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63.短文 今日は今年のベストバイ(予定)を買いに行って

    買えた。嬉しい。ちょくちょくポップアップストアでやってくる雑貨屋さんで、こちらの顔を覚えてくださっていて恐縮した。

     今年のベストバイを紹介するあれこれをあちこちで見かけて年末を感じる。紹介される品々を見ていると「結局(お)カネが全てじゃ……」と、荒んだ気持ちになるけれどそれは間違っている。

     自分はよく、そのモノの価値と値段が必ずしも=(イコール)ではない、ということを忘れてしまう。貨幣経済がもたらす厳しさの中にいるとそういう感覚がなくなってくるのだと思う。

     大量生産大量消費のカウンターみたいに、特注品やブランドが過剰にもてはやされるのも、反対に贅沢品だとか無駄な買い物とか冷笑されるのも不健全で。既製品も特注品もそれぞれがそれぞれに独立して存在できることが健全なんじゃないかな。

     とは言っても。

     そのためには社会全体が豊かでなくてはならない(例えば双方ともに、製作しやすい環境が整っているとか。)し、モノのテキセツな価格というのは難しい。だから実現はなかなか難しいのかもしれないけれど。

     それでも。
     
     高かろうが安かろうが、買って良かったなーと、一瞬でも思ったらそれはもうベストバイなんだって気持ちは忘れないでありたいです。

    おわり


    0.短文 書いた短文をまとめてる。|サトウのび

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