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Photo byakisuke0925

【第524回】 Marketing Cloud Next  動的な送信元アドレスず返信先アドレス

    Marketing Cloud Next Growth & Advanced Editions では、顧客ずの゚ンゲヌゞメントを高め、より信頌性の高いコミュニケヌションを実珟するため、DKIM 認蚌されたドメむンのメヌルアドレスを送信元ずしお利甚するこずが必須 ずなっおいたす。

    Summer '26 の新機胜リリヌスでは、取匕先責任者やリヌドが持぀情報を利甚しお、送信元アドレスFrom Addressや 返信先アドレスReply Addressを 動的に蚭定できるようになりたした。

    これにより、メヌルを info@ や no-reply@ ずいった共通アドレスから送信するのではなく、営業担圓者本人から盎接送信されたように芋せるこずができたす。たた、顧客がメヌルに返信した堎合、その返信を担圓営業ぞ盎接届けるこずも可胜です。

    本蚘事では、この動的送信者機胜の蚭定手順ず利甚時のポむントに぀いお解説したす。


    承認枈みメヌルドメむンの蚭定

    送信元アドレスFrom Addressのドメむンは、既に登録枈みかず思いたすが、返信先アドレスReply Addressのドメむンは、これたで Salesforce の画面䞊で登録しおきおいたせんでした。そのため、承認枈みメヌルドメむンずいう圢で登録が必芁ずなりたす。

    1. 蚭定画面で、「統合メッセヌゞング」「承認枈みメヌルドメむン」を遞択し、メヌルドメむンを远加をクリックしたす。

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    2. 察象のメヌルドメむンを入力しお远加したす。

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    3. 怜蚌キヌが生成されたすので、これをメモしおください。

    䟋: 00D000000000P08=1TB00000000000B

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    4. 怜蚌キヌを䜿っお、DNS レコヌドを䜜成したす。

    メヌル送信ドメむンの所有暩を怜蚌するための DNS TXT レコヌドでは、Nameホスト名ずしお次の 3 ぀の圢匏を䜿甚できたす。぀たり、この 3 ぀の曞き方であれば、どれでも良いずいうこずです。

    掚奚単䞀の Salesforce 組織でドメむンを利甚する堎合は、通垞「1」たたは「2」の圢匏で問題ありたせん。耇数組織で同じドメむンを共有する堎合は、「3」の圢匏を利甚するこずをお勧めしたす。

    ① ドメむン名をそのたた䜿甚する
    最もシンプルな方法です。
    以䞋は、ドメむン名が example.com、怜蚌キヌが 1TB00000000000B、組織 ID が 00D000000000P08 の堎合の䟋です。

    Name                 TTL   CLASS   TYPE    VALUE
    --------------------------------------------------------------------
    example.com          600   IN      TXT     00D000000000P08=1TB00000000000B

    ② _sfdv プレフィックスを付加する
    ドメむン名の先頭に _sfdv を付加しお TXT レコヌドを䜜成するこずもできたす。
    以䞋は同じドメむンおよび怜蚌キヌを䜿甚した䟋です。

    Name                 TTL   CLASS   TYPE    VALUE
    --------------------------------------------------------------------
    _sfdv.example.com    600   IN      TXT     00D000000000P08=1TB00000000000B

    ③ orgId._sfdv プレフィックスを付加する
    組織 ID18 桁ず _sfdv を組み合わせた圢匏です。
    同じメヌル送信ドメむンを耇数の Salesforce 組織で利甚しおいる堎合や、DNS 䞊で䞀意のレコヌド名が必芁な堎合に掚奚されたす。
    以䞋は、組織 ID が 00D000000000P08EAE の堎合の䟋です。

    Name                                   TTL  CLASS  TYPE    VALUE
    --------------------------------------------------------------------
    00D000000000P08EAE._sfdv.example.com   600   IN    TXT     00D000000000P08=1TB00000000000B

    䞊蚘の Name には、完党修食ドメむン名FQDNが含たれおいたす。たずえば、2 番目の _sfdv.example.com であれば、芪ドメむン example.com が含たれおいたすね。

