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第1話「最悪の入孊匏」

はじめたしお。ノヌネムです。

この䜜品を開いおくださり、本圓にありがずうございたす。

『嫌われ者ず透明なラブレタヌ』は、たった1぀の事件をきっかけに、居堎所を倱っおしたった少幎の物語です。

新しい高校生掻。
新しい教宀。
新しい出䌚い。

本圓なら、そこには垌望があるはずでした。

けれど、誰かの悪意によっお日垞は䞀瞬で壊され、䞻人公・倩瀬叶倪は「嫌われ者」ずしお高校生掻を始めるこずになりたす。

信じおもらえない苊しさ。
誀解が広がっおいく怖さ。
そしお、それでも消えない小さな垌望。

この物語では、友情、孀独、噂、眪悪感、そしお「本圓に人を信じるずはどういうこずなのか」を描いおいきたいず思っおいたす。

最初は少し重たい始たりかもしれたせん。

でも、読み進めるほどに登堎人物たちの関係は少しず぀倉わっおいきたす。
嫌いから始たる感情が、どんな圢に倉わっおいくのか。
透明だった想いが、い぀か誰かに届くのか。

ぜひ、叶倪たちの高校生掻を最埌たで芋守っおいただけたら嬉しいです。

それでは、第1話「最悪の入孊匏」からお楜しみください。


第1話「最悪の入孊匏」

 高校生掻の始たりは、もっずたぶしいものだず思っおいた。

 新しい制服。
 ただ折り目の残る教科曞。
 知らない名前ばかりのクラス名簿。
 䜓育通に䞊ぶ新入生たちの、少し浮぀いたざわめき。

 倩瀬叶倪は、その党郚をどこか遠くの景色みたいに芋おいた。

 別に、期埅しおいなかったわけじゃない。

 䞭孊では目立぀タむプではなかった。友達が倚いわけでも、䜕か特別な才胜があるわけでもない。けれど、だからこそ高校では少しくらい倉われるかもしれないず思っおいた。

 新しい堎所なら、前の自分を誰も知らない。
 新しい教宀なら、最初からやり盎せる。
 新しい制服なら、自分も少しは違う人間に芋えるかもしれない。

 そんな、ありふれた期埅だった。

「新入生、起立」

 壇䞊の先生の声に合わせお、䜓育通に怅子を匕く音が䞀斉に響く。

 叶倪も立ち䞊がった。

 その瞬間、斜め前の列にいる女子の暪顔が目に入った。

 月森璃乃。

 名札に曞かれた名前を、叶倪は無意識に読んでいた。

 たっすぐ前を向く姿勢がきれいな女子だった。肩たで䌞びた黒髪は光を受けおさらりず揺れ、暪顔は静かで、少し近寄りがたい。けれど冷たいわけではなく、隣の女子に䜕か小さく声をかけられるず、ふっず柔らかく笑った。

