる、ピヌマンの煮たのも倧奜きです。
    母芪が「ピヌマンの煮たの食べおぇなヌ」っお、お隣さんの倕飯の銙りをかいでそう思ったのでしょうね。
    豪快に倧きなアルミの厚手鍋で、倧量のピヌマン䞞ごず油で炒めお、甘蟛い味付け砂糖、醀油、みりん、酒を同量の割合でで煮䞊げたピヌマン
    ピヌマンがくたっずするたででOk党おは目分量です。これもいい銙り、家の倖たで銙っお、ピヌマンにしか出せない銙り。

    でも、残念ながら封印です。

    料理研究家の皆様、どうかお知恵を
    こんな感動を今の䜏たいで味わうこずは出来るのでしょうか
    料理の感觊を残したたた、匂いの出ない調理法を どうか私に。




    #創䜜倧賞2026 #フヌド郚門


     
     

    rosy

     
     

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