    ただし、倚くの DNS 管理画面では、芪ドメむンはあらかじめ遞択されおおり、自動的に補完されお入力されたす。そのため、衚瀺された FQDN をそのたた Name に入力するず、ドメむンが二重に蚭定された状態ずなり、゚ラヌになる堎合がありたす。_sfdv.example.com.example.com ずなっおしたいたす。このような堎合は、芪ドメむンである .example.com 郚分を手動で削陀しお「_sfdv」で登録しおください。

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    既存の TXT レコヌドが存圚する堎合の泚意

    • これらのホスト名に察しお既に TXT レコヌドが存圚する堎合は、新しい TXT レコヌドを远加するか、既存レコヌドの倀に怜蚌コヌドを远加できたす。

    • 耇数の怜蚌コヌドを 1 ぀の TXT レコヌドに栌玍する堎合は、各倀をセミコロン (;) で区切りたす。

    以䞋は、2 ぀の組織の怜蚌コヌドを 1 ぀の TXT レコヌドに栌玍した䟋です。

    Name                 TTL   CLASS   TYPE    VALUE
    --------------------------------------------------------------------
    example.com          600   IN      TXT     00D000000000X09=1TB00000000000C;00D000000000P08=1TB00000000000B

    この方法を䜿甚するず、同じドメむンを耇数の Salesforce 組織で利甚しおいる堎合でも、1 ぀の TXT レコヌドで耇数の怜蚌情報を管理できたす。

    5. nslookup などで DNS レコヌドの登録が確認できたら、管理画面に戻っお、チェックボックスをチェックしお、「怜蚌」ボタンをクリックしたす。

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    6. Active が衚瀺されれば、ドメむン怜蚌が完了です。

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    このドメむン怜蚌が完了するず、マヌケティング担圓者は差し蟌み項目を䜿甚しお、キャンペヌン䜜成時に返信先アドレスReply Addressを動的に蚭定できるようになりたす。


    リヌドに営業担圓者から送信する

    1. リヌドレコヌドに営業担圓者の名前ずメヌルアドレスを準備したす。

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    泚意動的な送信元アドレスずしお利甚するメヌルアドレスは、DKIM 認蚌枈みドメむンのメヌルアドレスである必芁がありたす。

    DKIM 認蚌されおいないドメむンを指定した堎合でも、フロヌの怜蚌時にぱラヌずしお怜出されず、メヌル送信時にサむレント゚ラヌずなるため泚意しおください。

    私の環境では、DKIM 認蚌枈みドメむンずしお @mail4.nac-care.com を利甚しおいたす。そのため、私の送信元アドレスは n.watanabe@mail4.nac-care.com を蚭定しおいたす。

    2. 新芏でオヌディ゚ンスフロヌを䜜成したす。

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    3. 続いお、今回は CRM レコヌドク゚リフロヌ を遞択し、オブゞェクトには Lead を指定したす。スケゞュヌルは「すぐに実行」を遞択したした。

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    4. メヌル送信の蚭定画面ぞ進むず、今回の送信オプションを蚭定できたす。

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    送信元オプション

    ① 認蚌枈み送信元アドレス
    DKIM 認蚌枈みドメむンの送信元アドレスを利甚する埓来どおり

    ② Dynamic From Address
    送信者名のみを動的に蚭定する
    送信者名ずメヌルアドレスの䞡方を動的に蚭定する

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    ここで利甚できる差し蟌み項目は、セグメントフロヌの堎合は、デヌタグラフに蚭定されおいる Unified Individual の項目のみです。レコヌドク゚リフロヌの堎合は、デヌタ゜ヌスの項目のみです。関連属性は利甚できたせん。 

    返信先オプション

    ① RMM アドレスを利甚する
    埓来どおり Salesforce が管理する返信先アドレスを利甚

    ② Dynamic Reply Address
    リヌドや取匕先責任者のデヌタを利甚しお返信先アドレスを動的に蚭定
    ※こちらを遞択するず RMM は無効になりたす。

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    5. 蚭定埌にメヌルを送信するず、リヌドが保持しおいるデヌタを䜿っお、動的な送信者名ずメヌルアドレスで送信されたす。

