65.短文 2025年は虚無と孤独と理由のない寂しさ
と過ごした一年だった。特に2025年から始まった(あるいは今年から強まった)虚無感にはすっかりまいってしまった。
自分の理想と現状とのギャップに対する苦しみが、歳を重ねるたびに酷くなっている。こんなはずではなかった、と常に思いながら、過去のこれまでの選択を責め続けている。虚無感はその反動から来るものだと思う。
物語の世界であれば、節目、例えば12月31日にまるで霧が晴れるように、抱えているものから解放される瞬間がやってくるものだが、残念ながら自分がいるのは現実で、つまり霧の中に立っている。前進も後退もどちらも出来なかった。時だけが動いて2026年になった。霧から出ようともがくほど、自分のことを傷つけ、責めることになった。楽しかったことや嬉しかったこともたくさんあったが、そうであればあるほど、霧の中にいることを自覚することになった。
じゃあもういいか。今年は。
そういうわけで、2026年は虚無と孤独と理由のない寂しさと一緒に過ごすことに決めた。霧からも出ない。霧の中で自分を鋭くしながら生活を続けていければ、と思う。
ただ、せっかく一緒に過ごすのだから仲良くしたい。だからそれぞれのことはよく知ろうと思う。2025年後半に、虚無感や虚無主義の作家の作品に触れたり、ハンナ・アーレントなどから孤独について学ぶこともあったので、より深く学んでいければと思う。
今年も書くね。よろしくね。
おわり