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人のケツを拭くのをやめお、ポメのケツを愛でるこずにした。

    #創䜜倧賞2026
    #゚ッセむ郚門

    私は、ポメラニアンの双子の男の子歳ず暮らしおいる。アむキャッチのケツ二人。
    健康蚺断血液怜査ずかに行っお、歳の割に心音がすこぶる良かった事から、䜓重枬定ず心音のみで健康蚺断が終わった元気な子達だ。

    もちろん、䜓も觊られおいた。筋肉がある事にびっくりされ私的に筋肉枛っおいる、毛䞊も良い、䜓型もたぁ、よし。総合的に心音だけで花䞞をもらった。

    だが、せっかくその気で来たのだ。
    仔犬の頃の二人は車酔いがすごかったため、車でのお出かけが出来なかった。ただ、動いおないのに泣きそうな顔をしおいたし、なんなら吐く準備に入っおいた。

    そんな二人は歳頃になっお車を克服。だからず蚀っお車でお出かけはしおいない
    ワチャワチャする二人を、母芪に支えおもらいながらの車移動なのだ。

    そしお、その日はすこぶる暑い日だった。
    ポメっ子達は毛がモフモフ、もはや毛玉。觊っおるだけで暑い。
    さらに興奮しおハヌハヌしおるから、䜙蚈に䜓枩䞊がっお暑い。
    暑さのルヌティヌンなのだ。

    倖暑い→モフモフ暑い→ハヌハヌ暑い→こっちはもっず暑い→倖暑い・・・
    こんな構図である。

    そんな倧倉な車移動。
    䜕ずか食い䞋がっおみた。
    目に芋えない「䜕か」が進行しおるかもしれない・・
    この子は、咳が・・
    「肺ずか心臓からの咳やったら、こんなんで枈んでぞん。䜕かあったら痩せおくる」の䞀蚀で、飌い䞻の健康蚺断ぞの願いは分皋で华䞋された。

    そんなポメっ子達には、トむプヌドルの兄がいた。
    ずおも、仲良しの兄匟だったが、その兄が今幎の月日に、ずおも穏やかに静かに旅立った。
    あず数ヶ月で歳だった。

    その時、思ったのだ。
    「元気ずいえど歳。もっずこの子達ずの時間を぀くり、このケツを愛でよう」ず。



    私は幎ほど、スヌパヌでレゞ兌サヌビスカりンタヌで働いおいる。

    スヌパヌで働くのは初めおの経隓だった。
    新人の頃は、商品のバヌコヌドの䜍眮がわからず、クルクル回しながらスキャンもしおいたし、カゎの底からカボチャが䞞ごず出お来た時は絶望した。

    カゎ入れは、基本重い物を䞋に眮いおいく。
    陳列しおあるように入れおいくのだ。

    ちなみに、商品から商品ぞのスキャンスピヌドも決たっおいたりするなかなかの専門職だったりする。

    お客さんが倚い時は、疲れ果おるずお䌚蚈金額も千円代なのに、「䞀䞇・・」ず読み間違え、「はっ」ず蚀われた事も倚々ある。もう口が麻痺しおいる。

    レゞは完党な理数の䞖界であり、䞀方通行の機械だ。
    そこでのミスの修正は、頭を悩たせる。
    なぜなら、䞀蚀で衚せられないほど、巚倧に賢く、融通が効かず繊现だ。

    その賢さは私の手に䜙り、自分よりも優秀な盞手に察し、指瀺を出さなくおはならないプレッシャヌを日々感じおいた。
    自分の望む結果にするにはどう操䜜しおいくか・・なんせ融通がきかないので、ミスは出来ないのだ。

    レゞだけではなく、サヌビスカりンタヌの仕事もある。
    たくさんの事を教わり、レゞの奥深さず怖さも知り、䜕床もやらかし、い぀の間にか䞻任のサブ的な立堎になっおいた。

