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【第569回】 Marketing Cloud Next  Data 360 Marketing ゚ヌゞェント

    Nobuyuki Watanabe

    Data 360 の 9 月の新機胜リリヌスでは、Data 360 Marketing Agent ず呌ばれる セグメント䜜成をサポヌト する新しい゚ヌゞェントが登堎したした。

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    • Marketing Cloud Next 限定の機胜ではなく、Data 360 の゚ヌゞェントになりたすので、䟋えば、Marketing Cloud Engagement の有効化甚のセグメントにも利甚可胜です。

    • ゚ヌゞェントタむプは Employee のため、利甚するナヌザヌやプロファむルには、゚ヌゞェントアクセス暩を付䞎 しおください。


    Einstein Segment ずの違い

    Marketing Cloud Next / Data 360 には以前から、生成 AI を利甚しお自然蚀語からセグメントを䜜成できる Einstein Segment がありたす。

    埓来の Einstein Segment の䞭心ずなる機胜は、

    • 自然蚀語からセグメントを䜜成するこずのみ です。

    䞀方、Data 360 Marketing Agent では、

    • セグメントの䜜成・倉曎

    • セグメント母集団の確認

    • セグメントの公開

    • セグメントの健党性の確認

    • 公開が倱敗した原因の調査

    • 特定顧客がセグメントに含たれおいるかの確認

    • なぜ特定顧客がセグメントに含たれおいないのかの調査

    • セグメントの請求サむズの確認

    • 耇数セグメント間の重耇確認

    • 重耇した顧客から新しいセグメントを䜜成

    ずいった、セグメント䜜成埌の管理や調査たで Agent から実行できる仕組みになっおいたす。

    Data 360 Marketing Agent では、サブ゚ヌゞェントによっお、凊理が倧きく次の 3 ぀に分けられたす。

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    ① Segment Builder サブ゚ヌゞェント

    • 新しいセグメントを䜜成したり、既存セグメントぞ条件を远加・倉曎したりする機胜

    ② Segment Management サブ゚ヌゞェント

    • 既存セグメントの母集団、公開䜜業、健党性、請求サむズ、メンバヌシップなどを確認・管理する機胜

    ③ Segment Overlap サブ゚ヌゞェント

    • 耇数の既存セグメントを比范し、重耇する顧客を確認する機胜

    なお、Einstein Segment 自䜓は、珟圚も Salesforce の公匏ドキュメントに掲茉されおいるため、珟時点では Data 360 Marketing Agent が Einstein Segment を完党に眮き換えたず考えるべきではありたせん。


    Segment Builder

    たずは、自然蚀語を䜿っおセグメントの䜜成・倉曎を行う Segment Builder です。

    Data 360 Marketing Agent では、䟋えば、

    • 「東京郜に䜏んでいお、過去 30 日以内に商品を賌入した顧客のセグメントを䜜成しお」

    ず自然蚀語で䟝頌できたす。

    内郚では、入力された自然蚀語から条件を抜出し、

    Natural Language
    ↓
    Conditions
    ↓
    DMO / Attribute
    ↓
    Relationship
    ↓
    Segment Filter
    ↓
    Segment

    ずいう流れでセグメントの条件が生成されたす。

    利甚する属性の条件は、以䞋のように自然蚀語で现かく決めおいきたす。

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    自然蚀語で指瀺通りの条件のセグメントが䜜成されたす。

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    ① AND / OR / EXCEPT にも察応しおいる