 その笑顔を芋お、叶倪は少しだけ目を逞らした。

 自分には関係のない䞖界の人だ。

 そう思った。

 この時の叶倪はただ知らなかった。

 数時間埌、その月森璃乃が、自分を心の底から軜蔑するこずになるなんお。

 そしお、そのたった䞀蚀で、自分の高校生掻が終わったも同然になるなんお。

 入孊匏は、䜕事もなく終わった。

 校長の長い話。担任玹介。新入生代衚の挚拶。どれもありきたりで、けれど叶倪にはそれが少し心地よかった。

 普通。

 たぶん自分がほしかったのは、それだった。

 教宀に戻るず、担任の柏朚颯銬が黒板の前に立った。若い男の先生で、スヌツの着方がただ少しぎこちない。けれど声は明るく、話し方には人を安心させる柔らかさがあった。

「今日から1幎間、この1幎2組の担任をする柏朚颯銬です。えヌ、俺も担任1幎目なので、みんなず䞀緒に成長しおいけたらず思っおたす」

 教宀のあちこちから小さな笑いが起きた。

 叶倪も少しだけ口元を緩める。

「この埌は新入生歓迎䌚がありたす。郚掻玹介ずか、生埒䌚の䌁画ずか、たあ色々あるらしいです。迷子にならないように、䜓育通に移動しおください」

 クラスメむトたちはすぐに立ち䞊がり、近くの垭同士で話し始めた。

「ねえ、どこの䞭孊」

「郚掻入る」

「むンスタやっおる」

 声があちこちで匟む。

 叶倪は鞄を持ち䞊げたたた、少しだけ出遅れた。

 誰かに話しかけたい。けれど、䜕を蚀えばいいかわからない。䞭孊の時も、最初の䞀蚀がい぀も苊手だった。

 その時、埌ろから軜い声がした。

「なあ、倩瀬だっけ」

 振り向くず、茶色がかった髪の男子が立っおいた。名札には矜柎灯真ずある。

「うん。倩瀬叶倪」

「俺、矜柎灯真。よろしくな。䜓育通どっち」

「え、たぶん  廊䞋出お巊」

「お、助かる。俺、方向音痎なんだよね。孊校で遭難したら笑っおくれ」

「いや、ただ初日だけど」

「初日だからこそ迷うんだろ」

 灯真はけらけら笑った。

 その笑い方があたりにも自然で、叶倪も぀られお笑った。

 高校で初めお、たずもに䌚話ができた。

 それだけのこずなのに、胞の奥が少し軜くなった。

 䜓育通ぞ向かう廊䞋は、新入生で混み合っおいた。誰もがどこかそわそわしおいお、空気そのものが新しい匂いをしおいるようだった。

 䜓育通に入るず、ステヌゞには倧きなスクリヌンが蚭眮されおいた。䞡偎にはスピヌカヌ。攟送委員らしき生埒たちが慌ただしく機材を確認しおいる。

 叶倪は1幎2組の列に座った。

 少し前の垭には、月森璃乃ず、もう1人の女子が䞊んでいる。

 その女子は氎科莉倮奈ず呌ばれおいた。璃乃よりも明るい雰囲気で、䜕か話すたびに䞡手を小さく動かす癖がある。璃乃はそんな莉倮奈の話を聞きながら、時々うなずいおいた。

「仲よさそうだな」

 隣に座った灯真が小声で蚀う。

「誰が」

「前の2人。月森さんず氎科さん 入孊匏からもう芪友感出おる」

「たしかに」

「倩瀬は 䞭孊からの友達ずかいないの」

「うん。ここにはいない」

「じゃあ俺ず同じだ。がっち同盟だな」

「同盟っおほど䜕もしおないけど」

「いいんだよ。響きが匷そうだから」

 灯真はそう蚀っお笑った。

 叶倪は、その時、本圓に思った。

 今日からなら、うたくやれるかもしれない。

 けれど、その期埅はあたりにも簡単に壊れた。

 歓迎䌚は最初、順調だった。

 生埒䌚長の挚拶。運動郚の掟手なパフォヌマンス。軜音郚の挔奏。挔劇郚の短い寞劇。䜓育通は䜕床も笑いず拍手に包たれた。

 叶倪も普通に楜しんでいた。

 自分がこの孊校の䞀員になったような気がしお、少しだけ胞が熱くなった。

 歓迎䌚の終盀、生埒䌚の䌁画ずしお「新入生応揎メッセヌゞ」が流されるこずになった。

 スクリヌンに、先茩たちからの短いメッセヌゞが映る。

『高校生掻、最初は䞍安でも倧䞈倫』

『友達は焊らなくおもできたす』

『郚掻も勉匷も恋も、党力で楜しんでください』

 䜓育通の空気が和んでいく。

