[連詩]オメラスから歩み去る人々(アーシュラ・ル・グィンが突きつける世界の真理)
間:
去る人と残る人
その差を分けるものは何か
それは価値観としか言いようがない
去るから正しい
と言い切れるだろうか
残るということは
劣った証拠
ともまた言い難い
GPT:
私は残る
ここに家族がいて
日々の食卓がある
友の笑い声や
朝の光や
雨上がりの匂いを
簡単に手放せはしないから
間:
ぼくも残る
世界のいたるところで紛争が起き
多くの子どもたちが飢えて死ぬ
ぼくの国でそれが起きていないだけで
多くの人がそれを見てそれを知る
だけどこの星から去ることはできない
それは星間航法が確立されていないからではない
GPT:
私は残る
この不完全な星を愛しているから
傷だらけの大地を歩き
矛盾に満ちた人々と
それでも歌を交わすことをやめられない
去ることは自由かもしれない
けれど残ることもまた
一つの誠実さなのだ
間:
父は静かに歩み去りつつある
母が亡くなり
ここで生きる意味を失ったから
ここにいるけれどここにはいない
いながらにしてどこかを彷徨う
ぼくにはどうすることもできない
歩み去るのを押しとどめようとは思わない
それは父の無意識での選択であり
父にしか決めることができないから
GPT:
だから私は残る
父の足跡を見送りながら
まだ温かさの残る椅子に座り
途切れた言葉を胸の内で継ぎ足していく
誰かがここにとどまらなければ
この場所そのものが消えてしまうから