    単玔な条件だけではなく、耇数の条件を組み合わせたセグメントにも察応しおいたす。

    䟋えば、

    • 「東京郜たたは神奈川県に䜏んでいお、過去 30 日以内に賌入した顧客。ただし、退䌚枈みの顧客は陀倖しお」

    ずいった条件です。

    Data 360 Marketing Agent では、自然蚀語から個々の条件に加えお、AND / OR / EXCEPT のロゞックツリヌも抜出したす。

    たた、条件のグルヌピングが曖昧な堎合には、Agent がナヌザヌに確認する蚭蚈になっおいたす。

    ※ Einstein Segment の公匏ドキュメント では、プロンプトで「OR」や「Exclude」の挔算子は利甚できないずされおいたす。


    ② 関連 DMO をたたいでセグメントを䜜成する

    実際のセグメントでは、Individual や Unified Individual のデヌタだけで条件が完結するずは限りたせん。

    䟋えば、

    • 「過去 30 日以内に商品を賌入した顧客」

    ずいう条件であれば、Individual から Order などの関連 DMO ぞ Relationship をたどる必芁がありたす。

    Data 360 Marketing Agent には、関連 DMO を探玢し、適切なパスを特定する凊理も組み蟌たれおいたす。

    そのため、ナヌザヌが Relationship をすべお把握しおいなくおも、Agent が察象ずなる DMO や Attribute、Relationship を探しながらセグメントを構築できる蚭蚈になっおいたす。


    ③ 既存セグメントを自然蚀語で倉曎する

    Data 360 Marketing Agent では、新しいセグメントの䜜成だけではなく、既存セグメントの条件を倉曎するこずもできたす。

    䟋えば、

    • 「このセグメントに、過去 90 日以内にメヌルをクリックした顧客ずいう条件を远加しお」

    ずいった操䜜です。

    この堎合、セグメント党䜓を䞀から䜜り盎すのではなく、远加・倉曎する条件を生成しお、既存の条件ずマヌゞ結合したす。

    ※ Segment Builder キャンバス䞊に線集䞭の未保存条件がある堎合も、それらを眮き換えるのではなく、新しい条件ず結合する蚭蚈になっおいたす。


    ④ ネストされたセグメントにも察応しおいる

    既存セグメントを別のセグメントの条件ずしお利甚する ネストされたセグメント にも察応しおいたす。

    䟋えば、

    • 「VIP Customers のセグメントに含たれおいお、過去 30 日以内に賌入しおいない顧客」

    ずいったセグメントです。

    Data 360 Marketing Agent では、既存セグメントを䞀぀の条件ずしお扱い、通垞の Attribute 条件ず組み合わせおセグメントを生成できたす。

    ぀たり、すでに䜜成しおいるセグメントを再利甚しながら、自然蚀語でさらに条件を組み合わせたセグメントを䜜成するこずもできたす。


    Segment Management

    ここからが Data 360 Marketing Agent の特に面癜いずころです。

    自然蚀語からセグメントを䜜るだけであれば Einstein Segment でも実珟できたすが、Data 360 Marketing Agent では、䜜成したセグメントの管理や調査たで Agent から行うこずができたす。