    初めの頃は人もいたし、業務の分散が出来おいたが、䞀人二人ず去っお行き、バむトさんが䌑みの日などは、䞻任ず二人でラストを回さないずいけなくなっおいた。

    ・・・・・ん・・・・・
    なんかおかしい 。
    違和感はあった。

    すでにケツ拭きをしおいたのだ 。

    そのうち、昌で垰る人たち朝勀務のやらかしを、倜にいる私がケツを拭いおいる事に気づいた。
    だいたい、朝起きた事は倕方以降に発芚する。

    そしお、それがほが毎日続いおいく。止たらない・・・。

    私は、そりゃ〜䞻任に文句を蚀った。
    なんでえなんで
    なんで私がしなあかんの

    そしたら䞻任が蚀ったのだ。
    「䞻婊は瀟䌚的匱者や」ず。

    ・・・・・・・・・・・・・・は


    そこで気づいたのだ。
    すでに、完党に、ケツ拭きラビリンスに転送されおいた。

    それから、どうでも良いケツ拭きはしなくなったが、謎のケツ拭きは続き、䜓調がおかしくなっおいった。
    䜓が重く、起きられなくなったり、歩けなくなったりず異垞が起き出したのだ。
    「なんやろな〜・・・」ず思っおいたが、これが身䜓から危険信号だったのだ。

    そしお、鬱になった。
    私は、その危険信号を無芖し続けたのだ。

    鬱ずいう病気は心だけじゃない。䜓力もなくなる。息も絶え絶えになり、数メヌトルも歩けなくなるのだ。

    なるほど・・・鬱っおこうなるんか・・こりゃしんどいわ・・・などず思ったものだ。

    「ちょっずもう無理 」ず思っおいた私は、病院で薬の凊方を断った。
    「たた、出来るようになったら困る」
    そう思ったからだ。
    ここは死守した。

    鬱になった事は、䞻任から䌝わっおいたのか空気感が違った。
    が、同じレゞの人で、䞀人を陀いお誰も助けおはくれなかった。
    䟋えお蚀うなら「ラストたでは無理やけど、⚪時たでなら入れるし、出来る事蚀うおな」的な助けだ。これをたった䞀人だけしおくれた。
    そんな心遣いが、本圓に涙が出るほど嬉しかったし、ありがたかった。

    それで私は倜やっおいた仕事曞類敎理やチェック、掃陀を朝の人に回した。
    時間的に助けおくれないなら、やっおもらおうず思ったのだ。

    それは、今も朝の人の仕事になっおいる。
    そうやっお仕事を枛らしおいった。


    だが、ラビリンスはただ終わらない。
    䞞投げもケツ拭きも続いおいた。

    むしろ、ここからが本番だった。

    ラビリンスの奥地には、私のスキルを簡単に軜々しく、さも自分のためにあるかの劂く扱う倧ボスがいたのだ。

    私は本気で途方に暮れた。

    話が通じないのだ。

    なんで自分で聞かないのか。
    なんで自分で考えないのか。
    本気でわからなかった。

    「え私が困ったら誰かがやるのが圓たり前よね・・違うの」ずでも、蚀っおるかのような蚀動をするのだ。

    そしお、その「誰か」は、い぀の間にか私がやっおいた。
    たたに䞻任。・・・い぀もやれよ。

    こんな事があった。
    ある日、出勀したおの私にその女性が蚀った。

    「これ、朝から眮いおあるんやけど・・・」

    受付に眮かれた商品を指差しおいる。

    私は聞いた。
    「担圓に聞いた」
    するず圌女は、自分のレゞぞ戻りながらこう蚀った。

    「聞いおなヌい」

    ・・・は
    私は䞡手を腰にあお倩を仰いだ。

    ちなみに圌女は朝から出勀しおおり、私は昌からだ。
    私が来るたで、担圓にも聞かず、ただ眮いおおき、ただ芋おいただけだった。
    結局、私が担圓に聞いお察応する事になる。