 その時だった。

 ブツッ、ず音が切れた。

 スクリヌンが䞀瞬だけ黒くなる。

 誰かが「え」ず声を挏らした。

 次の瞬間、画面に癜い背景ず黒い文字が映し出された。

『氎科莉倮奈は、䞭孊時代に――』

 䜓育通の空気が凍った。

 その埌に続いた文章を、叶倪は最埌たで読むこずができなかった。

 けれど、呚囲の反応だけでわかった。

 それは、絶察に倧勢の前で晒しおはいけないものだった。

 莉倮奈の䜓がびくりず震えた。

「やだ  」

 小さな声が、叶倪の耳にも届いた。

 璃乃がすぐに莉倮奈の肩を抱く。

「芋ないで。倧䞈倫、莉倮奈、芋なくおいい」

「なんで  なんでこれ  」

 莉倮奈の声は震えおいた。

 スクリヌンには、さらに別の文章が衚瀺される。

 たるで誰かの告癜文のようだった。
 誰にも蚀えなかった匱さ。
 人に知られたくない過去。
 自分を責める蚀葉。
 助けおほしいずいう叫び。

 䜓育通にざわめきが広がる。

「䜕これ  」

「氎科さんの」

「やばくない」

「誰が流したの」

 先生たちが慌おおステヌゞ脇に走る。攟送委員が機材に飛び぀く。けれど画面はなかなか消えない。

 璃乃の顔が怒りで真っ赀になっおいた。

「止めおよ 早く止めお」

 その声が䜓育通に響いた盎埌、ようやくスクリヌンが暗転した。

 けれど、もう遅かった。

 芋られおしたったものは、戻らない。

 莉倮奈は顔を䞡手で芆い、肩を震わせおいた。

 璃乃は圌女を抱きしめながら、必死に呚りを睚み぀ける。

「芋ないでっお蚀っおるでしょ」

 叶倪は動けなかった。

 䜕が起きたのか理解できなかった。

 ただ、胞がざわざわしおいた。

 ひどい。

 誰がこんなこずを。

 そう思った。

 本圓に、それだけだった。

 歓迎䌚は䞭断された。

 新入生たちは䞀床教宀ぞ戻るよう指瀺された。䜓育通から出る生埒たちはみんな小声で話しおいた。

 莉倮奈は璃乃に支えられながら、ふら぀く足取りで出口ぞ向かった。

 叶倪はその埌ろ姿を芋おいた。

 声をかけられるはずもなかった。

 けれど、なぜかその堎から目を離せなかった。

 その時、背䞭に誰かがぶ぀かった。

「うわっ」

 叶倪はよろめいた。

 混雑した䜓育通の出口付近。生埒たちが䞀斉に動いおいお、足元が芋えにくい。

 叶倪はバランスを厩し、前にいた誰かの肩に手を䌞ばしかけた。

 その先にいたのは、璃乃だった。

「え――」

 叶倪の指先が、璃乃の背䞭に觊れたか觊れないかの瞬間。

 璃乃の足が階段の段差を螏み倖した。

「璃乃」

 莉倮奈の叫び声。

 叶倪は反射的に手を䌞ばした。

 掎もうずした。

 助けようずした。

 けれど、その動きは間に合わなかった。

 璃乃の䜓が前に傟く。階段の手すりに腕がぶ぀かり、圌女はかろうじお転萜を免れた。近くにいた女子が悲鳎を䞊げる。

 叶倪の心臓が、嫌な音を立おた。

「倧䞈倫  」

 そう蚀おうずした。

 だけど、璃乃が振り返った瞬間、叶倪の蚀葉は喉の奥で固たった。

 璃乃の目が、たっすぐ叶倪を刺しおいた。

 怒り。恐怖。嫌悪。

 その党郚が混ざった目だった。

「あんた  今、抌した」

「違う」

 反射的に叫んだ。

 けれど、その声は呚囲のざわめきに飲たれた。

「今の芋た」

「倩瀬が抌したよね」

「やば  」

「さっきのスクリヌンのや぀も」

「え、同じ人」

 違う。

 違う。

 違う。

 叶倪は必死に銖を振った。

「俺じゃない。抌しおない。本圓に、埌ろからぶ぀かられお――」

「蚀い蚳しないで」

 璃乃の声は、冷たかった。

 さっきたで莉倮奈を守るために震えおいた声ずは違う。

 感情が凍り぀いたような声だった。

「莉倮奈のこずも、私のこずも  どこたで最䜎なの」

「だから違うっお」

「じゃあ䜕 たたたた 党郚たたたたなの」

 叶倪は答えられなかった。

 たたたた。

 その蚀葉が、あたりにも匱く聞こえたから。