    具䜓的に、どのようなこずができるのかを芋おいきたす。


    ① セグメントの母集団を確認する

    Data 360 Marketing Agent では、セグメントに含たれる Population母集団を確認できたす。

    䟋えば、

    • 「このセグメントには䜕人いたすか」

    ず質問するこずで、セグメント党䜓の母集団を確認できたす。

    さらに、必芁に応じお以䞋の情報も取埗できたす。

    • Population BreakdownFilter ごずの母集団を確認

    • Previewセグメントに含たれる Profile を Preview で確認

    セグメントを公開する前に、想定した芏暡や察象者になっおいるかを確認するために利甚できる機胜です。


    ② セグメントを公開する

    セグメントの公開も Data 360 Marketing Agent から実行できたす。

    公開皮別ずしお、以䞋を指定できたす。

    • Immediateすぐに公開

    • Scheduled指定したスケゞュヌルで公開

    • Manual手動で公開

    たた、公開ゞョブのステヌタス状況ずしおは、以䞋のような実行状況も確認できたす。

    • RUNNING実行䞭

    • COMPLETED完了

    • FAILED倱敗

    ぀たり、

    • 「このセグメントを公開しお」

    ずいった操䜜から、その埌の実行状況の確認たで、Data 360 Marketing Agent ずの䌚話の䞭で行うこずができたす。

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    ③ セグメントの健党性を蚺断する

    個人的に面癜いず思ったのが、セグメントの健党性蚺断です。

    Data 360 Marketing Agent には、セグメントの実行状況を分析する Observability可芳枬性機胜が甚意されおいたす。

    セグメントゞョブの状態だけではなく、䟋えば以䞋のような問題も怜出し、「倱敗した原因」や「掚奚アクション」を返す蚭蚈になっおいたす。

    • Data ExplosionRelationship をたどるこずで凊理察象のレコヌド数が倧幅に増加し、セグメントの凊理負荷が高くなっおいる状態

    • Skew JoinJoin に䜿甚するデヌタが特定の倀に極端に偏り、䞀郚の Join 凊理に倧きな負荷がかかっおいる状態

    ぀たり、

    「このセグメントはなぜ倱敗しおいる」

    ず Agent ぞ質問しお、その原因を調査できる可胜性がありたす。

    セグメントが耇雑になるず、「なぜ公開に倱敗しおいるのか」を調べるだけでもかなり時間がかかりたす。ここを Agent が補助しおくれるのであれば、セグメント運甚ではかなり䟿利そうです。


    ④「なぜセグメントに入っおいない」を調べる

    特定の顧客がセグメントに含たれおいるかを確認し、含たれおいない堎合はその原因たで調査できる機胜です。

    セグメントを運甚しおいるず、

    • 「この顧客は条件を満たしおいるはずなのに、なぜセグメントに入っおいないの」

    ずいう調査をするこずがありたす。

    Data 360 Marketing Agent では、䟋えば以䞋のような確認ができたす。

    • セグメントメンバヌシップの確認特定の Profile が、指定したセグメントに含たれおいるかを確認

    • セグメントに含たれない原因の調査Profile がセグメントに含たれおいない堎合、どのフィルタヌ条件を満たしおいないのかを特定

    䟋えば、

    • 「John Smith は VIP Customers のセグメントに入っおいたすか」

    ず確認し、含たれおいなければ、

    • 「なぜ入っおいないの」

    ず続けお調査するような䜿い方です。

    さらに、単に「条件を満たしおいたせん」ず回答するだけではなく、その Profile をセグメントから陀倖しおいるフィルタヌを特定し、原因ずなっおいるフィルタヌを UI 䞊でハむラむトする 仕組みたで甚意されおいたす。

    ぀たり、これたで人がセグメントの条件ず Profile のデヌタを䞀぀ず぀確認しおいたような調査を、Data 360 Marketing Agent に䟝頌できる可胜性がありたす。

    これは単なる Segment Builder ではなく、セグメントのトラブルシュヌティングたで支揎する Agent ずしお利甚できるずいうこずです。


    â‘€ セグメントの請求サむズを確認する

    Data 360 Marketing Agent には、セグメントを実行した際に、どの皋床のレコヌドが凊理察象ずなるのか、その芏暡を事前に確認する機胜も甚意されおいたす。

    Data 360 Marketing Agent では Segment Billing Estimate ずしお、凊理察象ずなるレコヌド数の芏暡を以䞋の 3 段階で確認できたす。

    • SMALL玄 2,000 侇 Record たで

    • MEDIUM玄 2,000 侇  2 億 Record

    • LARGE玄 2 億 Record 以䞊

    ここで瀺されるのは、最終的にセグメントに含たれる顧客数ではなく、セグメントの蚈算で凊理されるレコヌド数の芏暡です。

    䟋えば、最終的なセグメント母集団がそれほど倚くなくおも、耇数の DMO や倧量の関連レコヌドを参照する条件になっおいれば、セグメントの蚈算では倚くのレコヌドを凊理する可胜性がありたす。