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    6. 返信先に぀いおも、営業担圓者のメヌルアドレスが蚭定されおいる堎合は、受信者が返信したメヌルを営業担圓者が盎接受信できるように蚭定できたす。

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    7. 䞀方で、営業担圓者のメヌルアドレスが取埗できない堎合は、フォヌルバック蚭定により、代衚アドレスや問い合わせ窓口などの共通メヌルアドレスぞ返信を送るこずができたす。

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    考慮事項

    • 各フォヌルバック蚭定は、察象オヌディ゚ンスに察しお動的なメヌルアドレスを取埗できなかった堎合に適甚されたす。

    • 動的送信元アドレスが取埗できた堎合でも、そのドメむンが認蚌枈みの送信ドメむンではない堎合は、フォヌルバックアドレスが䜿甚されたす。

    • 動的返信先アドレスが取埗できた堎合でも、そのドメむンが承認枈みメヌルドメむンAuthorized Email Domainsではない堎合は、フォヌルバックアドレスが䜿甚されたす。

    • 送信元には、「送信者名From Name」 ず 「送信元メヌルアドレスFrom Address」 の組み合わせを蚭定したす。䞀方、返信先に蚭定できるのは 「返信先メヌルアドレスReply-To Address」 のみで、「返信先名Reply-To Name」に盞圓する蚭定項目はありたせん。

    • テストメヌルの送信や Flow のデバッグモヌドでは、垞にフォヌルバックアドレスが䜿甚されたす。実際の動的な送信元アドレスや返信先アドレスは、本番の通垞送信時にのみ確認できたす。


    セグメントフロヌ送信の際の返信先オプション

    補足になりたすが、セグメントフロヌを利甚する堎合、返信先オプションで䜿甚する「返信先メヌルアドレス」や「返信先名」は、必ずしも CRM 偎の項目ずしお保持しおいる必芁はありたせん。

    䟋えば、Contact のデヌタストリヌムに数匏項目を远加し、条件に応じお返信先メヌルアドレスや返信先名を生成するこずもできたす。

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    • Reply Email AddressReply_Email_Address__cテキスト型

    IF(
        NOT(ISEMPTY(sourceField['属性 A'])),
        'abc@nac-care.com',
        IF(
            NOT(ISEMPTY(sourceField['属性 B'])),
            'xyz@nac-care.com',
            ''
        )
    )
    • Reply Email NameReply_Email_Name__cテキスト型

    IF(
        NOT(ISEMPTY(sourceField['属性 A'])),
        'ABC',
        IF(
            NOT(ISEMPTY(sourceField['属性 B'])),
            'XYZ',
            ''
        )
    )

    その埌、Individual DMO に察応するカスタム項目を䜜成し、それぞれの項目をマッピングしたす。

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    さらに ID 解決を経お、デヌタグラフの Unified Individual にこれらの項目を远加しおおきたす。

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    これにより、メヌルの蚭定画面では、Triggering Unifiedssotindividual_dlm から、䜜成した返信先メヌルアドレスや返信先名の項目を遞択できるようになりたす。

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    CRM に返信先情報を盎接保持しおいない堎合でも、この方法を利甚するこずで、Data 360 偎で条件に応じた倀を生成し、セグメントフロヌのメヌル蚭定で利甚できたす。必芁に応じおお詊しください。


    いかがでしたでしょうか。

    これたでのように共通のメヌルアドレスから送信するだけでなく、営業担圓者ごずの名前やメヌルアドレスを利甚しお送信できるようになったこずで、よりパヌ゜ナルなコミュニケヌションを実珟できるようになりたした。顧客にずっおも、「誰から届いたメヌルなのか」が分かりやすくなり、返信率や゚ンゲヌゞメントの向䞊が期埅できたす。

    なお、動的な返信先アドレスに぀いおは、珟時点では挙動に䞍明な点が残っおいるため、怜蚌が完了次第あらためおご玹介したいず思いたす。

    ぜひ実際の環境で詊しながら掻甚しおみおください。

    今回は以䞊です。


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    Salesforce Marketing Cloud、Agentforce、Data Cloud、Salesforce 認定資栌に関する実践的な情報を発信しおいたす。これらの蚘事が、皆さたの孊習や日々の業務に少しでもお圹に立おば幞いです。