 自分でも信じおもらえる気がしなかった。

 歓迎䌚で莉倮奈の秘密が流された。
 その盎埌、璃乃が階段で転びかけた。
 近くにいたのは自分。
 䌞ばした手も、自分。

 状況だけなら、最悪だった。

 そしお最悪は、ただ終わっおいなかった。

 誰かがスマホを掲げおいた。

 画面には、今の瞬間が映っおいる。

 叶倪が璃乃の背䞭に手を䌞ばし、璃乃が前に倒れかける映像。

 角床のせいで、それは完党に「突き飛ばした」ように芋えた。

「動画、もう回っおる  」

 誰かが蚀った。

 叶倪の背筋が冷たくなった。

 璃乃もそれを芋た。

 そしお、もう䞀床叶倪を芋る。

 その目には、信じる䜙地なんお䞀぀もなかった。

「最䜎」

 たった2文字。

 けれどそれは、叶倪の胞を深く切り裂いた。

 璃乃は莉倮奈の手を握り、叶倪から䞀歩離れた。

 その䞀歩が、たるで䞖界の境界線みたいだった。

「二床ず話しかけないで」

 䜓育通前の階段に、沈黙が萜ちた。

 叶倪は䜕も蚀えなかった。

 違う。

 俺じゃない。

 本圓は、そう叫びたかった。

 けれど、璃乃の背䞭を芋た瞬間、声が出なくなった。

 莉倮奈は泣いおいた。
 璃乃は怒っおいた。
 呚りの生埒たちは、自分を芋おいた。

 奜奇心ず嫌悪の混ざった目で。

 その䞭に、味方はいなかった。

 さっきたで「がっち同盟だな」ず笑っおいた灯真も、少し離れた堎所で固たっおいた。圌の顔には困惑が浮かんでいる。信じたいのか、疑っおいるのか、それすらわからない衚情だった。

 先生たちが慌おお駆け぀ける。

「䜕があった」

「月森、倧䞈倫か」

「倩瀬、こっちに来なさい」

 柏朚先生の声がする。

 叶倪は動けなかった。

 足元がぐらぐらしおいる気がした。

 呚囲ではもう、誰かがスマホを芋ながら囁いおいる。

「1幎2組の倩瀬叶倪だっお」

「歓迎䌚のや぀もあい぀」

「月森さん抌したの」

「氎科さん、かわいそう」

 ただ䜕も決たっおいない。

 誰も真実を知らない。

 それなのに、叶倪の名前はもう、悪意の圢をしお広がり始めおいた。

 叶倪は制服の袖を握りしめた。

 違う。

 違うんだ。

 なのに、どうしお。

 䜓育通の倖から差し蟌む春の光は、やけに明るかった。

 その明るさが、かえっお残酷だった。

 今日から始たるはずだった。

 普通の高校生掻が。
 新しい友達が。
 少しだけ倉われるかもしれない自分が。

 党郚、始たるはずだった。

 けれど叶倪の高校生掻は、この日、別の圢で始たった。

 歓迎される新入生ずしおではなく。

 誰かの秘密を晒し、誰かを突き萜ずした犯人ずしお。

 そしお、月森璃乃に心の底から嫌われた人間ずしお。

 教宀ぞ戻る廊䞋で、叶倪のスマホが震えた。

 知らない番号から、短いメッセヌゞが届いおいた。

『芋おたよ』

 叶倪は息を止めた。

 続けお、もう䞀通。

『嫌われ者生掻、入孊おめでずう』

 画面を握る指先が、冷たくなっおいく。

 誰かがいる。

 自分を芋おいる誰かが。

 党郚を仕組んだ誰かが。

 叶倪は顔を䞊げた。

 廊䞋の先で、璃乃が䞀床だけ振り返った。

 その目にあったのは、もう怒りだけではなかった。

 軜蔑だった。

 信じおもらえないこずが、こんなにも苊しいなんお知らなかった。

 叶倪はその日、初めお知った。

 人は、たった1日で居堎所を倱う。

 たった1぀の事件で、名前の意味たで倉えられおしたう。

 そしお――。

 嫌われ者になるのに、理由なんお必芁ない。

 誰かがそう芋せれば、それだけで十分だった。


ここたで読んでくださり、本圓にありがずうございたす。

第1話「最悪の入孊匏」では、䞻人公・倩瀬叶倪の高校生掻が、あたりにも残酷な圢で始たりたした。

本圓なら、入孊匏は新しい出䌚いや期埅に胞を膚らたせる日です。
けれど叶倪にずっおは、たった1日で呚囲からの芖線が倉わり、自分の蚀葉すら信じおもらえなくなる日になっおしたいたした。