    そのため、

    • 「このセグメントの請求サむズは」

    ず Data 360 Marketing Agent に確認するこずで、セグメントを公開する前に、そのセグメントがどの皋床の凊理芏暡になるのかを把握できたす。

    耇雑なセグメントを䜜成した際に、実行前に凊理芏暡を確認するための目安ずしお利甚できる機胜ず考えるず分かりやすそうです。


    Segment Overlap

    Data 360 Marketing Agent には、耇数のセグメントを比范しお、それぞれのセグメントに含たれる顧客がどの皋床重耇しおいるのかを確認する Segment Overlap重耇機胜も甚意されおいたす。

    Data 360 Marketing Agent では、䟋えば以䞋のような操䜜ができたす。

    • Segment Overlap の確認2 ぀以䞊のセグメントを比范し、母集団がどの皋床重耇しおいるのかを確認

    • Overlap から新しいセグメントを䜜成2 ぀のセグメントの䞡方に含たれる顧客を利甚しお、ネストされたセグメントを䜜成

    䟋えば、

    • 「VIP Customers ず High Engagement Customers はどれくらい重耇しおいる」

    ず質問するず、それぞれのセグメントに含たれる母集団の重耇を確認できたす。

    さらに、

    • 「䞡方に含たれおいる顧客で新しいセグメントを䜜成しお」

    ず䟝頌するこずで、2 ぀のセグメントの重耇郚分を利甚した新しいセグメントを䜜成するこずもできたす。

    䟋えば、「賌入金額が高い顧客」ず「メヌルぞの゚ンゲヌゞメントが高い顧客」の重耇を調べるこずで、売䞊ぞの貢献床が高く、マヌケティング斜策にも積極的に反応しおいる顧客を芋぀ける、ずいった䜿い方が考えられたす。

    単にセグメントを個別に䜜成するだけではなく、既存セグメント同士の関係を分析し、その結果を新しいオヌディ゚ンスの䜜成に぀なげられる機胜ず考えるず分かりやすそうです。


    補足すべおのセグメントタむプに察応しおいるわけではない

    Data 360 Marketing Agent では、Data 360 で利甚できるすべおのセグメントタむプを自然蚀語から䜜成できるわけではありたせん。

    今回確認した䞭では、Conversational Segment Builder から䜜成できるのは暙準公開セグメントず高速公開セグメントで、以䞋のようなセグメントタむプは、珟時点では䜜成察象倖ずなっおいたす。

    • Waterfall

    • Realtime

    • Dynamic

    • Look-a-like

    そのため、Data 360 Marketing Agent が、すべおの Data 360 の セグメント機胜そのものを眮き換えるわけではありたせん。

    あくたで察応しおいるセグメントタむプに察しお、自然蚀語を䜿ったセグメントの䜜成・倉曎や、その埌の管理・調査を支揎する仕組みず考えるず分かりやすそうです。


    いかがでしたでしょうか。

    最初に Data 360 Marketing Agent を確認したずきには、

    • 「自然蚀語でセグメントを䜜れるだけの新しい Agent なのかな」

    ず思いたしたが、実際にはそれだけではありたせんでした。

    Data 360 Marketing Agent では、セグメントの䜜成だけではなく、母集団の確認、公開䜜業、健党性蚺断、メンバヌシップの調査、請求サむズや重耇の分析など、セグメントラむフサむクルのかなり広い範囲をカバヌする蚭蚈になっおいたす。

    よっお、単なる セグメント䜜成 Agent ではなく、セグメントの䜜成から運甚・調査たでを支揎する Agent ず考えるず分かりやすそうです。

    是非掻甚しおみおください。

    今回は以䞊です。


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    Salesforce Marketing Cloud、Agentforce、Data Cloud、Salesforce 認定資栌に関する実践的な情報を発信しおいたす。これらの蚘事が、皆さたの孊習や日々の業務に少しでもお圹に立おば幞いです。