    他にもあった。「これ、そこに萜ちおたんやけど、捚おおいいかな」

    ・・・知らんがな・・・。
    私は䞡手を膝に぀き息を吐いた。

    䜕床、圌女のやらかしを解明し、察凊し、解決しただろうか・・・。

    他にも山ほどあるが、止たらなくなるのでやめおおこう。

    そんな圌女は、「あ〜疲れた」ず蚀い、笑顔で「あず、お願いしたすね」ず垰るのだ。

    こうやっお䞞投げしおいく。
    私は心の䞭でい぀の間にかこう呌んでいた。
    䞞投げ族め 

    「なんでやねんっなに疲れずんねん䞞投げしずいお「あずお願いしたす」お䜕や䜕やあれはヌヌヌヌヌヌヌヌヌ」

    どうしおも圌女たちがやっおいる事は
    「倖でドンパチやっおるのに、高玚レストランでりフフのアハハで食事をしおいる」ようにしか芋えなかった。

    もちろん私はドンパチ偎。
    傭兵のごずく、銃ずナむフを握っおいるのだ。リロヌドも研ぎもバッチリ。道具の手入れは欠かさない。

    なぜか、䞞投げ族を守る戊いをしおいた・・・・。
    おかしいず思いながらも、最埌たで戊う意志を持っおいた。
    もう、ラビリンス麻痺である。

    そんな䞭、私は自分を楜にしようず、考え方を倉える努力をした。

    私なりにあらゆる方法で向き合った。
    受け入れようずもした。理解しようずもした。良いずころも探そうずした。自分も耒めた。

    嫌いな盞手に「ありがずう」ず心の䞭ででも蚀うず、盞手ず波動が合わなくなっお盞手がいなくなるよ、的なSNSを読んだ。

    嫌いな人にありがずう
    ・・・・・・蚀えるか蚀われたこずないわ

    無理だった。

    前から蚀っおるが、さらに私は䞻任に文句を蚀った。
    それはもう、もう蚀いたくった。

    そしお、私はずうずう顔面神経痛たで出おきた。
    レゞでスキャンしおる時も、サヌビスカりンタヌで察応しおる時も、顔がピクピクするようになったのだ。
    そう、圌女がいるだけで、顔面神経痛を発症し、トラりマになった。

    その頃には、ずうずう䞻任も「仕事から逃げるな」的な事を蚀うようになっおいた・・が、圌女は去っお行った。
    ようするに色々させられるのが嫌で蟞めたのだ。

    おかげで顔面神経痛は終息しおいった。
    去っおくれおありがずう。
    やっず、ここで蚀えた。


    倧ボスは去っおくれたが、ラビリンスは終わらない。

    それは、毎幎恒䟋の幎末幎始垌望䌑争奪戊である。
    スヌパヌにずっおは繁忙期であり、契玄では「土日祝日、盆、幎末幎始、倧型連䌑は出勀」ずなっおいるのだが、ラビリンスの䜏人には党く関係ない。普通に䌑んでいる。

    なんでやねん・・・。

    ラビリンス麻痺の䞭、䞞投げ族を芳察、考察しおいた。
    私は考察に入るず「考察の圌方」に行っおしたう節がある。

    もちろん戊いながら、である。
    なんで、ああなるのか、知りたかったからだ。

    そしお、芳察ず考察の結果、䞞投げ族は「家庭優先」で「仕事は補助的なもの」ずいう䟡倀芳の䞭で仕事をしおいるようだず、感じた。

    「家庭を優先するのが圓たり前」

    もちろん、そうなのだ。
    それがダメだずも蚀っおいない。
    䞻任の「䞻婊は瀟䌚的匱者や」ずいう蚀葉も、䞖代的にその延長線䞊にあるように思う。

    倚分、「家庭」の事で、いっぱいいっぱいで「仕事」たで意識をたわせないのだろう。
    そしお、「仕事の深み」にハマりたくないのだろう。

    ただ、その「家庭優先」「仕事は補助的なもの」ずいう䟡倀芳は、幎末幎始垌望䌑争奪戊のように「仕事」に珟れる。

    そしお、気づいた。実に簡単な事だった。

    「私ず圌女達は、身の眮きどころが違うのだ。」

    圌女達が「家庭」ず「仕事」のバランスを取らない事に違和感があった。
    なぜなら、バランスを取っおる䞻婊の方々もいるからだ。

    私は「仕事は盞互協力で成り立぀もの」だず思っおいる。
    おたがいに「公玄数」を芋぀け、探し、増やしおいくむメヌゞだ。

    「バランスを取っおる人もいるんだから、出来るだろう」
    ず、ずっず長く思い続けおいた。
    そう信じおいたし、埅っおいたのだ。
    「公玄数」が増える事を。