誰かに誀解されるこず。
本圓のこずを蚀っおいるのに届かないこず。
呚りの空気だけで、自分ずいう人間が決め぀けられおしたうこず。

そういう苊しさを、この第1話では倧切に描きたいず思いたした。

そしお、月森璃乃や氎科莉倮奈もたた、ただ叶倪を責めるだけの存圚ではありたせん。
圌女たちにも、それぞれ守りたいものや傷぀いた理由がありたす。

ただ始たったばかりの物語ですが、この事件をきっかけに、叶倪たちの関係は少しず぀動き出しおいきたす。

誰が䜕を仕組んだのか。
叶倪は本圓に孀独なたたなのか。
そしお、璃乃ずの関係はこのたた終わっおしたうのか。

これから少しず぀明かされおいく真実ず、倉わっおいく人間関係を楜しんでいただけたら嬉しいです。

次回も読んでいただけるず、ずおも励みになりたす。

ここたでお付き合いいただき、ありがずうございたした。


登堎人物

※☆は新芏の登堎人物

☆倩瀬 叶倪あたせ かなた

本䜜の䞻人公。
高校入孊をきっかけに、今たでの自分を少しだけ倉えたいず思っおいた少幎。

目立぀タむプではなく、人付き合いも埗意ではないが、根はたじめで優しい。
新しい高校生掻に小さな期埅を抱いおいたものの、入孊初日に起きた事件によっお、呚囲から誀解される立堎になっおしたう。

本圓のこずを䌝えたいのに、誰にも届かない。
そんな孀独の䞭で、叶倪の高校生掻は始たっおいく。


☆月森 璃乃぀きもり りの

叶倪ず同じ高校に入孊した女子生埒。
萜ち着いた雰囲気を持ち、たっすぐで芯の匷い性栌。

倧切な友人を守ろうずする気持ちが匷く、理䞍尜なこずや人を傷぀ける行為には匷い怒りを芋せる。
入孊初日の事件をきっかけに、叶倪ぞ匷い䞍信感を抱くようになる。

叶倪にずっお、最も遠い存圚になっおしたった少女。


☆氎科 莉倮奈みずしな りおな

璃乃の友人。
明るく芪しみやすい雰囲気を持぀女子生埒。

入孊匏の日、ある出来事によっお深く傷぀いおしたう。
その事件は、叶倪ず璃乃の関係にも倧きな圱を萜ずすこずになる。

笑顔の裏に䜕を抱えおいるのかは、ただ倚く語られおいない。


☆矜柎 灯真はしば ずうた

叶倪ず同じ1幎2組の男子生埒。
明るく、人懐っこい性栌で、初察面でも気軜に話しかけられるタむプ。

入孊初日、叶倪に声をかけた数少ない人物。
軜い冗談を蚀っお堎を和たせる䞀方で、突然起きた事件を前に戞惑いを芋せる。

叶倪にずっお、最初に䌚話を亀わしたクラスメむト。


☆柏朚 颯銬かしわぎ そうた

1幎2組の担任教垫。
担任1幎目の若い先生。

少し䞍慣れなずころはあるものの、生埒たちず真剣に向き合おうずする誠実さを持っおいる。
入孊初日から起きた倧きな隒動に、教垫ずしお向き合うこずになる。


☆謎の人物

入孊初日の事件の裏で、叶倪に䞍気味なメッセヌゞを送っおきた存圚。

䜕者なのか。
䜕を目的ずしおいるのか。
なぜ叶倪を芋おいたのか。

その正䜓は、ただ明らかになっおいない。


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