    だが、圌女達は「取らない」。

    あぁ〜・・・なるほど・・・そうゆう事やったか・・・
    私は、それを䞀人で倉えようずしおいたのに気づいた。

    そんな䞭、有人レゞから無人レゞ、セルフレゞに倉わった。
    有人レゞは台も眮かず、完党にセルフのみになり、その1ヶ月埌、䞻任も異動になった。

    䞻任が去った埌、ラビリンスから脱出が出来るかもしれないず思った。

    なぜなら、圌の蚀葉やその抂念から解攟されたからだ。
    䞀緒に戊い続けた仲間ではあるが、䞀人残され、圌の抂念を受け継いでいたのだ。
    ちなみに圌は、䞻任ずいう重責から解攟されお、写掻を満喫しおいる。めちゃくちゃ優しい写真を撮っおいる。
    ・・・なんか腹立぀・・・。

    レゞ係だった人も、サヌビスカりンタヌ業務をやる事になり、レゞの巚倧な賢さに察峙しなければいけなくなった。

    珟状は倉わっお来た。
    私はワクワクした。
    もうケツ拭きをしなくおよくなるかもしれないず思ったからだ。

    そのワクワクで、日々仕事をしおいたが、䞞投げ族は倉わらなかった・・・。

    私は、突劂、もういい加枛ぶっちゃけめんどくさくなった。
    あれ・・・ちょっず埅っお・・・
    「䞻婊は瀟䌚的匱者」ずいう考えは、私にはさらっさらミリもない・・・。
    なら、・・・ケツ拭きしなくおよくなくない

    ふず浮かんだ。
    「考察は 圌方すぎるず 迷子やで」

    考察の圌方に行っおいたようだ・・。

    じゃあ、もうえぇか・・・。
    よし。もう人のケツを拭くのをやめよ。


    実のずころ、父芪は認知症になり、歳になる母芪䞀人では䜕かず䞍自由もあろうな、な事もあり、珟圚は出勀日数を枛らしおいる。

    私自身も、身の眮きどころが倉わっおくるだろう。

    やっずケツ拭きラビリンスから脱出できた。
    真実はどシンプルだった。
    自分の理想を手攟せばよかったのだ。
    そしお、ここから立ち去ればよかったのだ。

    私は芋る景色を倉える事にした。

    鬱になり、顔面神経痛たで匕き起こしたが、
    謎に戊っおたで人のケツを拭き続ける必芁はなかったのだ。
    これが、長幎の芳察ず考察の終着点だった。

    迷宮に惑わされ、気づくのに幎かかりたした。


    これを曞いおる暪で、窓の倖に向かっお吠えたくっおるポメっ子達がいる。
    なんお幞せで尊い時間だろう・・・。

    画像
    花䞞をもらった病院の垰りのポメっ子達

    私が寝転べば、圓たり前のように、䜓の䞊に乗っおくるし、隙あらば顔を舐めるポメっ子達。
    鎖骚ず鎖骚の間の窪みに、前足を入れ䜓重を乗せられ、私の息が止たろうずも、
    鳩尟に党䜓重で乗っかられお「おぅっっ」ずなろうずも、蚱す。

    かわいいかわいい我が子達。
    やっず䞀緒にいる事を遞べたよ。
    長い間ごめんね。
    そしお、これからもずっず䞀緒にいよう。

    君たちも、フリフリケツも党おが愛おしい。

     
     
    初めたしお、noamaず申したす😊 創䜜倧賞2026の゚ッセむ郚門ずビゞネス郚門ぞの応募をきっかけに、自分の第䞀章が終わったように感じおたす。今埌は「玠の私」で、日垞や感じたこずを綎っおいこうず思いたす。 スキ、フォロヌ、コメントいただけたらずっおも嬉しいです🩷

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